2026 サイエンスチャレンジ

 

サイエンスチャレンジは、授業を離れて、様々な「科学」に挑戦する講座です。「好奇心」がある人ならば、誰でも参加できます。多くはサタデープロジェクト(サタプロ)枠内での開催ですが、放課後や夏休みに行われる場合もあります。この3月に卒業した先輩も「自分の進路ややりたいことを明確にするのにとても役立った」「今になって参加することの大切さを知ったから、もっと大事さを考えるべき」とアンケートで答えてくれた、イチオシのSSH企画です。年度末にはサイエンスチャレンジ・サタデープロジェクト等の課外活動に最も多く参加した生徒を「洛北アクティブラーナーアワード」として表彰しています。

 

サイエンスツアー「明治なるほどファクトリー大阪・関西リサイクルシステムズ」

 

8月21日(金)、希望生徒25名が、明治なるほどファクトリー大阪(高槻市)および関西リサイクルシステムズを訪問しました。明治なるほどファクトリー大阪では、カカオの収穫からチョコレートができるまでのプロセスを動画で学んだ後、「きのこの山」と「たけのこの里」の製造ラインを見学しました。型にチョコレートを流し込んで外すダイナミックな動きや、正確な箱詰めロボットの動きに感動しながら、安全かつ効率的に製品を届けるための工夫を学びました。関西リサイクルシステムズでは、家電リサイクルの概要説明を受けた後、エアコンの解体や樹脂の選別プロセスを見学しました。洗濯機の解体実演では、鮮やかな作業に圧倒されつつ、素材ごとの再資源化手法への理解を深めました。見学後には3〜4人のグループに分かれ、電動ドリルを用いた洗濯機のフタの分解作業を体験。生徒たちが夢中で手を動かす姿が印象的でした。普段何気なく手にしている製品が「つくられる過程」と、役目を終えて「生まれ変わる過程」を連続して見学することで、ものづくりへの多角的な視点を養う有意義な一日となりました。

 

令和8年度 第2回サタデープロジェクト

 

 サタデープロジェクトは土曜日を活用した希望者参加型(年間5回)の企画です。7/11に開催された第1回の企画の中から理数系の取組(サイエンスチャレンジ)の様子をご紹介します。

京都マス・フェスに挑戦

 7月7日から始まった、京都府教育委員会と大阪府教育委員会が合同で主催する「京都マス・フェス」に挑戦しました。はじめは個人で考え、その後グループを作って議論して、と計画していましたが、思いのほか参加した人たち全員が熱中して解答を応募しようと問題に取り組んでくれていたので、最後まで個人での取り組みとしました。1時間ほど時間を延長して取り組んだ人もいて、数学に熱中する2時間となりました。


野菜をもっと知ろうパート2

 普段何気なく口にしている野菜にも、さまざまな不思議があります。世界の穀物と食文化について学んだ後、今回は野菜を取り上げ、特にタマネギとトウガラシに着目して講義を行いました。身近な野菜に関する疑問を参加者自身で考える形式で進め、皆が真剣に、そして楽しみながら取り組んでいる様子が印象的でした。「普段あまり気にしていなかったことを学び、これからスーパーに行くのがもっと楽しくなりそうだと思った」といった感想が寄せられました。


見え方と色彩の科学

 右の図はMach Bandsと呼ばれるもので、視細胞から視神経細胞に情報伝達が行われる前などに,その他の細胞によって起こる,側方抑制によって同じ明るさの色でも暗いところの横は明るく、明るいところの横は暗く見える現象です。ゴッホの自画像などの絵を見ると,自画像の周りにそのような特徴が表れています。その他にも視力の中心以外がどのように見え,絵に反映されているか、立体視の機能、写真の機能など芸術に絡めてお話ししました。


実験考察をしてみよう!

 「この結果に本当に差があるといえるのか」「どのような統計手法を用いるべきか」といったテーマを通して、実験結果を感覚的に判断するのではなく、データに基づいて客観的に考察するための視点や、統計の基本的な考え方について学びました。「将来データと向き合っていくための基本となる姿勢を身につけることができた」「今までは実験結果の差を見るだけだったが、これからはその差に意味があるのかまで考えたいと思った」「探究活動の考察に活かせそうだ」といった感想が寄せられました。今回の学びが、今後の探究活動に活かされることを期待しています。


センサープロジェクト~明るさセンサーをつくろう~

 センサープロジェクトでは、ブレッドボードという道具を使って、電子回路を組み立てました。電気回路の実験や作った経験をした人はほとんどいませんでしたが、見事に回路を組み立て、明るさの変化を検知してLEDが光ったり、電子オルゴールがなったりする回路を作ることができました。ブルーカラーに注目が集まってきている時代です。技術を身に着けて働ける人材になろう!12月にはマイコンを使った電子回路づくりをやります。そちらにもぜひたくさんの参加をお待ちしています!


 

洛北オリジナルトウガラシ品種の育成に挑戦しています!

 

「洛北高校オリジナル品種の育成」を目標に、昨年度から品種改良に取り組んでいます。品種育成には長い年月を要するため、10年以内の新品種誕生を目指し、日々研究を進めています。品種改良の過程で生じるさまざまな課題については、研究チームごとにテーマを設定し、データの収集・分析を行っています。年度末には、その成果をポスター発表としてまとめる予定です。本年は発芽率の改善や形質評価の研究を、実際の品種改良と並行して進めていく予定です。新品種の完成まではまだ時間がかかりますが、一歩ずつ着実に研究を積み重ね、目標の実現を目指していきます。

 

京都大学理学部研究室訪問「植物はどうやって時間を知るのか?」

 

「植物はどうやって時間を知るのか?人間はどうやって植物の時間を知るのか?」を開催しました。京都大学理学部の時間生物学研究室を訪問し、研究内容に関する講義のあと、研究室見学を行いました。研究室見学では、実際の研究材料であるさまざまなウキクサや、講義で聞いた内容を目にすることができました。生き物が活動するとき、それは体内の時間に従った行動の場合と、何か外部の刺激が原因となって起こる行動の場合があります。人間は時差ぼけが何日も治らない一方、植物はすぐに周りの環境の時間に順応できる仕組みについても知り、実際に体験して自分の時差ぼけを観察したいという意見が出ました。

 

島津ぶんせき体験スクール

 

7月6日(月)に島津製作所本社において、島津ぶんせき体験スクールに参加しました。体験スクールでは、光の三原色を学んだあと、分光器を使って、実際に溶液の分析を行いました。また、簡易分光器を手作りで作成し、それを用いた様々なものの観察をとおして、分光器の原理を理解しました。実習を行った後は、島津製作所のショールームにて、実際の製品を見学し、非常に充実した時間を過ごすことができました。

 

令和8年度「学びのWEBラボ」始まりました

 

6月17日(水)から学びのWEBラボが始まりました。今年度本校からは、文化財ラボ、こころ探究ラボ、起業ラボ、プログラミングラボに参加しています。オンラインツールを活用することで、本校だけではできない学びをしていく取組です。成果交流会を含めて、全9回の講座を楽しんでもらいたいと思います。

 

令和8年度 京都Scienceチャレンジ「パスタブリッジコンテスト」開催について

 

この度、SSH事業の一環として、京都Scienceチャレンジ「パスタブリッジコンテスト」を下記のとおり開催いたします。

 本取組は、SSH事業「京都Scienceコミュニティ」で協働して行う企画であり、生徒がチャレンジできる科学競技の場を設定することで、生徒の科学的探究心を育て、学びに対する意欲を高めることを目的としています。全国の高校の皆様にも御参加いただきたく、御案内申し上げます。

〇日時

令和8年1024日(土) 1330分から1700分まで


〇場所   

京都府立洛北高等学校およびZoomでつなげた各高等学校


別紙様式に入力の上、担当([email protected])までメールで申し込みください。


※くわしい内容やルールは下のパスタブリッジ実施要項をご覧ください。



・パスタブリッジ要項


 

令和8年度 第1回サタデープロジェクト

 

 サタデープロジェクトは土曜日を活用した希望者参加型(年間5回)の企画です。6/6に開催された第1回の企画の中から理数系の取組(サイエンスチャレンジ)の様子をご紹介します。

3D CADを学ぼう!

 3D CADを学ぼう!では、「Fusion」という3D CADアプリを使用して、3Dデザインの方法を学びました。ほとんど全員が初心者ですが、原理を理解しながら、最終的には思い思いの3Dデザインを作ることができていました。1つのデザインを作るには何通りもの方法があり、より簡単な方法や、やりやすい方法を紹介しながら、そのスキルを向上させました。難しいながらもデザインの方法を学ぶことができて生徒は充実感を得ていました。



3次方程式の解の公式を作る

 2次方程式の解の公式、解と係数の関係、それと3乗根について説明したのち、3次方程式の解の公式を導きました。計算過程はかなり複雑でしたが、何とか全員が解の公式の導き方を理解できたと思います。実際に解の公式を使ってみると、使い心地は悪く、教科書に載っていない理由を実感していました。3次方程式が実数解のみをもつかの判別式や、4次方程式の解の公式にも触れ、数学の奥深さを体験した会となりました。



古典×理科で考える口紅のひみつ

 古典に出てくる「紅(べに)」をテーマに、平安時代の化粧の価値観について学びました。また、実際に紅花から赤い色素を取り出す実験も行い、昔の「紅」がどのように作られていたのかを、理科の視点から考えました。参加者からは、「実験を通して、赤い色がこんなに貴重だとは思わなかった」「古典に書かれていることを科学的に確かめるのが面白かった」「文系と理系の両方の学びができて楽しかった」といった声が多く聞かれ、興味をもって積極的に質問する様子も見られました。このような学びは、身近なことを科学的に考えるきっかけにもなったようです。普段の古典の学習に少し違った視点を取り入れることで、生徒たちは、より楽しく、より深く学ぶことができました。



地形図を読む

 京都人にとっては馴染みの大文字山。今回は火床を通る普通のコースを外れて、いわゆる「裏大文字」と呼ばれる北側からのコースで頂上へ直登しました。実は大文字山の北側は、尾根と谷が複雑に入り組んだ、この辺りでは屈指の難しいコースです。尾根道、谷道、巻道、地図とコンパスを頼りに16名全員が無事登頂しました。途中、地質や地形、岩石などについて地学科の井上先生からも色々教えていただき、実り多き半日を過ごしました。




野菜の品種改良

 普段何気なく口にしている野菜には、品種改良によって多くの有用な性質が付与されています。今回は、品種改良を行う種苗会社がどのような仕事をしているのかについて、説明しました。また、「桃太郎トマト」の開発秘話の後、うどんこ病に強いカボチャの新品種育成について、実際の研究の体験談を交えて話をしました。参加者からは、「生物についての企画があればぜひ参加したいし、植物ともっと触れ合いたいと思った」「生物(植物)がとても面白いと感じた」「また生物分野の企画に参加したい」など、多くの前向きな感想が寄せられました。参加者同士で積極的に意見交換を行う姿も見られ、大変印象的でした。



 

令和7年度 第5回サタデープロジェクト

 

 サタデープロジェクトは土曜日を活用した希望者参加型の企画です。令和7年度からは年間5回にパワーアップ!1/31に開催された第5回の企画の中から理数系の取組(サイエンスチャレンジ)の様子をご紹介します。

「光」について実験を通して学ぼう

 京都大学宇治キャンパス工学研究科を訪問しました。齋藤教授による放射線の仕組みや研究されている内容についての講義を受けたり、学部生・院生による光についての様々な実験(分光実験、混合実験、レーザー光の波長測定等)を行いました。最後に実際に研究で使用されているイオンビーム加速器施設を見学しました。普段では経験することのできない貴重な体験ができました。



心臓のつくりを観察しよう!

 ヒトの心臓は、一生の間、一瞬も休まずに約30億回も拍動するそうです。そんな心臓がどのような作りになっているのか、ヒトとほぼ同じ大きさ(250~300g)だと言われるブタの心臓(ハツとして食用に販売されているもの)を使って観察してみました。分厚い筋肉や逆流を防ぐ弁の構造、心臓から出ている大動脈などをじっくり観察しました。予想以上に複雑な構造に驚き、その重要性を再確認する貴重な体験になりました。



だれかのためのデザイン

 今回は、4回連続講座の最終回でした。最初に、発表について、講師の平野氏からポイントと大切にしたいことについて講義をいただき、その後、グループ内調整の時間をとって、互いに発表しました。それぞれがテーマに据えた困りごとは、「傘のイシヅキのすりへり」、「スマホの画面の汚れ落とし」、「机からシャーペンを落としても芯を折らないようにするには」、「煩雑になるコードを整理したい」でした。テーマに基づき、困りごと解決するデザインを3D CADでデザインし、3Dプリントして、実際に使い、活動で得た新たな気づきについて発表をしました。それぞれ、発表のよいところがあり、まるで、企業のプロダクトデザインのプレゼンを見ているようでした。ここで得たスキルや成果を、様々な場面でどんどん活用していってほしいです。


キッチンサイエンス

 今年度最後のまとめとして、「ノンアレルギーパン」「栄養満点アレルゲンフリーのパン」「小麦アレルギーでもダイエット中の人でも食べられるパン」の3テーマで、前回の実験の結果をもとにグループごとにディスカッションを行い、滋賀大学 加納研究室の学生の皆さんの前で取組の成果発表をしました。仮説通りにはいかなかったものの、新しい食感が生まれたり、次に挑戦してみたいレシピを考えたり、改めて料理は科学であること、まだまだたくさんの謎があることを実感できたようです。


エッシャーの絵を描こう

 エッシャーの絵のいくつかはテセレーションと呼ばれ、数学的な考察が可能です。今回はテセレーションを用いた作品づくりのために、対称性についての講義や図形の変形のしかたの説明をしたあと、実際に作品を作りました。専用のwebサイトを参考にしながら、自作の模様をコピー機で増やして並べました。全員がきれいな作品を作ることができて、最後にそれぞれの作品がもつ対称性がどんな分類になるか(p2, p3, p3m)を解説しました。


梅干しから塩を取り出してみよう

 梅干しは塩分を多く含む食べ物の一つです。その梅干しから真っ白な塩を取り出すことに挑戦しました。これまでの理科の学習で学んできたことを活かしながら、班の4人で相談しながら試行錯誤を重ねました。なかなか簡単には取り出すことができず苦戦したところもありましたが、なんとか塩を取り出すところまで行けました。解決策が予想していなかった方法で驚いた人も多かったようです。学年、クラスを超えて初めて話す相手とも協力しながら課題解決に取り組め、いい機会だったと思います。


 
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