サイエンスチャレンジ 京都府立医科大学連携事業プログラム 特別講義

 

2月1日(水)、京都府立医科大学の上野盛夫先生から「京都から生まれた眼の再生医療」というタイトルで特別講義をしていただきました。中学1年から高校2年まで幅広い生徒が集まり、多能性幹細胞(ヒトES細胞やヒトiPS 細胞など)を用いた眼の再生医療についての興味深い話を聞きました。講義が面白かった上に、その後の質問時間では医療や大学に関する質問など様々な話題で盛り上がり、生徒たちは楽しい時間が過ごせたようです。

 

洛北数学探究チャレンジ

 

令和元年より恒例となっている洛北数学探究チャレンジ(京都府の中学生・高校生を対象とした数学探究活動)1218日(日)に洛北高校会議室にて実施しました。今年度は 他校の生徒も一堂に会して実施することができました。また、全国の先生方にも公開し、取組の様子などを参観していただき、情報交換を行いました。

今回の探究チャレンジの題材は「パズル」でした。どんなピースをどんな枠に収めるのか、自分たちで考えていき、その過程で数学的な思考を深めていき、グループごとにレポートにまとめました。

レポート評価の結果、本校附属中学校3年の田渕さん、藤澤さん、久野さんのグループが優秀賞を受賞しました。

 

サイエンスツアー「生野銀山・兵庫県立人と自然博物館」

 

11月19日(土)に、高校1・2年生の希望者18名で兵庫県の生野銀山と人と自然の博物館に行きました。生野銀山では、坑道内を現地のガイドさんに1時間ほど案内していただき、銀山の歴史を学んだり、鉱脈の観察をしたりしました。人と自然の博物館では、「暗闇で光る石を観察しよう」というセミナーに参加し、石に含まれている元素や、色が見える仕組みを学びました。博物館には、恐竜の骨や、生き物の剥製の展示が充実しており、進化や人と生き物の関わりについて知見を広めました。今まで知らなかったことに目を向け、好奇心が刺激されるツアーとなりました。

 

サイエンスチャレンジ「運動がうまくなる方法を本気で考える」

 

11月9日(水)放課後に、京都大学大学院人間・環境学研究科の久代恵介教授をお招きして、「運動がうまくなる方法を本気で考える」と題して御講演いただきました。当日は運動部活動に所属する生徒を中心に多数参加してもらいました。講義では、スポーツ科学に基づいた、運動のうまくなり方を5つのポイントに絞ってわかりやすく解説していただきました。とはいえ、効率的な練習をすればすぐにうまくなるというものではなく、失敗を積み重ねながら日々こつこつと努力することが絶対に必要であることを熱く語っていただきました。この講義は、「京都府子どもの知的好奇心をくすぐる事業」を活用して実施しました。

 

サイエンスチャレンジ 「プログラミング、やってみようよ!」

 

10月19日(水)・26日(水)の2回にわたり中高生20名以上が参加し、プログラミングの基礎を学習しました。皆、積極的にプログラミングやホームページのでき方などを学びました。プログラミングは繰り返しの処理、場合分けの処理ができる特徴があるので、右図の素数探索プログラムの仕組みを学習して、大量の素数を書き出しました。その後、壁打ちゲームなどのプログラムの中身を見て、改造しました。

 

京都Scienceコミュニティ連携企画「ペーパークレーンコンテスト」

 

10月22日(土)にペーパークレーンコンテストを実施しました。この企画は府立高校の京都Scienceコミュニティというネットワークに所属する高等学校・附属中学校の生徒なら誰でも参加できる企画で、科学的な思考をもとに競技する企画です。本年度は5つの学校から合計18チームが参加しました。今回のテーマは「ペーパークレーン」。クレーンに吊り下げることができたおもりの質量とその構造から、各チームの作ったクレーンを得点化して互いに競い合いました。互いのアイデアに刺激されながら、サイエンスの力を競いあって大変盛り上がりました。今年度は昨年に引き続き、洛北高校のサイエンス部チームが優勝!2位には南陽高校附属中学校のチーム、3位には園部高校附属中学校のチームがそれぞれ入賞しました。科学する心とチャレンジ精神があれば、中学生でも大健闘できます!来年も是非参加してくださいね!

 

森林環境プログラム2022参加

 

嵯峨野高校が主催する森林環境プログラム2022に、第1回の9月23日、および、第2回の10月15日の2日間にわたって参加しました。研修場所は京都市右京区の嵯峨野高校校有林で、愛宕山の近くにある広大な森林です。

第1回は、校有林付近の地形がどのように形成されてきたかという歴史について、および、嵯峨野高校が校有林をフィールドとして行っているサイエンス部の活動と課題研究の内容について講義をしていただきました。第2回は、山と人との関わりについて講義していただいた後、土壌断面を観察するフィールドワークを行いました。参加生徒は、嵯峨野高校校有林というフィールドを通して地学、生物、地理歴史分野の様々な知識、教養を身につけることができました。

 

サイエンスチャレンジ(第2回サタデープロジェクト内実施)

 

9月10日(土)第2回サタデープロジェクト内実施

キッチンサイエンス

キッチン.jpg

料理を科学の力でより美味しく!を目標にしたキッチンサイエンス。今年度のテーマは「練り切りあん」です。2回目となる今回は、練り切りの材料である白玉粉の講義や実験を行った後、3回目の実験研究にむけて仮説をたて、グループごとに研究計画を立案しました。「より扱いやすくする粉の配合は?」「より日持ちのしやすい練り切りを作るには?」「よりモチモチ食感の和菓子をつくる!」など高校生独自の視点で面白い研究テーマが集まりました。


マジックケミストリー

マジック.jpg

ヨウ素デンプン反応を利用した時計反応について、試薬の濃度を変えると反応速度がどう変化するかデータをとり、それらのデータから30秒ぴったりに反応を起こすための条件を考えました。32秒で反応が起こせたときには、教室中から歓声が聞こえました。濃度計算や反応機構の理解は難しかったようですが、どの班も協力して楽しそうに取り組んでいました。講義の最後には、振動反応という、色が出ては消えることを繰り返す反応を見て、その美しさに魅了されていました。


センサープロジェクト

マジック.jpg

センサープロジェクトでは、温度で抵抗値が変わる「サーミスタ」と呼ばれる素子を用いて、温度でアクションを起こすセンサー回路を作りました。初めにブレッドボードという回路作成の道具の使い方と、直列抵抗に印加した電圧がどのように分配されるかを確認した後、実際に温度変化によってアクションを起こすセンサーを作り、さらに自分たちで工夫を加えてより良いものにしたり、光センサーを作ったりしました。回路を作成する電子工作は普段なかなかできないものですので、参加者はみんなとても楽しそうに作業をしていました。


パラドックスワールド

パラドックス.jpg

パラドックスを題材にして、問題演習、意見共有を行いました。一見簡単そうに見えるようなものでも、考えてみると案外手が進まなかったり、答えが合わなかったりとかなり苦戦していました。本講義では、普段の演習でいかに感覚に頼って問題と向き合っていたのかということが体感できたと思います。情報の抽出の仕方や着眼点の付け方、解答の切り口などを普段の授業の中でも意識し、感覚に惑わされることなく問題と向き合えるようにすることが重要です。


レタスの葉からクローン植物をつくろう

レタス.jpg

生物実験室では、レタスの葉からクローン植物を作る実験講座が行われました。スーパーで売っている身近な野菜のレタスを材料に葉を試験管の中で培養するやり方を学びました。手をきれいに洗う、用いる器具をあらかじめ殺菌しておく、植物も殺菌をしてから培養をするなど、培養が成功するために様々なことに注意しながら、作業を進めていました。参加した生徒たちは、無菌操作をするためクリーンベンチ内で慣れない作業に苦戦しながらも、植物の持つ不思議な力を体験してくれたようです。参加者からは「今度は培地から作ってみたい。」「また参加したい。」など前向きな感想が多数ありました。


 

SHOOT Lab 研修報告会

 

8月22日(月)SHOOT Labでの大学研究室研修を終え、各班で研修した内容の報告会を行いました。今後は、各班ごとに事後学習を行い、放課後の時間を使い学校で新たに仮説を立て追加実験を行い、3月の発表会にむけて研究をまとめていきます。

 

SHOOT LAB(研究室体験研修)

 

7月29日(金)から8月19日(金)の期間中、指定の3日間、大学研究室体験研修を行いました。新型コロナ感染拡大の影響が懸念されましたが、3年ぶりにすべての日程で研修を終えることができました。生徒たちは、「大学での研究や大学進学のイメージができた」など普段、体験できない充実した3日間を過ごしました。このあと、追加実験・事後学習を行い、年度末に研究成果をポスターにまとめて発表します。

 
洛北SSH 洛北高校
カテゴリ・リスト
クリックで子カテゴリが表示されます。
COPYRIGHT (C) 京都府立洛北高等学校・洛北高等学校附属中学校