第1回サタデープロジェクト(6月5日)

 

キッチンサイエンス

 キッチンサイエンスは、科学の知識や考え方を使って、料理をもっと楽しく上手に作れるようになりたい!という目的で、1年間を通した探究活動を行う講座です。1回目となる今回は「茶道と和菓子」をテーマに実施しました。
 前半は「裏千家」から講師をお招きして、お茶の歴史やマナーについて学び、自分でお茶を点て季節の生菓子をいただき、後半は和菓子職人さんの指導のもと、「桜」「菊」の生菓子を作成しました。自分で一度作る経験をすると、作成の難しさが身に染みた様子で、職人さんの技術のすばらしさに感動していました。
 2回目以降は生徒の皆さんで課題設定や実験計画を考え、科学的な生菓子づくりにチャレンジしてもらう予定です!


サイエンスビギナーのためのペーパーカップクエスト

 ペーパーカップクエストでは、最初にコミュニケーションの練習を行った後、グループに分かれて紙コップにお湯を入れた時に現れる『不思議(机に置いた紙コップにお湯をいれると、どうして机に"くもり"ができるのか)』について探究を行いました。それぞれで思いついた条件設定や仮説にもとづいて、自由に実験できるのはとてもワクワクすることです。様々に工夫して実験を行ってくれました。最後には、それぞれのグループがたどり着いた因果関係を発表してもらいました。『答え』はありません。自分たちで考えて、自分なりの『考え』を持ってもらいたいと思います。材料はシンプルです。ちょっと時間があるときに、お家で仮説設定に基づいて実験をして、その『考え』を検証してほしいと思います。


水の中でおこる不思議な化学の世界を見てみよう

 「ケミカルガーデンをつくろう!」「カラフルカプセルをつくろう!」「試験管内で雪を降らそう!」の3つの実験を行いました。授業では、あまり扱わない試薬を用いて、水の中でおこる化学の世界を覗く体験ができました。試料濃度が高くなり、カラフルカプセルの形がはじめはうまく作れなかったのですが「現象を科学的に考えながら楽しく実験ができた」と感想にもあるように最後には作成のコツをうまくつかんでグループ内で工夫して実験を終えることができました。


ボードゲームで数学を学ぼう

3種類のゲームを順に遊んで、確率の計算をしました。普通このようなゲームは紙で計算しながらするものではないし、やろうと思っても複雑で完璧にはできません。それでも「細かい要素をいったん考慮から外して、できる範囲で計算するなら『何』を計算すべきか?」を考えながらプレイするのは、とても楽しかったようです。最後に確率・期待値・条件つき確率・モデル化・ゲーム理論の話をして終わりました。




原著(フランス語)で読む「星の王子さま」

『星の王子さま(原題:ちいさな王子)』の第21章、王子さまがキツネに出会う場面の朗読をフランス語で聞いた後、前半はフランス語のアルファベ、綴り字と発音の基礎を、後半は原著と日本語翻訳(内藤濯、河野万里子、倉橋由美子、野崎歓訳)を部分的に読み比べました。また、原著でしか味わえない表現も「ひとつだけ」学びました。具体的には、キツネが王子さまに (同じ時間に(会いに)来てくれないと) いつ、心(気持ち)の準備をしたらいいのかわからないよ、と言うくだり。「心(気持ち)の準備」と訳された箇所は、原著では、...m'habiller le coeur、すなわち、「心に服を着せてあげる」と表現されています―素敵な表現だと思いませんか。


ハングル入門①

皆さんハングルを学びたい!という強い意志をもって参加してくれました。日本語にはない独特の発音や決まりといった基本的な学習に加えて、実際の旅行の場面で役立つ挨拶や簡単な会話にもチャレンジ。そろそろ海外との行き来ができそうになってきたので、次回は会話中心の講座を開催予定です。奮って参加してください。


 
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