令和5年度京都府立洛北高等学校 課題研究発表会

 

3月12日(火)に課題研究発表会を開催しました。課題探究Ⅱ、SHOOT Lab、サイエンス研究で行っている課題研究の発表に加え、園部高校の発表、さらには南陽高校・福知山高校のポスター・スライドを掲示し、多彩なポスターが会場を埋め尽くしました。当日は、あいにくの雨天にも関わらず、本校SSH運営指導委員をはじめ、SHOOT Labやアドバンスセミナーでお世話になっている大学研究員および大学院生に加え、全国各地の高校から合わせて55名の方に参加いただきました。見学生徒も320名の本校中高生が参加し、たいへん盛況な発表会となりました。発表会場では、和紙で作成した気球を浮かせる実演など、会場がたいへん賑わっていました。

 

総合地球環境学研究所連携プログラム 交流発表会

 

総合地球環境学研究所と連携協定を結んでいる、洛北高校と宮崎県五ヶ瀬中等教育学校はそれぞれ「環境」をテーマに課題研究を行っており、1年間を通して研究の交流を行っています。2月23日(金)の祝日に、「ovice」というバーチャル空間を利用したシステムを用いて、今年の各グループの成果を発表し、意見交流を行うことができました。それぞれの地域をテーマに研究を行ったものも多く、とても楽しい時間を過ごすことができた様子でした。

 

高校生SDGs健康アイディア・コンテスト2023で最優秀賞受賞!

 

昨年度課題探究Ⅱで「食糧が足りなくなる!?SOY じゃ大豆はどうだいず?」の研究を行った高校3年生が「HBG 高校生 SDGs 健康アイディア・コンテスト 2023」で最優秀賞を受賞しました。牛や豚などの食肉の生産はエサとなる穀物や水が大量に必要となるため、環境負荷の高さが問題視されており、それを改善するための代替肉として期待されている「大豆ミート」を美味しく食べられるレシピの開発や評価を行った研究です。来年度の課題研究のテーマを何にしようか悩んでいる人もいるのではないでしょうか?大豆ミート班のように、社会課題解決のために自分達に身近なところで何かできることはないかな?という視点で研究を始めてみるのもひとつですね!

 

Rakuhoku English β 英語ポスターセッション

 

 12月13日(水)の5・6限に高校2年生サイエンス科の生徒が英語ポスターセッションに取り組みました。課題探究で行った課題研究を基に、英語ポスターを作成しました。当日は京都工芸繊維大学から15名の留学生の方にお越しいただき、英語でのプレゼンテーション及び質疑応答を行いました。

閉会式では、留学生の方々から「ポスター発表だけでなく質疑応答の際も、皆さんが熱心に説明してくださったのでよく理解できました。」や「世界のほとんどの人が英語を第二言語/外国語として使用しているので、英語が完璧でなくても恐れず発信してほしい。」といった感想や助言をいただきました。また京都工芸繊維大学特定教授の堤直人様からは、「英語はツール。自分の研究を英語で発表した今日の経験を、今後の財産にしてください。」という激励のお言葉をいただきました。最後には表彰があり、評価者と参加者の投票により、全21ポスターから13班(ZEBRA-FISH MEMORIES)が最優秀ポスター賞を、16班(iCool Cool Down iPhone, Get Higher Performance〜)と19班(The Destiny Of Slime Weissenberg Effect 〜)が優秀ポスター賞をそれぞれ受賞しました。発表生徒たちは自分の研究成果を英語で外国の方に直接伝えられたことに大きな喜びを感じるとともに、今後の研究論文の完成に向けて努力を続ける決意をした様子でした。

 

みやびサイエンスガーデン

 

11月11日(土)に京都工芸繊維大学において、課題探究Ⅱの化学・数学・生物・物理地学分野の生徒57名が、課題研究の中間発表として実施された「みやびサイエンスガーデン」に参加しました。スーパーサイエンスネットワーク京都関係校(以下、SSN校)の南部6校(洛北高校・嵯峨野高校・桂高校・桃山高校・南陽高校・亀岡高校)および園部高校の生徒が、これまで取り組んだ課題研究の内容についてポスター発表を行い、お互いの課題研究について交流しました。

みやびサイエンスガーデンは毎年開催され、課題研究を共有する機会をつくり、SSN校の生徒の科学技術に対する興味・関心を一層喚起することを目的に実施されています。生徒たちは、アドバンスセミナーでのポスター発表に続いて、この場で今後の考察やまとめに大いに参考になる研究のアドバイスをもらうことができました。また、さまざまな人の前で発表することで、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力が、さらに身についたのではないかと思っています。

 

地球研連携校 交流会

 

11月3日(土・祝)、ファシリテーターとして総合地球環境学研究所からお二人の研究員の方々を迎え、「地球研連携校 交流会」を実施しました。参加したのは宮崎県五ヶ瀬中等教育学校の3チームと本校3チーム7名です。それぞれのチームが「環境に関する学びの実践」について、オンラインで交互に発表し、ディスカッションを進めました。お互いの学校紹介も含みながら、研究を通じて交流を深めることができました。

 

課題探究Ⅱ アドバンスセミナー実施

 

10月20日(金)・27日(金)に課題探究Ⅱアドバンスセミナーを、環境・化学・数学・生物・物理地学分野で実施しました。京都大学・京都工芸繊維大学・京都府立大学および総合地球環境学研究所のそれぞれ専門分野の大学教員、大学院生、研究員をお招きし、課題研究の中間発表としてポスター発表を行いました。大学の先生からは、研究方法や考察だけではなく、結果のまとめ方や聞いている人に、より伝わるような発表のしかたなどについてもアドバイスをいただきました。まだまだ研究の途中ですが、このセミナーで多くの貴重なアドバイスをいただき、今後の課題研究に大いに参考になりました。

 

サイエンスファーム2023 優秀発表特別賞受賞

 

高校生発表企画であるサイエンスファーム2023が8月19日に酪農学園大学で開催されました。洛北高校からはダンゴムシを研究していた班がzoomにて発表しました。50を超える発表があった中、青山更梨さん、山下叡さん、永本愛結さん、江畑涼葉さんが行った「直近環境の差異によるダンゴムシの交替性転向反応の維持率の変化」が見事、優秀発表特別賞を受賞しました。

 

第21回 生活創造コンクール 努力賞受賞

 

 「食糧が足りなくなる!?SOYじゃ大豆はどうだいず?」の研究論文を、東京家政大学が主催する第21回 生活創造コンクールに応募したところ、努力賞を受賞しました。大豆ミートを用いたメニューを本校の食堂で提供して、その評価をした研究ですが、協力してくれた方々のおかげで、今回の受賞に至りました。

 

第14回坊ちゃん科学賞 研究論文コンテスト 受賞

 

課題探究Ⅱで行った研究を第14回坊ちゃん科学賞 研究論文コンテストに応募したところ、以下の賞を受賞しました。今年は、数学・情報の研究についても受賞することができました。

優良入賞 舞い落ちる自然の神秘~雪の結晶構造による落下時間の違い~

入賞 歩きスマホが集団に与える影響〜FFモデルを用いた視野と人流の関係〜

入賞 謎多きゴム状硫黄に挑む~試料の粒径と生成物の色の関係~

佳作 直近環境の差異によるダンゴムシの交替制転向反応の維持率の変化

佳作 約数の中央値に関する考察

 
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