課題探究Ⅰ 研究倫理について

 

10月24日(火)にサイエンス科1年の生徒が、「研究倫理~知っておこう!科学の世界のルール~」をテーマに、これから課題研究が取り組む際に知っておくべき様々なルールや心構えについて、講義とワークショップ形式で学びました。

 

課題探究Ⅰ特別講義「データサイエンスのすすめ」

 

6月6日(火)、 高校1年生サイエンス科の課題探究Ⅰの時間に、京都大学データ科学イノベーションセンター 教授 原尚幸先生をお招きして、「データサイエンスのすすめ」と題して特別講義をしていただきました。人工知能の深層学習により可能になった自動翻訳や自動運転、生成系AIについてのお話は興味を引かれるもので、それを取り扱う側の倫理観についても考えさせられました。また、データ分析により現象を解明するためには、因果の判断を惑わすもの(交絡)が生じないような工夫を考えて、実験計画を立てる必要があることを、最近の研究にふれながら説明して頂きました。「データの取り方が間違っていたら分析が難しくなる」ことを肝に銘じて、これからの課題探究Ⅰに取り組んでいきましょう。

 

課題探究Ⅰ・Ⅱ 交流会

 

3月13日に、課題探究Ⅰ・Ⅱの生徒が交流会を行いました。

課題探究Ⅱに1年間取り組んだ高校2年生の生徒が自分の体験談を話したり、研究の課題や引継ぎのアピールなどを行いました。また、高校1年生が取組みたいと考えている研究の計画を聞き、先輩としてアドバイスや指導助言も行うことができました。

 

課題探究Ⅰ特別講義「文系と理系の間:課題解決型研究のすすめ」

 

京都大学が高大接続・高大連携活動の一環として、全国的に展開している「学びコーディネーター事業」を活用して、10月25日(火)の課題探究Ⅰの時間に、京都大学大学院総合生存学館 博士後期課程の土田亮さんをお招きしました。「課題とは何か?」「解くべき課題とは何か?」「研究はどう進めるか?」など、これから学校や社会で考えて生きるためのスキルについてお話しして頂きました。生徒は感想の中で、「課題に対する問いの設定について学ぶことができた」「自分にはない視点を教えてもらえる良い機会になった」などと述べていました。課題探究Ⅰでは、基礎実験が終わり、各分野でミニ課題研究が進行中です。学んだことをこれからの課題探究の時間に生かしていきましょう。

 

課題探究Ⅰ特別講義「データサイエンスのすすめ」

 

10月18日()に、 京都大学データ科学イノベーションセンターの原 尚幸教授より、「データサイエンスのすすめ」の講義を受けました。データサイエンスという一見難しいテーマですが、人と犬とを区別するためにどのような処理を行っているか等、分かりやすい例でプログラミングやAIについて説明していただき、多くの生徒が納得感を持ち前向きに講義を受けていました。データを正確に使用するためには、データのとり方が重要で、ランダムな集団からデータを抽出するためにはどうするかを分かりやすく教えていただきました。発表後、「様々なプログラミング言語がある中で、どれを使うのがいいか?」と生徒からの問いに、「高校生の探究活動ではExcelで十分だが、AIを用いる場合には「Python」や「R言語」がよく使われている」と高校生からの目と現場での目の2つの視点で丁寧に質問に答えてくれました。原教授の講義は単にデータサイエンスだけでなく、科学的な探究をする上で重要なヒントがいくつもあり、生徒にも教員にとっても有意義な時間となりました。

 

課題研究Ⅰ ミニ課題研究

 

課題研究Ⅰの後期では、希望分野調査を行い以下の5分野の各テーマに基づいて、課題アイデア発表会&ミニ研究がスタートしました。

生物:酵素反応実験

物理:飛行機の翼の設計

化学:白い粉を探る

環境:地衣類と環境

数学:基礎実験を基にしたテーマ

 

課題探究Ⅰ特別講義「速習・データサイエンス」

 

9月15日(水)、滋賀大学データサイエンス学部の岩山 准教授による特別講義が行われました。対象は「課題探究Ⅰ」の授業でこれからまさにデータを取り扱おうとしている高校1年生一貫コースの生徒です。

内容は「すべてのデータ収集・分析は問題の解決のために行われる」という前提や、問題解決のとき意識するPPDACサイクルなどデータを用いた研究をする上で大切なことばかりで、「目的なしでとりあえずデータを集めて分析しても,多くの場合役立つ結果は得られない」という話はためになったと思います。

生徒からは、「今後の課題探究に役立ちそう」「個人情報など、データの取り扱いについて参考になった」など、今後に活かしたいという声が多く聞かれました。

 

課題探究Ⅰ 流れ

 

サイエンス科では週1回、課題探究Ⅰの活動に取り組んでいます。中3・高1前期に5分野の基礎実験やセレンディピティセミナー、またその内容を元にした課題アイデア発表会を行い、高1後期にミニ課題研究を2回実施します。

 

ねらい(洛北Step Up Matrix)

 

洛北高校では、課題研究に取り組む上で求められるスキル・能力をリストアップした「洛北Step Up Matrix」を作成し、学校全体の育成目標としています。

課題探究Ⅰでは特に、

・データの収集と処理技術

・科学的考察

・課題を見いだす力

の育成に重点を置いて、取組内容の充実を図っており、活動に取り組むことで、図に示す「洛北Step Up Matrix」の赤い部分のStepをねらいとして育成しています。

 

基礎実験のテーマ

 

課題探究Ⅰでは、それぞれの分野で毎年テーマを設定し、基礎実験やミニ課題探究に取り組んでいます。

 
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