第4回サタデープロジェクト(12月14日)

 

洛北古典漫遊

  本年度の洛北古典漫遊は「百人一首の京都を歩く」と題し、名古曽の滝跡や藤原定家が百人一首を編纂した小倉山荘の候補地と伝わる厭離庵や常寂光寺など、百人一首に縁の深い嵯峨・嵐山のスポットを訪ね歩きました。当日は天候にも恵まれ、参加生徒22名もピクニック気分で百人一首の世界に想いを馳せられたことと思います。 名古曽の瀧跡/清涼寺

スポーツサイエンス(第2回)

 今回は筋トレの科学。ただ腕立て・腹筋・背筋をしても筋肉は付かないこと。筋肉の育て方には最大筋力と筋持久力の2種類があること。効率よくトレーニング効果を生むための正しい方法と栄養面の知識,目的のパフォーマンスに関連する筋肉の名前などを学んでもらいました。「これまでのやり方は間違っていた」「何も知らずに筋トレをしていたことに驚いた」「たんぱく質!」など,刺激になったようで嬉しく思います。ぜひ部活の仲間達に正しく効率的な筋トレを広めていってください。
 

マネーセミナー

 AIG保険の廣瀬亮さんが、世界と日本の経済の動向を、普段の生活やニュースから解説、世の中のお金がどのようになっているのか、今後高齢化が加速する日本はどのような社会になるのか、具体的でわかりやすいお話でした。参加者からは世の中のお金の仕組みと、どうやって資産を形成するべきかがわかったと好評でした。今の日本には、こういったお金についての具体的な話を聞ける場がないので、次回講演にはもっとたくさんの人が参加してほしいと思います。
 

放射線を"観て"みよう~霧箱の観察~

 ペルチェ素子を用いた霧箱と、ドライアイスを用いた大きい霧箱の2 種類を使って観察を行いました。ペルチェ素子を用いた霧箱では、市販されている線源を使って、α線、β線の飛跡の観察を行い、その透過性の違いについて学びました。ドライアイスを用いた霧箱では、自然放射 線の観察もできました。観察できる条件を整えることに時間がかかりましたが、その分飛跡が見えたときの喜びは大きく、「ずっと観ていられ る」、「すごくきれい」という声が聞けました。実験は大成功!放射線についての理解も深められました。
 

キッチンサイエンス~お菓子を科学する~第4回~

 最終回のキッチンサイエンスでは、落雁、琥珀糖、じょうよ饅頭につ いて各グループで実施した実験の考察をまとめ、滋賀大学の加納先生・TA の皆さんの前で、ポスターセッション形式で発表を行いました。仮説の通りになった部分、予想と違った部分、さらなる疑問など、実験を通して新しい発見がたくさんあり、今後も継続して実験を続けたい!という声が多くあがっていました。
 

がちかん~ガチで環境を考える~

 奈良女子大学理学部の瀬戸繭美先生をお招きして、ディベート型カードゲームの「がちかん」を通して、楽しく環境について学びました。「が ちかん」は自分が国王になり、政策を「保全」 、「開発」のどちらか選択し、発展を目指すゲームです。開発を進めると様々な環境問題が起こりますが、他の国王を話術で納得させることができれば、国の発展を維持することができる可能性があります。ゲームが進むにつれて、勝利のために知識をフル活用して、力説するようになっていく様子が印象的でした。対話のなかで、環境の知識も深めることができたようです。
 
 

第3回サタデープロジェクト

 

難民問題を知る/伝える 第2回

 前回に引き続き、総合地球環境学研究所の宗田勝也研究員に、「難民問題を知る/伝える」と題して講義をしていただきました。前回学んだ、「どんな人を難民とよぶのか?」ということを踏まえて、世界にはどのくらいの難民がいるのか、その中で日本で難民として受け入れられている人の少なさ、難民の人の気持ち・・・等をお話していただきました。
 生徒の皆さんは、今までニュースなどで聞いたことがあっても、遠い難民問題が今回の講義でリアリティをもって受け止めることができたようです。宗田さんは、「難民ナウ!」というラジオ番組を制作されていますが、生徒達も「家族に話します!」「まずは、友達に難民を知っているか聞いてみます。」と、その存在を伝えることで、少しでも難民を知る人が増えて欲しい、難民問題の解決につながる何か行動をしたい、という気持ちが大きくなったようでした。
 

キッチンサイエンス~お菓子を科学する~第3回

 今年度3回目のキッチンサイエンスでは、落雁、琥珀糖、じょうよ饅頭について前回立案した実験計画・仮説にもとづいて調理実験を行いました。以下がそれぞれのグループのテーマです。

じょうよ饅頭:饅頭の皮につかう芋の種類を変えたり、すり下ろす細かさを変えたりすることで、生地の粘度が変わり、皮の膨張具合が変わるのではないか。

琥珀糖:水や糖、寒天の分量を変えたり、乾燥する温度・湿度を変えることで、適切な琥珀糖の条件を探る。

落雁:高級な和三盆の代わりにきび砂糖を使い、和三盆に近い落雁を完成させる。

職人さんも、やったことがない条件、検証も多く、完成したものを見て、食べて、「レシピ通りよりも、こっちの方が好きかも!?」と、驚かれていたのが印象的でした。次回は、最終回ということで、実験の結果を考察し、発表します。どんな結果を発表してくれるのか楽しみです。
 
 

第2回サタデープロジェクト(9月14日)

 

スポーツサイエンス 第1回

 「なんでこんな練習するんだ」「意味あるのか」そんなこと考えたことありませんか?そして、知っていますか?練習の意味と効果を知るだけで上達が早まるっていうこと。頭を使わないで練習するなんてもったいない。ただのスクワットでも目的によって全くやり方が違う。人はどうやって動き、そのために何が必要なのか。トレーニングだけでなく、栄養のこと、水分補給のことなど、様々なことを学びました。30m走の動画解析はプログラムの不具合でできませんでしたが、ここで知り得た知識を部活の仲間と共有し、効率の良い上達に繋げてくれれば幸いです。次回は筋トレの科学!?

度量衡とThe Facter-Label Method

 昨年に引き続き、度量衡についてお話をしました。今、科学の世界では、「時間の定義」と「質量の定義」がそれぞれ変わろうとしています。これによって私たちの日々の暮らしが大きく変化するわけではありませんが、科学技術は大きく進歩します。後半はThe Facter-Label Methodを用いたmol計算のしかたを簡単に行いました。教科書の記述がなぜこうなっているのかが分かったかと思います。
 

英語でディスカッション

 「沢山の宿題がある2ヶ月の夏休みと、宿題が何もない2週間の夏休みではどちらがよいか」、「月から生還するために必要なアイテム」というタイトルについて英語でディスカッションをしました。始めこそ緊張感がありましたが、最後はみんな積極的に話し合いに参加できました。
 

難民問題を知る/伝える

 総合地球環境学研究所の宗田勝也研究員に、「難民問題を知る/伝える」と題して講演をしていただきました。
 「紛争が起こったために隣町に避難した人は難民と言えるのか?」など、「難民ってだれ?」という問いを考えることから始まった今回のサタデープロジェクトは、生徒たちの意見をもとに紡がれる講義形式で進められました。
難民に認定されない人の多さ、日本からも難民が生まれているという事実...。今まで生徒たちが抱いてきた難民のイメージと、現実の難民問題との間にはギャップがあったようで、受講後のアンケートでは、「難民問題について、知れば知るほど分からないことが増えてきた、もっと難民問題について知りたい」という積極的な感想が多く見られました。
 

キッチンサイエンス ~お菓子を科学する~ 第2回

 今年度二回目のキッチンサイエンスでは、落雁、琥珀糖、じょうよ饅頭についての疑問を調べるための実験計画を立てました。滋賀大学の先生が立てた、「安定してきれいな形のあられを作るには?」という課題についての実験計画を参考に、それぞれの班で話し合いながら、実験の目的、仮説、方法を考えました。高級品である和三盆の代用を探るなど、おもしろい課題研究になりそうです。次回は、それぞれの和菓子の職人さんにアドバイスをいただきながら、実験を行います。今後の展開が楽しみです。
 

第1回サタデープロジェクト(6月1日)

 

キッチンサイエンス~お菓子を科学する~ 第1回

 キッチンサイエンスでは、滋賀大の研究者・和菓子職人の方々とコラボしながら、自分たちが見つけたお菓子の謎を科学的に解明していく、ミニ課題研究を行います。
 1回目は職人が作った琥珀糖・薯蕷饅頭・落雁・あられを美味しく食べながら、歴史や作り方を知り、「値段の高い和三盆を別の糖を加工することで代用できないか?」、「割れにくい、きれいに膨らんだあられを、作る条件は?」などの課題を確認することができました。次回は、作りたいお菓子のグループごとに研究の計画をたてていく予定です。

モノづくり基礎講座 第1回

 組み立てるだけのキットではなく、もっと自由にモノづくりを楽しんでほしい。1回目の今回は、木工で自由にモノづくりをしながら、設計・デザインや工具の扱いなどの基礎を身に付けました。何を作るか、デザインをどう設計図にして木材から削り出すのか、自由だからこそ難しい。でも、だからこそ楽しいのです。釣り用のルアーやチンアナゴのボールペン、メガネのキーホルダーなど、時間を忘れてモノづくりに没頭してくれました。家でも自分でやってみようと思ってくれたら嬉しいです。次回は金属加工の予定です。
 

4 次元の図形を「見て」みよう

 前半は講義形式で、4次元や5次元のような想像のつかないものに対してどう太刀打ちするかを考えて、「1次元→2次元」の関係と「2次元→3次元」の関係を考えることで「3次元→4次元」の関係について推測ができそうだということを学びました。

 後半は模型やパソコンのディスプレイを用いて、4次元の立方体である正八胞体について理解しました。  また、正多面体を拡張した概念である正多胞体について、4次元の正多胞体は6種類であることを模型と計算で確かめました。

 参加者は模型を動かしたり計算で角度を求めるのに盛り上がっていました。
 
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