2024 SHOOT Lab(研究室体験研修)を実施

 

本校のSSHの取組の中でも重点事業となるSHOOT Labが希望者28名(サイエンス科1年生14名・2年生1名、文理コース1年生5名・2年生8名)の参加のもと始まりました。この取組は、大学での最先端の研究現場を体験して科学の方法を学んだあと、自ら課題を設定して課題研究に取り組むプログラムです。6月から研究テーマにあわせた事前学習を本校指導教員のもとで行い、夏休み3日間の大学での研修を迎えました。大学研究室では、高校では見られない測定機器や分析装置を扱い、大量のデータを解析し考察する実習も行いました。ひと足早く大学生になった気分で、難しい計算や分析、考察なども班のメンバーで協力し、積極的に取り組めていました。この大学での研修をもとに、各班で課題を設定して事後学習を行い、年度末にポスター発表を行います。また、SHOOT Labは研究成果を校内にとどまらず、学会やコンテストなど外部で発表することも目標としています。昨年度も学会での発表を行いました。今年度も研究成果を幅広くアピールできる活動を期待します。

 

京都府立医科大学連携 共同教室「薬の開発に関わる基礎実験」

 

7月29~31日の3日間、京都府立医科大学薬理学教室の楳村敦詩先生の研究室で「薬の開発に関わる基礎実験」のプログラムに高校2年生の生徒が4名参加しました。医学における薬理学の役割や、遺伝子組換え動物の役割、取り扱いについて講義いただき、高校の生物の授業で行うことができない、遺伝子改変マウスを使ったDNA抽出→PCR→電気泳動の実験を行いました。

また、仮説をたてて結果から考察するという時間も設けていただき、ただ実験を体験するだけでなく、データから何がいえるのか主体的に考えることができました。完成したレポートを楳村先生にチェックしていただく時には皆とても緊張していましたが、とても充実した時間を過ごすことができたようです。

 

府立高校課題研究交流企画「サイエンススプラウト」を実施

 

6月17日(月)から、Microsoft Teamsを活用したオンラインで研究テーマ交流企画「サイエンススプラウト」を実施しています。今年度は、8校の府立高校から93の研究テーマが投稿され、Teams上でこれまでに254回のメッセージのやり取りが行われ、活発に意見交流を行っています。自分たちの研究テーマについての質問に答えるだけでなく、他の府立高校が取り組んでいる研究テーマに触れることで互いに刺激しあい、よりよい研究を進めていくことが目的です。今回の発表を行ったチームは11月のみやびサイエンスガーデンで再び出会うことになります。それまで、それぞれ研究活動を頑張ってください!

 

みやこサイエンスフェスタ

 

6月9日(日)に京都大学百周年記念ホールおよび国際交流ホールにおいて、スーパーサイエンスネットワーク京都校9校が集い、研究成果を交流する「みやこサイエンスフェスタ」に、本校から昨年の課題探究Ⅱで取り組んだ3チームが参加し、発表を行いました。テーマは、「音力発電で地球にsounds good!~圧電素子の設置環境と発電量の関係に関する研究~」、「ゼブラフィッシュ (Danio rerio) の記憶に関する研究」、「ワイセンベルグ効果を利用した粘弾性流体における架橋密度と第一法線応力差間の関係の調査」で、いずれも校内選考を突破した本校を代表するチームの発表です。3チームとも奨励賞を受賞し、今後の活動につながる発表会となりました。なお、このうちの1チームは8月に開催されるSSH生徒研究発表会に参加します。

 

村田学術振興・教育財団 教育助成B・C助成に採択

 

 本校で今年度実施する「SDGs × キッチンサイエンス~食と料理を通したSTEAM教育の実践~(サタデープロジェクトでの実施)」および、「探究活動指導者のためのワークショップ開発と実施」の取組が村田学術振興・教育財団の実施する教育助成事業のそれぞれB助成・C助成に採択され、助成贈呈式が行われました。生徒が自ら課題を見つけ総合的な視点で解決を目指すSTEAM教育の発展に貢献できるよう、助成金を活用しながら実践研究を進めていきます!

 

SHOOT Lab(高校1・2年研究室体験研修&課題研究)募集開始!

 

SHOOT Labは、Science(科学)、Hypothesis(仮説)、Observation (観察)、Operation(操作)、Theorization(理論化)、Laboratory(研究室)の略で、大学の研究室体験だけでなく、事前学習・事後の追加実験(考察)・成果物のまとめ(ポスター発表)を体験できる洛北SSHイチオシのスペシャル企画です。今年度は、夏休みに京都工芸繊維大学、京都府立大学の研究室(5研究室)を3日間訪問して「最先端の研究」を体験し、その研修をもとに課題研究をすすめます。

 

1年文理コース 生命科学基礎 特別講義 「動物の進化」 筑波大学

 

3月13日()2限に、筑波大学大学院 生命環境科学研究科の和田 洋教授をお迎えして、生命科学基礎特別講義「動物の進化 進化ってこんなに不思議」が実施されました。講義はまず、「動物とは何か?」という発問から始まりました。みんな「そんなの簡単だ」と思ったのですが、いざ「定義を述べよ」といわれると、なかなか答えられません。そんなところから始まり、動物の成り立ちからその進化のようすなどを説明してもらいながら、動物の進化をもう一度やり直したら、『人類』は誕生するのか」や、「貝柱のない2枚貝の殻は機能するのか?」、「完成度5%の羽で飛べるのか?」といった、進化にまつわる質問が次々に投げかけられ、生徒たちは意見交換をしながら、進化について楽しく考える時間となりました(3限には同様の講義が附属中学校3年生を対象に実施されました)

 

令和5年度京都府立洛北高等学校 課題研究発表会

 

3月12日(火)に課題研究発表会を開催しました。課題探究Ⅱ、SHOOT Lab、サイエンス研究で行っている課題研究の発表に加え、園部高校の発表、さらには南陽高校・福知山高校のポスター・スライドを掲示し、多彩なポスターが会場を埋め尽くしました。当日は、あいにくの雨天にも関わらず、本校SSH運営指導委員をはじめ、SHOOT Labやアドバンスセミナーでお世話になっている大学研究員および大学院生に加え、全国各地の高校から合わせて55名の方に参加いただきました。見学生徒も320名の本校中高生が参加し、たいへん盛況な発表会となりました。発表会場では、和紙で作成した気球を浮かせる実演など、会場がたいへん賑わっていました。

 

総合地球環境学研究所連携プログラム 交流発表会

 

総合地球環境学研究所と連携協定を結んでいる、洛北高校と宮崎県五ヶ瀬中等教育学校はそれぞれ「環境」をテーマに課題研究を行っており、1年間を通して研究の交流を行っています。2月23日(金)の祝日に、「ovice」というバーチャル空間を利用したシステムを用いて、今年の各グループの成果を発表し、意見交流を行うことができました。それぞれの地域をテーマに研究を行ったものも多く、とても楽しい時間を過ごすことができた様子でした。

 

サイエンスチャレンジ「スポーツ科学で真のスポーツマンを目指せ!」

 

2月7日(水)の放課後に「スポーツ科学で真のスポーツマンを目指せ!」と題して、京都工芸繊維大学の来田宣幸氏(基盤科学系教授)にスポーツメンタルにスポットをあててスポーツ科学の講演をしていただきました。アクティビティも交えながら、メンタルコントロールはスキルであり観点に合わせたトレーニングによって向上させることができると学びました。講義後、スポーツ科学を自分たちの部活動に活かそうと積極的に質問が出て、とても良い雰囲気で終わりました。

 
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