SSH研究室体験研修(7/25~8/8)

 

大学の研究室を訪れて研修を行い、授業では学べない研究の最前線を体験する夏期研究室訪問研修は洛北SSHの大きな事業の一つでした。第4期の洛北SSHでは、「研究室体験研修」としてこの取組をリニューアルし、文理コースを含む2年生から募集した24名の生徒が参加して実施されました。
 それぞれ2~3日間にわたって研究室を訪問して、最先端の「科学の現場」を体験することで、科学の方法や考え方を学び、研究の実際を体験する貴重な機会となりました。

・本年度の訪問研究室および研修テーマ
京都府立大学 細矢憲 教授  「分析装置を学んで、実際に使ってみよう」
京都工芸繊維大学 今野勉 教授 「なぜ、"ノーベル賞反応"は優れた反応なのか?」
京都府立大学 織田昌幸 准教授  「タンパク質分子の形や働きを見て測る」
京都大学化学研究所 青山卓史 教授 「real-time PCRを用いたDNAの分子認識機構の検証」
京都工芸繊維大学 櫻井伸一 教授 「身近な高分子化合物の性質を探る」
京都府立大学 神代圭輔 助教 「木材から紐解く樹木の進化と生存戦略」

府立大・細矢研究室
府立大・神代研究室
府立大・織田研究室
京大化研・青山研究室
工繊大・今野研究室
工繊大・櫻井研究室
 

全国SSH生徒研究発表会(8/9,10 @神戸国際展示場)

 

 8月9日(水)10日(木)の2日間、神戸国際展示場において「全国SSH生徒研究発表会」が開催されました。これは、全国のSSH指定校と海外からの招聘校の高校生が、それぞれの研究成果をポスター発表するサイエンスフェアで、本校からはサイエンスⅡの授業から始まり、引き続き実験・考察を行った3年生4名が、「カーボンナノチューブ最小環CPPの謎に迫る~フェロセンとの相互作用~」と題するポスター発表を行いました。本校のブースには研究に詳しい方々も多く訪れ、活発な議論が交わされました。

 

京都サイエンスフェスタ

 

第1回 京都サイエンスフェスタ《奨励賞受賞》

 6月18日(日)に京都大学を会場として、「スーパーサイエンスネットワーク京都」指定の府立9高校による課題研究発表会「平成29年度 第1回京都サイエンスフェスタ」が開催されました。本校からは、サイエンス部と昨年度の「サイエンスⅡ」から4つの研究が発表され、審査の結果、サイエンスⅡ数学で行った研究について発表した山下ひな香さん(3年)の「アルベロス~反転チェイン接線の定理の発見・証明・一般化」が奨励賞を受賞しました。

第2回 京都サイエンスフェスタ

 11月11日(土)京都工芸繊維大学を会場に、府立高校9校(SSHおよびスーパーサイエンスネットワーク京都指定校)による課題研究発表会、第2回京都サイエンスフェスタが開催されました。本校からは中高一貫コース2年生が「サイエンスⅡ」で取り組んでいる課題研究について、その途中経過を発表しました。また、ナンチアウハイスクール、イーシュンタウンセカンダリースクールなど、アジアサイエンスワークショップからの発表もあり、他校生と研究について熱心に議論する貴重な機会となりました。今回の議論を基に、2月の校内発表会に向けて、さらに研究を発展させていきます。

 

日英サイエンスワークショップ

 

 7月31日~8月4日、日英サイエンスワークショップが行われました。このワークショップは日本とイギリスの高校生が一堂に集い、混合グループで最先端の自然科学のプロジェクトに取り組み、最終日に成果を英語で発表するというものです。日本(京都)とイギリス(ケンブリッジ)で交互に開催され、本年度は京都開催となりました。
 今年は日本から26人(本校から5名)、イギリスから24人が参加し、京都大学や京都教育大学の研究室にお世話になり、高分子化合物、微小な生態関連物質の分離、絶滅の恐れがある海洋生物と人間の共生、物質の構造、珪藻の化石から古生態学を再構成する研究など、8つのグループに分かれてプロジェクトに取り組みました。
 宿舎では日英の交流行事や、日英SWのOBによる講演も行われました。

 

京都大学総合博物館ギャラリートーク

 
 9月16日(土)に京都大学総合博物館にてギャラリートーク「標本からみる京都大学動物学のはじまり」に本校から6名の生徒が参加しました。企画展には、明治期から第三高等学校で教育に使われた150点以上の動物の標本が展示されており、ギャラリートークでは、これらの標本をもとに、京都で動物学が盛んになった経緯について学びました。標本が活用された歴史の中で、現在の洛北高校である京都第一中学校も登場し、生徒は興味津々でした。珍しいものだけではなく、普通種も含む動物の標本に、生物の多様性を感じました。 ギャラリートークは、日本語の他に英語でも行われ、参加した生徒は熱心に聞き取ろうとしていました。
 

アジアサイエンスワークショップ

 

 アジアサイエンスワークショップは、将来、研究者として国際的な共同研究等を行うのに必要な英語コミュニケーション能力や異文化コミュニケーション能力、科学的教養を養うこと、また、国際的な環境におけるリーダーシップの基礎を身に付けることを目的とするプログラムです。

アジアサイエンスワークショップin 京都

 11月10日(金)に、シンガポールからナンチアウハイスクールの生徒が来校し、本校生徒との交流を行いました。
 1、2時間目は2年生文理コースの生徒と数学および化学の授業を行い、本校の生徒と英語による交流をしながら化学実験や作図を行いました。
 3、4時間目の1年生文理コースとの交流では、お互いに英語で学校紹介をしたあと、グループに分かれて文化を紹介しました。お互いに写真や実物を見せたり、実演したりしながら、熱心に話し、聞き入っていました。英語を使ったゲームやその罰ゲームでも、大いに交流を深めました。

アジアサイエンスワークショップin Singapore

 7月30日(日)~8月5日(土)、シンガポール市内科学関連施設やイーシュンタウンセカンダリースクール、ナンチアウ・ハイスクールなどを会場に、アジアサイエンスワークショップが行われました。これは将来の科学的交流のための国際的リーダーシップの育成を目的にしたプログラムで、京都府立スーパーサイエンスハイスクール指定校及びサイエンスネットワーク校の高校生とシンガポールの高校生が参加します。今年は本校から文理コースの2年生1名が参加しました。
 プレゼンテーション、リサーチ、英語でのコミュニケーションといった事前研修を行い、現地の研修に臨みました。現地では合同プロジェクトや交流行事に参加したり、実験授業を受けたりするとともに、相互にコミュニケーションを図り、大変充実した研修を終了しました。研修の成果は、第2回京都サイエンスフェスタで発表されます。


 

京都・大阪数学コンテスト(京都数学グランプリ2017 1stステージ)

 

 7月16日(日)に行われた京都・大阪数学コンテスト(京都数学グランプリ1stステージ)において、高校2年伏見くんと高校3年杉くんが奨励賞を受賞しました。今年は台風で9月17日に予定されていた表彰式が中止になりましたが、京都数学グランプリそのものは2ndステージの数学オリンピック道場(10月22日、11月12日、12月10日)がまだ控えており、数学に関してより多くの生徒の活動が期待されます。

 

日本数学協会 第15回年次大会(ヤングセッション)

 

 平成29年9月23日(土)に東京大学で行われた日本数学協会の第15回年次大会にて、2年生の浅野君、岡君、伏見君がサイエンスⅡで研究をしている「非自然数階微分について」を発表してきました。出席した数学者の方々から多くのご助言をいただきましたので、今後の研究に生かしていけると思います。次回の研究成果の発表は11月11日(土)に京都工芸繊維大学を会場に行われる第2回サイエンスフェスタでのポスターセッションになりますので、そのときが楽しみです。

 

京都科学グランプリ2017(兼 第7回科学の甲子園京都府予選)に参加

 

 10月21日(土)に、本校生徒16名が京都科学グランプリ2017(兼 第7回科学の甲子園京都府予選)に参加しました。8人チームを組んで実技競技・筆記競技各2時間に挑みました。参加した生徒はそれぞれの得意分野を生かし、ベストを尽くしていたようです。
 年々参加チームが増え、2チーム出場する学校も多くなってきました。優勝すれば全国大会である科学の甲子園に出場できます。結果に期待します。

 

東京工業大学「2017高校生バイオコン」

 

サイエンス部 競技科学班チーム「山水の愛護」 準優勝!

植生遷移シミュレーションゲーム「森をモリモリ!」

 10月28日(土)、東京工業大学すずかけ台キャンパスで開催された東工大「2017高校生バイオコン」に、サイエンス部競技科学班のメンバーで構成されたチーム「山水の愛護」が参加し、見事準優勝となりました。
 このコンテストは、東京工業大学生命理工学部のバイオ創造設計室が主催して開かれる、小中学生に楽しく生物学を学んでもらうための教材を開発するコンテストです。
 コンテスト初参加でしたが、5月から大学生TAとスカイプ等を使ってやりとりしながら、植生遷移シミュレーションゲーム「森をモリモリ!」を開発し、当日は寸劇を交えたプレゼンテーションと小中学生を含む来場者に実際に使ってもらう「お試しタイム」で、開発したボードゲーム形式の教材を説明しました。お試しタイムでは、小学生はもちろん、大学生や大人まで、皆さんに楽しんでいただき、もう一度!とおっしゃる方もおられました。
 審査の結果、全10校14チームのうち準優勝となり、1月に開催されるバイオコンの元祖「バイオものコン」(大学3年生による教材開発)に招待されることになりました。

寸劇プレゼンテーション
表彰式
発表会場
 
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