洛北高校・附属中学校グローバル探究プログラム11/19研修⑦<最終発表・ビジネスモデル・リフレクション>

 

11月19日(土)に第7回研修「最終発表・ビジネスモデル・リフレクション」を実施しました。受講者が起業家となって設立された10の会社が、株式会社アイエスエイ副社長倉橋様をゲストに迎え、PowerPointを用いながら、それぞれのビジネスアイディアの最終プレゼンテーションを行いました。プレゼンテーションの構成や役割をどうするのか。この日を迎えるまで、皆でたくさん議論を深めてきました。断片的だった知識や情報が1つになり、新しい知恵や価値が徐々に生まれてきて、最後に素晴らしいプレゼンテーションを完成することができたと思います。倉橋様からは「既存のサービスとの差別化を図ること」、講師の木本様からは「サービスの排出二酸化炭素削減率の指標となるデカボスコアを加えることで、企業が地球や環境に配慮しているアピールをすること」等、具体的なアドバイスをいただきました。全体としては、「今すぐ実際のビジネスにできそうなアイディアもあり、更にそのアイディアの実現可能性を探求してほしい」と講評していただきました。新しい未来を創ろうとしている子どもたちが確かにここにいます。研修は今回で終わりとなりますが、今後もこのプログラムで学んだ知識・技能を活用したり、考案したビジネスモデルを基に外部コンテストに応募したりするなど、探究活動を継続してくれることを期待しています。

 

洛北高校・附属中学校グローバル探究プログラム11/12研修⑥<オンライン・フォローアップセッション>

 

 11月12日(土)に第6回研修「オンライン・フォローアップセッション」を実施しました。前回の研修で設立された10の会社が、PowerPointで順番にプレゼンテーションを行い、講師の木本様からアドバイスをいただきました。プレゼンテーションスライドの図解が素晴らしいグループもあれば、魅力的な導入を行うグループや詳細なデータを紹介しているグループも中にはあり、それぞれの会社が持つビジネスアイディアに対する情熱が少しずつ形になってきました。また、他の会社のビジネスアイディアのプレゼンテーションを聞くことで、お互いよい刺激になりました。地域の課題、身近な課題、グローバルな課題等さまざまなテーマがありましたが、どのビジネスアイディアも「利益の追求」より「社会的課題の解決」に重点が置かれていて、参加者たちの「よりよい未来を創造したい」という想いがしっかりと伝わるプレゼンテーションでした。講師の木本様からいただいた具体的なアドバイスをもとに、さらにそれぞれのビジネスアイディアに磨きをかけてほしいなと思います。いよいよ11月19日(土)が、グローバル探究プログラム最終回です。PowerPointはあくまで「補助」、参加者の皆さんの「話す内容がメイン」です。皆さんが最終日までにどんな準備を整えてくるのか、最終発表を楽しみにしています!

 

洛北高校・附属中学校グローバル探究プログラム10/29研修⑤<ビジネスモデルとは・ビジネスモデルの作成・中間発表>

 

 10月29日(土)に第5回研修「ビジネスモデルとは・ビジネスモデルの作成・中間発表」を実施しました。前半では、各参加者がビジネスアイディアについて簡単に概要を発表し、自分で社長としてビジネスをやっていくのか、または他のビジネスにメンバーとして参加するのかを決め、グループ決めを行いました。その結果、とても魅力的なビジネスアイディアを持ち、パッションに溢れる10の会社が設立されました。後半では、各グループに分かれ、Lean Canvasシートの作成に取り組み、それぞれのビジネスの①顧客②課題③価値④解決⑤販路⑥収益⑦指標⑧コスト⑨優位性について考えました。そのあと、それぞれのビジネスモデルを「囲み」「矢印」「人」を用いながら図解で表す等、効果的なプレゼンテーションの方法を学びました。「音楽配信サービスのCM除去」「サランラップの切れ目をわかり易くするサービス」「左利き用の改札の実現」「苦手な食べ物を登録しておくことができるアプリ」「購入した食品を消費期限毎に整理できるアプリ」「地元隠れ名店を紹介できるアプリ」「色覚異常者への食品の質判断ができる冷蔵庫」「心臓が弱い高齢者へ音声で誘導できるサービス」「温暖化が進行しないイルミネーション」「スマート農業促進アイデア」といった多岐にわたるビジネスが生まれ、11月19日(土)の最終発表への期待が大きく膨らみました。

 

洛北高校・附属中学校グローバル探究プログラム10/8研修④<社会課題・SDGs・Ideation Activity>

 

 10月8日(土)に第4回研修「社会課題・SDGs・Ideation Activity」を実施しました。前半は、ビジネスアイディアを考える上で大切なOODA(Observe観る→Orientわかる→Decide決める→Act動く)について学び、各自が持ち寄ったビジネスアイディアの種と社会問題とのつながりについて考えました。環境や地球のことについて考えずお金儲けのことばかり考えていても、投資してもらうことができない現状を知るなど、ESG投資やSDGsについて知る必要性を学びました。後半は、各自が持ち寄ったビジネスの種をさらに深く探求し、そこに潜む本当の問題(インサイト)について考えました。困っていることや解決したい本当の問題は何か、その潜在ニーズを見つけるべく、参加者たちはたくさん議論を交わしながら、自らのビジネスの種と向き合っていました。


 

洛北高校・附属中学校グローバル探究プログラム 9/17研修③<オンライン・ワークショップ>

 

 9月17日(土)に第3回研修「オンライン・ワークショップ」を実施しました。前半は、アメリカの大学生のもとでVisual Thinking Strategiesを学び、英語でディスカッションを行いました。Visual Thinking Strategiesは日本では「対話型鑑賞」と呼ばれています。アート作品は見る人の数だけ解釈が存在するので、自分が何が見えるか、どう感じるか、それはなぜなのかを言語化し、他の人とやりとりすることで、思考が深まり新たな視点を得ることができます。参加者の皆さんからは「いろいろなことに気づくには、日頃の発想力・観察力が必要だ」「国が違えば、考え方も違うので、いろいろな視点から物事を見る力を身につけたい」との声が聞こえてきました。後半は、学習したVisual Thinking Strategiesを活用して、参加者たちが持ち寄った地元の社会問題に係る写真を英語で説明し、その社会問題についてディスカッションを行いました。アメリカの大学生を前にして、伝えたいことを伝えることができず悔しい想いをした参加者もいれば、簡単な英語でも伝えたいことを伝えることができたと達成感を得ている参加者も中には見受けられました。次回の研修から、いよいよ自分たちでビジネスプランを考える実践的段階に入ります。

 

洛北高校・附属中学校グローバル探究プログラム 8/20研修②<オンラインゲストスピーカー・リフレクション>

 

 8月20日(土)に第2回研修「オンラインゲストスピーカー・リフレクション」を実施しました。スタンフォード大学から講師の方をお招きし、「AI(人工知能)」についてZoomでall Englishの講義を受けました。AIの歴史だけでなく、AIの未来、AIが抱える課題、AIを学ぶ意義についても丁寧にお話ししてくださり、「現状の著しい変化」について学ぶと同時に、参加者たちは「未来の社会で必要なこと」について深く考えることができました。コンピュータがますます重要になってくる社会を生き抜くために、「Computer Science(コンピュータ・サイエンス)」と「Computational Thinking(計算論的思考)」への精通がカギだと、洛北高校の生徒へアドバイスもいただきました。最後の質疑応答では、参加者たちから「AIは世界を支配できるのか?」「AIの究極の目標は?」「いつかAIに感情を持たせることができるのか」「AIに将来権利を付与することはできるのか」といった鋭い質問が講師の方に投げ掛けられ、生徒たちのAIや今回の講義に対する関心の高さを窺うことができました。生徒たちは、これからビジネスアイディアを考える際に必要な新しい「思考の枠組み」を知り、視野を広めることができたようです。

 

洛北高校・附属中学校グローバル探究プログラム 7/16研修①<キックオフ・意見方程式>

 

 7月16日(土)に第1回研修「キックオフ・意見方程式」を実施しました。最初に、VUCA時代、Society5.0時代で生きていくために、「課題解決と価値創造」につながる行動がいかに大切かを学びました。次に「事実」、「問題」、「自分」、「提案」という4つの要素から成る意見方程式を学び、それを基に京都を活性化するための意見を協働で考え、それをまとめて、プレゼンテーションを行いました。受講生は新しい思考枠組みに触れ、大いに刺激を受けた様子でした。次回は8月20日(土)に、人工知能の専門家で起業経験もあるアメリカStanford大学講師の方とZoomで接続し、オンライン・レクチャーが実施されます。

*VUCA: Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字をとった造語。

 
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