文系の取組

 

 サイエンスⅡ・文系では、総合地球環境学研究所(地球研)の御指導をいただきながら、「環境」をテーマとした課題研究を行い「人間と自然の関係」について考察していきます。

総合地球環境学研究所(地球研)を訪問しています。

 

2月4日(木)

 

 第66回地球研市民セミナーは、洛北高校サイエンスⅡ(文系)の発表の場となりました。
テーマは、「京都市の住環境と騒音」「マリリンモンロー現象に迫る!~迷惑風の利用~」「Teen Love」「琵琶湖における水環境利用の変化」の4つで、各班パワーポイントを使って10分発表、10分質疑応答を行いました。その後の30分間のポスターセッションでも、聴講いただいた市民の方々や地球研の先生方から様々なアドバイスをいただきました。熊沢輝一先生のまとめは示唆的で、本校での研究発表会に活かしていきたいものでした。

 

12月1日(火)

 

 この日は、「琵琶湖における水環境利用の変化」というテーマで研究活動を進めている4班の生徒3名が、びわこ成蹊スポーツ大学を訪れました。そして長年琵琶湖の環境や人々の暮らし等について研究をしてこられた、学長の嘉田由紀子先生から研究内容等についてご指導していただきました。生徒たちも積極的に質問をし、これからの研究に大いに役立つ機会となりました。最後には琵琶湖の水を飲むという貴重な体験もさせていただきました。

 

11月5日(木)

 

 本日は4班がポスターを使って中間発表を行いました。各班7分内で発表し、7分間質疑応答を行うという形で、地球研の先生方も交えてポスターを取り囲みました。着眼点を褒められつつ、データの取り方や研究の方向性について助言をいただき、さらに討論を重ねました。

 

7月16日(木)

 

 ここまで4班に分かれて研究テーマを練ってきましたが、それを地球研の先生方の前で発表しました。①京都市の住環境と騒音②マリリンモンロー現象に迫る!~風・発電・スカート・都市・気流~③Teensの恋愛観④琵琶湖における水環境利用の変化について、阿部健一先生、清水貴夫先生、Steven McGreevy先生など、これまでお世話になった方々から助言をいただきました。夏休みに取り組むことを確認して、さらにテーマを絞っていきます。

 

6月11日(木)

 

 生徒が地球環境問題をあげて何が問題かを記述した後、安成哲三 地球研所長が「地球温暖化と人類の未来」と題して講義をされました。地球温暖化は太陽活動の変化等の自然要因とする説があるものの、産業革命以後CO2は確実に増加しており、人為的影響は免れません。大気中の汚れ物質(エアロゾル)には気温を下げる"日傘効果"があるので利用も考えられるとのこと。また、最強の温室効果ガスの水蒸気は温暖化で増えるため、ゲリラ豪雨と干ばつが併存するなど、地球環境への影響は計りしれないことがわかりました。

 

6月4日(木)

 

 総合地球環境学研究所特任助教 Steven McGreevy先生は、環境負荷が増大する現代の暮らしを、資源獲得→生産→販売→消費→廃棄の流れの1つ1つから見直し、「持続可能なフットプリント、フードとフューチャー:食農体系の転換を考えよう」というテーマを生徒に提案しました。生徒は疑問に思ったところをA4用紙に書き出し、その解決策を図示して、グループで共有しました。

 

5月21日(木)

 

 公衆衛生を研究されてきた総合地球環境学研究所研究員 蒋宏偉先生は、ラオスでタイ肝吸虫(下痢、癌の恐れ)の感染経路を調べる中で、今回のテーマ「人はなぜノグソをするのか」にたどりつきました。生徒は戸外で排便をする理由を聞いて、それをやめてもらうにはどうしたらよいか、生魚を食べないようにするにはどうしたらよいか、グループで考えました。

 

5月14日(木)

 

 総合地球環境学研究所研究員鎌谷かおる先生は、「写真で『記憶』の数珠つなぎ~『風景から何を学べるか』を考えてみよう~」と題し、同じ場所の数十年を経た写真を見比べることで見えてくるものを研究する手法を教えてくださいました。生徒は、持参した昔の写真を互いに見て、自分がどこに興味を持ったかを話し合いました。

 

5月7日(木)

 

 総合地球環境学研究所研究員清水貴夫先生から「アフリカの子どもを通して『文化』の見方を考える」というテーマで講義していただきました。講義の中でストリートチルドレンの固定観念を超えたブルキナファソの街にいる少年たちの事例について話してくださいました。そして、3グループに分かれた生徒は、ピューリッツァー賞を受賞した「ハゲワシと少女」の写真についての異なる見解を読み込みました。先生は、①文化相対主義と②人を見下さないことを強調しました。

 
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