ZUMBAを踊ろう。
10月19日(土)、サタデープロジェクトとしては初めて、ダンスエクセサイズであるZUMBAイベントを行いました。講師の松井信太郎氏は京都大学大学院を卒業した後、某企業で植物の研究に従事。9年務めた企業を辞めズンバインストラクターになった異色の経歴の持ち主です。前半はお互いを知ることから始まり、将来の進路についてリラックスした雰囲気の中で講演していただきました。後半は待ちに待ったズンバです。ほとんどの人が初めてでしたが、みんな楽しく汗を流していました。「ダンスは苦手だったけど、今回は下手でも楽しむことができた。」「またZUMBA踊りたいです。体育の授業の一環としてやってほしいです。」など多くの前向きな意見を頂けました。運動の秋、みなさんもズンバを踊ってはいかがですか?
海綿動物
カイメン(海綿)は、現存する多細胞動物の中で最も進化的に古い動物門とされており、進化発生学的に非常に重要な生き物です。そのため、多細胞生物特有のさまざまな仕組みの起源をカイメンから探ることができます。
また、人間との関わりについて言えば、カイメンは沐浴などのスポンジとして用いられ(カイメンは英語で "sponge" といいます)、水中の浮遊生物をろ過して摂取することで、水中の有機物を除去する役割も果たします。アニメキャラクター「スポンジ・ボブ」をご存知でしょうか。実は彼、カイメン動物なんです。
本実習では、カワカイメンの幼若個体を用いて、個体形成過程を観察し、スケッチを行いました。カワカイメンは、1つの受精卵からの個体形成だけでなく、数千個の幹細胞集団からの無性生殖による個体形成が可能であり、非常に優れた能力を持っています。形成されたカワカイメンの個体観察を通じて、幹細胞集団からどのように組織や骨格が構築されるのかを考えました。
透明な体にキラキラと光る骨片と、繊細な煙突のような突起を持つ美しい生き物に、生徒たちは興味津々。実体顕微鏡で生物を観察しながら、体を切断したり細胞を解離したりするなどの初めての体験でしたが、生徒たちは一生懸命に取り組んでいる様子が見られました。
実験中には、「え!これ本当に動物なの!?」という驚きの声が多数上がりました。
そうです、これでも立派な動物なんです!
本実習では、京都大学理学部生物科学専攻分子発生学研究室の船山典子准教授にご指導いただき、カワカイメンの芽球も提供していただきました。
【カワカイメンの研究について詳しく知りたい方は以下のURLをご参照ください】
・京都大学船山研究グループHP //sponge.sci.kyoto-u.ac.jp/
・カイメン体内で微細な建築資材(ガラス質の骨片)を細胞が運び、立て、組み上げる全く新しい骨格形成機構を発見
https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2015-09-24-0
・カイメンが明らかにした幹細胞の起源的な分子基盤
https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2016-01-15-0
・工務店細胞が「建設」する深海のスカイツリー
//sponge.sci.kyoto-u.ac.jp/kairoudouketsu-2.html
水の中でおこる不思議な化学の世界を見てみよう
ケミカルガーデンやカラフルカプセルの作成および試験管内で雪を降らそう、という3つの実験を行い、水の中でおこるカラフルな化学現象を体験しました。16名の参加者からは「すごくきれい」、「授業で扱った試薬からこんな変化が見られて興味深かった」などの感想が寄せられ、実験の様子を写真や動画に残していました。
https://www.kyoto-be.ne.jp/rakuhoku-hs/mt/education/assets_c/2024/11/2af18cddd60b7ab3ebdd179abbc742d6660eea18-thumb-200x267-271514.jpeg
キッチンサイエンス第3回~フォカッチャのひみつ~
3回目となるキッチンサイエンスでは、SDGsとサイエンスを意識して、食品ロス削減を目標にした「家にあるものでフォカッチャ」、糖尿病の人も食べられる「りんごのフォカッチャ」、お年寄りや小さい子供も食べやすい「みんなで作れて食べられるパン」、小麦アレルギーの人も食べられる「グルテンフリーフォカッチャ」など、グループで設定したテーマを検証するための実験を行いました。完成したフォカッチャは、硬さや内部の気泡の様子、色、食べたときの味や舌ざわりなど様々な要素に注目しながら評価をしました。次回は、それぞれの結果や考察を発表する予定です。
京都府立図書館館内見学ツアー&利用体験
「府立図書館を知ってほしい、利用してほしい」という思いから企画した講座。最初の館内見学では、普段立ち
入ることができない「自動化書庫」や「集密書庫」も見せていただきました。続いて司書の方から、「京都府立図書
館の利用法と資料の探し方について」「京都府立図書館のデータベース利用について」ガイダンスいただきました。
今回の講座をきっかけに、探究活動や普段の読書・学習に対して、大いに京都府立図書館を利用してほしいと願っ
ています。
(生徒の感想より)
今日、初めて府立図書館に来てみて、一つの図書館を完成させるためには、たくさんの設備や人が必要なのだ
なあと思いました。特に自動化書庫が凄かったです。また来て、利用したいと思います。