サイエンスⅠ(中高一貫コース・1年後期)

 

中高一貫コース1年生は、総合的な学習の時間として「サイエンスⅠ」を履修します。
サイエンスⅠでは、2年次の「サイエンスⅡ」の準備として、物理・化学・生物・数学の4分野の基礎実習を通して、様々な「科学の方法」を学びます。
後期からの取組です。

 

平成26年度「サイエンスⅠ」のガイダンス実施

 

 9月24日(水)6時間目に「サイエンスⅠ」についてのガイダンスを実施しました。まず始めに高校2年生で取り組む「サイエンスⅡ」の説明があり、その準備としてこの「サイエンスⅠ」が位置づけられていることを確認しました。
79名が3つのグループに分かれ、グループごとに物理・化学・生物・数学の4分野を順番に体験していきます。(1分野=2時間×3回が4分野で合計24時間)

 

特別講義

 

最新の科学研究の一端に触れ、科学に関する多面的な視野を身に着けることを目的に、研究機関から講師の先生をお招きして特別講義を実施しました。

  • ■「太陽の脅威とスーパーフレア」
     京都大学大学院理学研究科 附属天文台長 教授 柴田 一成 氏
  • ■「ランダムウォークと再帰性」
     京都大学大学院理学研究科数学・数理解析専攻 藤岡 翼 氏
  • ■「SSHで学ぶ研究の意義」
     京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科高分子機能工学部門 教授 堤 直人 氏
 

取組の様子

 

演示実験の様子

 物理分野では、はじめに様々な物理現象の演示実験を見た後、自由落下の実験を用いて実験に対する姿勢を身に付け、データ整理の仕方を学び、次にコンピューターによるデータ解析と課題実験について計画を立案し、最後に自らの課題実験を行いました。
 自ら設定した課題実験では、班内で役割分担し、互いに助け合いながら進めることができました。以下は生徒自身が付けた課題実験タイトルです。「揺れる鼓動」「我ここにあり(弦の振動に関する実験)」「電子レンジを用いて電磁波の性質を調べる」「静寂の谷(2つの音源から出る音の干渉について)」

 

金属イオンの分離

 化学分野では、11種類の金属イオンからランダムに選ばれた4種類を未知試料溶液とし、班ごとに考えた系統分離方法を用いて実験を行いました。1回目の実験でうまくいかなかった部分について考察し、再度フローチャートを作成して2回目の実験を行いました。最後に各班ごとに作成したパワーポイントを使ってプレゼンテーションを行いました。

 

 生物分野では、遺伝子鑑定実習として、コメからDNAを抽出し、PCR法でコシヒカリか否かを鑑定しました。
また、その待ち時間を利用してバイオテクノロジーの様々な方法についての講義、遺伝子の塩基配列を読む実習などを行いました。さらに、ディスカッションの演習として、生命科学基礎で行った「自律神経の反応」に関する実習結果について班ごとにディスカッションしました。

 

京都大学大学院生による「マルバツゲーム」についての講義

 数学分野では、「マルバツゲーム」、「結び目」、「組合せ」という身近な題材をもとに、実際に考察することを通して数理モデルの構成を行いました。

 
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