令和7年度洛北GLPアメリカ研修

 

アメリカ研修では、世界有数の学際都市であるボストンを訪れ、多彩な活動を通じて、生徒たちは今後の人生行路に生かせる有意義な学びを得ました。以下に、今回のプログラム概要を紹介します。


〇ハーバード大学・MITキャンパスツアーと特別講義

 初日はハーバード大学を訪れ、現役大学生にキャンパスを案内していただきました。世界トップレベルの大学生との交流を通して、学問やキャリアについて考えを深めました。翌日以降も、ハーバード大学のスタッフの方々に、多岐にわたる特別講義やワークショップを実施していただき、生徒たちは積極的に学びを深めました。

 別日には、MIT(マサチューセッツ工科大学)を訪れました。現役大学生の案内のもとキャンパスを見学し、最先端の研究に携わる学生生活の在り方を知りました。また、科学技術やイノベーションを牽引する教育・研究機関ならではの雰囲気を肌で感じることができました。理工系の特別講義やワークショップを通じて、生徒たちはこれまでに培った知識を活かしながら活発な議論を交わし、新たな視点や学びを得ることができました。

 

〇ハーバードビジネススクール特別講義と最先端企業訪問

 ハーバードビジネススクール卒のPaul氏に対して、ビジネスプランに関するグループプレゼンテーションをしました。事前研修④、⑤から継続して取り組んだ内容でしたが、Paul氏からのフィードバックを受けることで、生徒たちはより多角的な視点からビジネスプランの考察を深めました。

 その翌日にはGoogle社を訪問し、社員との質疑応答を通じて、労働の捉え方や環境整備の重要性について理解を深めました。社員のウェルビーングを重視した社内環境から、グローバル企業の活躍の裏側を見て取ることができました。

 

〇ボストン美術館とフリーダムトレイルツアー

 アメリカ独立運動の舞台となったボストンでは、地域の歴史を伝える美術品に加え、世界各国の有名な美術品が数多く展示されています。中には日本との繋がりが感じられる作品もあり、異国の地で日本文化の存在感を実感する貴重な機会となりました。こうした繋がりを象徴するように、京都市とボストンは1959年から姉妹都市の関係にあります。

 フリーダムトレイルと呼ばれる散策路には、アメリカ民主主義の形成において極めて重要な役割を果たした史跡が残されています。現地スタッフの案内のもと、生徒たちはボストンの歴史的背景に触れ、不易流行に通じる都市の魅力を実感しました。

 

〇リーダーシップ研修とマイライフミッションスピーチ

 洛北GLPの中核を担うコンセプトは、世界を牽引するリーダー性の涵養とマイライフミッションの具体化です。プログラム全体を通じて、生徒たちは自分自身の個性や強みと真摯に向き合い、自分自身のリーダー像とライフミッションを明確にしてきました。ハーバード大学にて、それらをテーマに活発な議論を交わすとともに、一人一人が堂々としたスピーチを披露し、積み重ねてきた成果を存分に発揮しました。

 答えのない問いに向き合い続ける中で、生徒たちは時に不安や葛藤を感じることもあったかと思います。しかし、洛北GLPの全てのプログラムを最後までやり遂げた経験は、何にも代え難い財産となったことでしょう。この経験が、生徒一人ひとりにとって、自らの将来を主体的に切り拓く原動力となることを心より願っております。

 

Global Leadership Program 事前研修⑥<アントレプレナーシップ研修>

 

今回の研修では、MAKERS UNIVERSITYによるアントレプレナーシップ研修が行われ、起業や挑戦することの意義について深く学びました。これが渡航前最後の事前研修となり、生徒たちにとって、普段の授業では得ることのできない非常に実践的で刺激に満ちた時間となりました。

前半では、3名の若手起業家が登壇し、それぞれのキャリアの歩みや直面した困難、それをどのように乗り越えてきたのかについて語ってくださいました。続くトークセッションでは、「まず行動してみること」の大切さについて、実体験に基づいたお話を伺うことができ、生徒たちは大きな刺激を受けていました。実社会で挑戦を続けている方々の言葉には強い説得力があり、生徒一人ひとりが自分自身の将来について主体的に考える貴重な機会となりました。

後半では、生徒たちが「MY LIFE MISSION」と題して、自分の夢や将来のビジョンを講師の方々に向けて順番に発表しました。今年度の研修で特に印象的だったのは、生徒一人ひとりが自分の「MY LIFE MISSION」について、講師の方々から直接アドバイスをいただけたことです。生徒たちの悩みや迷いに真摯に向き合い、丁寧に耳を傾けてくださったことで、発表後には生徒の表情や発言にも前向きな変化が見られました。

講師の方々からは、夢の実現に向けた具体的なステップや、今後挑戦していくべきことについて一人ひとりに合わせたフィードバックが送られました。中でも、「行動の先にこそ、自分の本当にやりたいこととの出会いがある」というメッセージは、生徒たちの心に強く残ったようです。事後の振り返りでも、「まずは一歩踏み出してみたい」といった声が多く聞かれ、今回の研修が生徒たちの背中を力強く押す時間になったことがうかがえました。

いよいよ322日からアメリカ研修がスタートします。これまでの事前研修で得た学びを活かし、それぞれが現地で多くの経験を重ね、新たな挑戦へとつなげていってくれることを期待しています。

 

MAKERS UNIVERSITY 高校への出張授業プロジェクト」
https://makers-u.jp/forschool/

 

Global Leadership Program 事前研修④⑤<グローバル探究研修>

 

Global Leadership Programの第4回・第5回事前研修として、「グローバル探究研修」を実施しました。今回のテーマは、ボストンのPrudential Centerに日本企業の海外第1号店を出店することを想定し、どの企業が現地で成功する可能性があるかを考え、英語で発表・企画提案を行うという実践的な内容でした。生徒たちは、海外未進出の日本企業を調べ、商品、ターゲット顧客、出店理由を根拠に基づいて整理し、探究を深めました。

4回事前研修では、6つのグループに分かれ、生徒一人ひとりが自分で選んだ企業について個人プレゼンテーションを行いました。発表では、「その企業は何を販売しているのか」「どのような顧客を想定するのか」「なぜボストンで出店するのか」を、資料やデータをもとに説明しました。原稿に頼らず相手を見て発表する姿や、情報を分かりやすく整理したスライドを用いる姿も見られ、これまでの研修の積み重ねが感じられました。

5回事前研修では、グループ内で共有した内容をもとに、「ボストンで最も成功する可能性が高い」と考える企業を1社選び、英語でグループプレゼンテーションを行いました。各グループは、会社や商品の特徴、ターゲット顧客、出店理由を整理するだけでなく、競合分析や簡単な収支計画、販促方法まで考え、より実践的な企画へと発展させました。こうした活動を通して、生徒たちは英語で伝える力だけでなく、論理的に考える力や、仲間と協力して一つの提案を作り上げる力も養うことができました。

研修後の振り返りでは、「さまざまな企業や商品について知ることができた」「前回よりも声や目線を意識して発表できた」「グループ発表では責任感を持って取り組みたい」といった前向きな声が多く聞かれました。今回の研修は、生徒たちにとって、実社会につながる視点を持ちながら自分の考えを深め、表現する貴重な機会となりました。今後のアメリカ研修でも、この学びを活かし、さらに視野を広げてくれることを期待しています。

 

Global Leadership Program <リーダーシップ研修> 事前研修③

 

Global Leadership Programの第3回事前研修として、「Global Leaders Challenge研修」を実施しました。本研修は、JAAC日米学術センターが提供するオンラインプログラムで、今回はハーバード大学の学生5名とファシリテーター1名をお招きし、本校生徒が英語で交流しながら学ぶ貴重な機会となりました。

 当日は、生徒たちが6名ずつ5つのグループに分かれ、それぞれのグループにハーバード大学の学生が1名ずつ参加しました。生徒たちは、これまでの事前研修で取り組んできた英語スピーチに今回で3度目の挑戦となり、大学生から個別にアドバイスを受けながら、自分の考えをより明確に伝える方法を学びました。英語で意見を発信する経験を重ねる中で、表現力の向上を実感している様子も見られました。

 スピーチ後は、リーダーシップに関するケーススタディを題材に、英語によるディスカッションを行いました。初めは緊張した様子の生徒たちでしたが、大学生のリードにも助けられながら、自ら積極的に意見を述べたり、互いの考えを尊重しながら話し合いを深めたりする姿が印象的でした。英語で対話することへの楽しさも徐々に感じられるようになり、研修が進むにつれて表情が明るくなっていく様子がうかがえました。

 研修後には、生徒から次のような感想が寄せられました。

「ハーバード生と話すだけでもとても貴重な経験なのに、質問やディスカッションもできて素晴らしい研修になりました。ディスカッションの時に、ハーバード生の方が話をまとめたり進行を助けてくれたりしたおかげで、自分も積極的に発言できました。ボストン研修までに、もっと自分でも練習していきたいと思います。」

 今回の研修を通して、生徒たちは英語力だけでなく、自ら挑戦しようとする姿勢や、他者と協働しながら考えを深める力を育むことができました。今後の事前研修、そしてアメリカ研修を通じて、さらに成長し、世界で活躍できるリーダーへと歩みを進めていくことを期待しています。

 

Global Leadership Program(洛北GLP)事前研修①・②

 

本年度も洛北高校独自の海外研修プログラム「Global Leadership Program(洛北GLP)」が始動しました。このプログラムでは、7回にわたる充実した事前研修に加え、3月にはアメリカでの8日間の本研修が予定されています。ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)での特別講義の受講、現地大学生との交流、最先端企業の訪問などを通して、国際的な視野を広げ、将来世界で活躍できるグローバルリーダーとしての素養を育むことを目的としています。

第1回事前研修(913日)

プレゼンテーション研修・リーダーシップ研修

1回事前研修では、「プレゼンテーションの基礎」と「リーダーシップの資質」について学びました。プレゼンテーション研修では、様々なモデルスピーチを動画で視聴し、聴衆を惹きつける方法や、聴衆との効果的なコミュニケーションの取り方を学びました。また、アイコンタクトやボディーランゲージに焦点を当てたアクティビティを通じて、「聴き手に伝わるスピーチ」のコツを実践的に身につけました。

続くリーダーシップ研修では、ALL ENGLISHの講義を通して「良いリーダーに必要な資質」について考察し、それぞれが「自分にとって必要なリーダー像」をテーマに英語スピーチを行いました。最後にはチームビルディングの一環として、A4用紙を使った「ペーパータワーコンテスト」を実施し、協力と役割分担の重要性を体感的に学びました。

第2回事前研修(1018)

スピーチ力の向上と英語ディスカッション実践

 第2回事前研修では、「自分に必要なリーダーの資質」についての1分間スピーチと、英語でのディスカッション練習を行いました。
 スピーチでは、多くの生徒が前回よりも自信をもって発表し、ジェスチャーやアイコンタクトを意識した表現が見られました。次回はハーバード大学の学生を前にスピーチを行う予定であり、生徒たちのさらなる成長が期待されます。
 後半のディスカッション練習では、「ターンテイキング」や意見を述べる際の3ステップ(Main Point → Reason/Example → Question)を学び、実践的な会話練習を行いました。また、第3回に向けたケーススタディ「6人の候補者からクラスのリーダーを決めよう」に取り組み、英語で自分の考えを説明し合う活動を通して、論理的に意見を伝える力と対話力を磨きました。発言後に "That's a good point." と相手に反応したり、"What do you think?" と質問を返すなど、主体的に会話をつなぐ姿勢も見られました。
 第3回研修では、ハーバード大学の学生とともに、より深いディスカッションを行う予定です。

 
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