2026 サイエンスチャレンジ

 

サイエンスチャレンジは、授業を離れて、様々な「科学」に挑戦する講座です。「好奇心」がある人ならば、誰でも参加できます。多くはサタデープロジェクト(サタプロ)枠内での開催ですが、放課後や夏休みに行われる場合もあります。この3月に卒業した先輩も「自分の進路ややりたいことを明確にするのにとても役立った」「今になって参加することの大切さを知ったから、もっと大事さを考えるべき」とアンケートで答えてくれた、イチオシのSSH企画です。年度末にはサイエンスチャレンジ・サタデープロジェクト等の課外活動に最も多く参加した生徒を「洛北アクティブラーナーアワード」として表彰しています。

 

島津ぶんせき体験スクール

 

7月6日(月)に島津製作所本社において、島津ぶんせき体験スクールに参加しました。体験スクールでは、光の三原色を学んだあと、分光器を使って、実際に溶液の分析を行いました。また、簡易分光器を手作りで作成し、それを用いた様々なものの観察をとおして、分光器の原理を理解しました。実習を行った後は、島津製作所のショールームにて、実際の製品を見学し、非常に充実した時間を過ごすことができました。

 

令和8年度「学びのWEBラボ」始まりました

 

6月17日(水)から学びのWEBラボが始まりました。今年度本校からは、文化財ラボ、こころ探究ラボ、起業ラボ、プログラミングラボに参加しています。オンラインツールを活用することで、本校だけではできない学びをしていく取組です。成果交流会を含めて、全9回の講座を楽しんでもらいたいと思います。

 

令和8年度 京都Scienceチャレンジ「パスタブリッジコンテスト」開催について

 

この度、SSH事業の一環として、京都Scienceチャレンジ「パスタブリッジコンテスト」を下記のとおり開催いたします。

 本取組は、SSH事業「京都Scienceコミュニティ」で協働して行う企画であり、生徒がチャレンジできる科学競技の場を設定することで、生徒の科学的探究心を育て、学びに対する意欲を高めることを目的としています。全国の高校の皆様にも御参加いただきたく、御案内申し上げます。

〇日時

令和8年1024日(土) 1330分から1700分まで


〇場所   

京都府立洛北高等学校およびZoomでつなげた各高等学校


別紙様式に入力の上、担当([email protected])までメールで申し込みください。


※くわしい内容やルールは下のパスタブリッジ実施要項をご覧ください。



・パスタブリッジ要項


 

令和8年度 第1回サタデープロジェクト

 

 サタデープロジェクトは土曜日を活用した希望者参加型(年間5回)の企画です。6/6に開催された第1回の企画の中から理数系の取組(サイエンスチャレンジ)の様子をご紹介します。

3D CADを学ぼう!

 3D CADを学ぼう!では、「Fusion」という3D CADアプリを使用して、3Dデザインの方法を学びました。ほとんど全員が初心者ですが、原理を理解しながら、最終的には思い思いの3Dデザインを作ることができていました。1つのデザインを作るには何通りもの方法があり、より簡単な方法や、やりやすい方法を紹介しながら、そのスキルを向上させました。難しいながらもデザインの方法を学ぶことができて生徒は充実感を得ていました。



3次方程式の解の公式を作る

 2次方程式の解の公式、解と係数の関係、それと3乗根について説明したのち、3次方程式の解の公式を導きました。計算過程はかなり複雑でしたが、何とか全員が解の公式の導き方を理解できたと思います。実際に解の公式を使ってみると、使い心地は悪く、教科書に載っていない理由を実感していました。3次方程式が実数解のみをもつかの判別式や、4次方程式の解の公式にも触れ、数学の奥深さを体験した会となりました。



古典×理科で考える口紅のひみつ

 古典に出てくる「紅(べに)」をテーマに、平安時代の化粧の価値観について学びました。また、実際に紅花から赤い色素を取り出す実験も行い、昔の「紅」がどのように作られていたのかを、理科の視点から考えました。参加者からは、「実験を通して、赤い色がこんなに貴重だとは思わなかった」「古典に書かれていることを科学的に確かめるのが面白かった」「文系と理系の両方の学びができて楽しかった」といった声が多く聞かれ、興味をもって積極的に質問する様子も見られました。このような学びは、身近なことを科学的に考えるきっかけにもなったようです。普段の古典の学習に少し違った視点を取り入れることで、生徒たちは、より楽しく、より深く学ぶことができました。



地形図を読む

 京都人にとっては馴染みの大文字山。今回は火床を通る普通のコースを外れて、いわゆる「裏大文字」と呼ばれる北側からのコースで頂上へ直登しました。実は大文字山の北側は、尾根と谷が複雑に入り組んだ、この辺りでは屈指の難しいコースです。尾根道、谷道、巻道、地図とコンパスを頼りに16名全員が無事登頂しました。途中、地質や地形、岩石などについて地学科の井上先生からも色々教えていただき、実り多き半日を過ごしました。




野菜の品種改良

 普段何気なく口にしている野菜には、品種改良によって多くの有用な性質が付与されています。今回は、品種改良を行う種苗会社がどのような仕事をしているのかについて、説明しました。また、「桃太郎トマト」の開発秘話の後、うどんこ病に強いカボチャの新品種育成について、実際の研究の体験談を交えて話をしました。参加者からは、「生物についての企画があればぜひ参加したいし、植物ともっと触れ合いたいと思った」「生物(植物)がとても面白いと感じた」「また生物分野の企画に参加したい」など、多くの前向きな感想が寄せられました。参加者同士で積極的に意見交換を行う姿も見られ、大変印象的でした。



 

令和7年度 第5回サタデープロジェクト

 

 サタデープロジェクトは土曜日を活用した希望者参加型の企画です。令和7年度からは年間5回にパワーアップ!1/31に開催された第5回の企画の中から理数系の取組(サイエンスチャレンジ)の様子をご紹介します。

「光」について実験を通して学ぼう

 京都大学宇治キャンパス工学研究科を訪問しました。齋藤教授による放射線の仕組みや研究されている内容についての講義を受けたり、学部生・院生による光についての様々な実験(分光実験、混合実験、レーザー光の波長測定等)を行いました。最後に実際に研究で使用されているイオンビーム加速器施設を見学しました。普段では経験することのできない貴重な体験ができました。



心臓のつくりを観察しよう!

 ヒトの心臓は、一生の間、一瞬も休まずに約30億回も拍動するそうです。そんな心臓がどのような作りになっているのか、ヒトとほぼ同じ大きさ(250~300g)だと言われるブタの心臓(ハツとして食用に販売されているもの)を使って観察してみました。分厚い筋肉や逆流を防ぐ弁の構造、心臓から出ている大動脈などをじっくり観察しました。予想以上に複雑な構造に驚き、その重要性を再確認する貴重な体験になりました。



だれかのためのデザイン

 今回は、4回連続講座の最終回でした。最初に、発表について、講師の平野氏からポイントと大切にしたいことについて講義をいただき、その後、グループ内調整の時間をとって、互いに発表しました。それぞれがテーマに据えた困りごとは、「傘のイシヅキのすりへり」、「スマホの画面の汚れ落とし」、「机からシャーペンを落としても芯を折らないようにするには」、「煩雑になるコードを整理したい」でした。テーマに基づき、困りごと解決するデザインを3D CADでデザインし、3Dプリントして、実際に使い、活動で得た新たな気づきについて発表をしました。それぞれ、発表のよいところがあり、まるで、企業のプロダクトデザインのプレゼンを見ているようでした。ここで得たスキルや成果を、様々な場面でどんどん活用していってほしいです。


キッチンサイエンス

 今年度最後のまとめとして、「ノンアレルギーパン」「栄養満点アレルゲンフリーのパン」「小麦アレルギーでもダイエット中の人でも食べられるパン」の3テーマで、前回の実験の結果をもとにグループごとにディスカッションを行い、滋賀大学 加納研究室の学生の皆さんの前で取組の成果発表をしました。仮説通りにはいかなかったものの、新しい食感が生まれたり、次に挑戦してみたいレシピを考えたり、改めて料理は科学であること、まだまだたくさんの謎があることを実感できたようです。


エッシャーの絵を描こう

 エッシャーの絵のいくつかはテセレーションと呼ばれ、数学的な考察が可能です。今回はテセレーションを用いた作品づくりのために、対称性についての講義や図形の変形のしかたの説明をしたあと、実際に作品を作りました。専用のwebサイトを参考にしながら、自作の模様をコピー機で増やして並べました。全員がきれいな作品を作ることができて、最後にそれぞれの作品がもつ対称性がどんな分類になるか(p2, p3, p3m)を解説しました。


梅干しから塩を取り出してみよう

 梅干しは塩分を多く含む食べ物の一つです。その梅干しから真っ白な塩を取り出すことに挑戦しました。これまでの理科の学習で学んできたことを活かしながら、班の4人で相談しながら試行錯誤を重ねました。なかなか簡単には取り出すことができず苦戦したところもありましたが、なんとか塩を取り出すところまで行けました。解決策が予想していなかった方法で驚いた人も多かったようです。学年、クラスを超えて初めて話す相手とも協力しながら課題解決に取り組め、いい機会だったと思います。


 

洛北数学探究チャレンジを開催

 

12月14日(日)に洛北数学探究チャレンジを実施しました。これは令和元年から実施している企画で、京都の中高生を集めて探究活動を一日かけて実践・体験するというものです。 今回は「1から10までの数を同時に言うゲームで、2番目に大きい数を言うよう目指す」という内容でした。3つの数字を、合計21になるように言う必要があります。高得点をとれるように数の配置を考え、戦って、改良して...を何度か繰り返すことで、どのチームもしっかり数学的な考察ができました。

 

令和7年度 第4回サタデープロジェクト

 

 サタデープロジェクトは土曜日を活用した希望者参加型の企画です。令和7年度からは年間5回にパワーアップ!12/13に開催された第4回の企画の中から理数系の取組(サイエンスチャレンジ)の様子をご紹介します。

細胞生物学で学ぶスキンケア

 毎日何気なく使っている化粧水や日焼け止めについて、「どのように肌を守っているのだろう?」という素朴な疑問を出発点に、肌の構造や紫外線の影響について生物学の視点から探ってみました。 本講座では、講義だけでなく、UVビーズを使った実験も実施。紫外線がどれほど強力なのか、そして日焼け止めがどれほど効果的なのかを、目で見て確かめることができました。学びを通して、生物の知識が日常生活とつながり、身近なことを科学的に考えるきっかけになったと感じています。ちょっとした科学の視点を加えてみると、毎日のスキンケアがもっと面白くなるかもしれません。


虚数単位iをつくる

 数学Ⅱで学習する虚数単位iが行列を用いて表せることを学習しました。前提知識は実数の四則計算のみと銘打っていたので、そこから出発し、行列の和や積を定義して行列の世界の四則演算を考え、行列の世界での0や1を探しました。そのあと、「2乗したらー1になる」という虚数単位の定義をヒントに、これを満たす行列を探しました。方程式を作ってそれを解こうとする人、数値を1つずつ当てはめて探す人などそれぞれの方法で虚数単位となる行列を探し、実際に見つけることができました。最後には複素数の図形的な性質にも触れ、複素数の利点について考えました。


野菜をもっと知ろう

 普段何気なく食べている野菜について学習しました。はじめに、人気の野菜ランキングを予想し、実際にスーパーで購入した野菜を用いて、各班でプレゼンテーションを行いました。その後、人気野菜ランキング上位であるトマト・キャベツ・ダイコンについて、原産地や地域ごとのタイプの違い、食文化、さらには研究に関する話まで、幅広い内容を学びました。活動後には、「野菜について深く知ることができて良かった」「今日学んだことを意識しながら野菜売り場を見てみたい」といった前向きな感想が多く聞かれました。今回の学習を通して、普段何気なく目にしている身近な野菜を、意識して捉えるきっかけになったのではないでしょうか。


原子物理学を用いて放射線を「みて」みよう~霧箱の観察~

 放射線にはα線、β線などがあります。そんな目に見えない放射線を「みえる」ようにするのが『霧箱』です。霧箱の中では、α線やβ線が幻想的に映し出されます。そう、まるで飛行機雲のように。 ペルチェ素子を用いた霧箱では、放射線の種類や透過性について学びました。ドライアイスを用いた大型霧箱では、線源が無くても放射線が観測できる、つまり自然放射線の存在を観察しました。参加者からは、「こんなに放射線が見えると思っていなかった」「空気や食物からも放射線が出ていることに驚いた」などの感想が聞かれ、放射線についての正しい知識と、観察のしくみについて理解が深まったようです。


だれかのためのデザイン

 3回目となる今回は、これまでの取組状況の発表から始まりました。それぞれのデザインのプリント品を使って、状況や使い方、今後どんな風にしていきたいかを各グループから発表していきました。交流をしながら、自分たちのデザインの価格設定なども考え、実際に困りゴトを解決するプロダクトとしてのイメージを固めました。今後は、次回の最終発表に向けて、デザインの推敲、プリントによる使用テストを行っていきます。


キッチンサイエンス

 2回目となるキッチンサイエンスでは、人々の健康と食およびサイエンスを意識して、「小麦アレルギーでもダイエット中の人でも食べられるパン」、「米粉をつかってもちもちのノンアレルギーパン」、「栄養満点アレルゲンフリーのパン」、「糖尿病の人も安心して食べやすい糖質置き換えパン」など、グループで設定した仮説を検証するための実験を行いました。完成したパンは、色、弾力、味や舌触りなどの要素に注目しながら評価をしました。次回は、それぞれの結果をまとめ、発表する予定です。










宮大工を知る!建築体験ワークショップ

 首里城の再建などにも携わっている京都の宮大工集団である匠弘堂の皆さんにお越しいただき、講義とワークショップを実施しました。横川社長による講義では、首里城の屋根の修理や今宮神社の大鳥居の修理の話や、200~300年続く建造物をつくる心意気がとても大切であるというお話を聞きました。 後半では、国宝の長久寺の蟇股(社寺建築などにみられる梁(はり)や桁(けた)の上に置かれる建物構造上必要な支柱に装飾が施されたもの)をトレーシングペーパーで写し取りにチャレンジしたり、木材のかんな掛けにチャレンジしたりしました。生徒たちは木材の香りや表面のツルツル感にとても感動している様子でした。

 

京都府立医科大学連携 特別講義「救急医療現場の話を聞こう」

 

11月19日(水)京都府立医科大学の山畑講師をお招きし、サイエンスチャレンジの特別講義として「救急医療現場」についてお話を伺いました。講師は、新型コロナウイルス感染拡大時のダイヤモンド・プリンセス号やタヒチ地震発生直後の現地に派遣され医療支援を行うなど、大学病院で救急医療に携わりながら災害の最前線でも活躍されています。講義は、生徒に問いかけながら進める対話型スタイルで、生徒たちも考えながら積極的に参加していました。参加した生徒からは、「現場のリアルな話が聞けて良かった。」「医療の本質が分かる興味深い内容だった。」「医療系の講座にまた参加したい。」など前向きな感想が多く寄せられました。

 

京都Scienceコミュニティ連携企画「パスタブリッジコンテスト」開催!

 

10月25日(土)に、京都Scienceコミュニティ連携企画のパスタブリッジコンテストを実施しました。全国のSSH校と京都府立高校間をオンラインでつなぎ、各校同時にパスタで橋をつくり、その出来を競うものです。去年よりも多い20校、64チームのエントリーがありました。当日は洛北高校・附属中学校含め熱い戦いが繰り広げられましたが、最終的に、22.1gのパスタで4000gの重量を支える橋を作った千葉県の市川学園のチームが優勝しました。また3位には本校のチームが入賞しています。来年も実施するのでぜひ参加しましょう!

 
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