高1サイエンス科 課題探究Ⅰ特別講義「データサイエンスのすすめ」

 

京都府知的好奇心をくすぐる体験授業の一環として、10月21日(火)、京都大学国際高等教育院附属データ科学イノベーション教育研究センターの原尚幸先生に、講義をしていただきました。講義では、AIの特徴や、最近の生成AIの発展についてお話しいただいた後、データサイエンスの例として、心理学における研究をご紹介いただきました。その中で、得られたデータから現象を正しく読み取るには、実験デザインから工夫することが大切だと強調されていました。生徒の感想の中には、「何を調べたいのか目的を理解して実験計画を立てたい」「1つの因果関係を見つけることの大変さに驚いた」などがありました。これから課題研究では自分で方法を考えるミニ課題研究が始まります。今回の講義で、交絡が起きないような実験計画を立てることは大変なことだとひしと感じたようですが、めげずに頑張ってほしいです。

 

高1 特別講義 「理系会社員の人生~私の進路選択~」

 

10月14日(火)、()カネカの渡邊 剛氏による特別講演が行われました。渡邊氏は大学院を休学し、青年海外協力隊員としてジンバブエで活動した後、タキイ種苗株式会社で9年間にわたりメロンブリーダーとして勤務。現在はベルギーにある株式会社カネカヨーロッパ支社でグローバル開発を統括されています。講演では、豊富な海外経験に加え、うまくいかなかった時にどのように行動するかを、青年海外協力隊での具体的な体験を交えて紹介し、「行動することの大切さ」を伝えてくれました。また、ご自身の進路選択や転職の経験を通して、「自分が大切にしている価値を実現するためなら、回り道をしてもよい」というメッセージも語られました。普段は聞くことのできない貴重な体験談や考え方に、多くの生徒が新たな価値観に触れ、感動している様子が見られました。

 

高2サイエンス科 生物学探究Ⅱ特別講義「世界市場に向けた野菜の品種改良」

 

10月9日(木)2限に、タキイインディア社長・田中氏による特別講演がZoomで行われました。講演では、世界各国で野菜の品種改良に携わった経験や、育成した品種が現地に導入されなかった失敗談など、実践的で興味深いお話がありました。研究職を志す人にとって参考になる内容であると同時に、失敗したときにどう前向きに取り組むかといった人生のヒントにもなるお話でした。また、生物学探究の授業で学んでいる遺伝子工学分野(DNA分析など)が実際に育種に活用されていることを知り、生徒たちは楽しそうに講義を聞いていました。講演後の質疑応答でも多くの生徒が積極的に質問し、活発な意見交換が行われました。

 

高3サイエンス科 化学探究Ⅱ特別講義「有機化学とAI」

 

京都府知的好奇心をくすぐる体験授業の一環として、9月22日に京都大学国際高等教育院の松原誠二郎教授、情報環境機構データ運用支援センターの竹邊準教授に講義をしていただきました。講義の中では、AIに有機合成の検討過程を学習させることで、AIの思考学習の充実を目指す研究について説明していただきました。AIが普及した現代での人間の役割についても考えさせられる講義で、生徒の感想には、「AIを活用した研究というのが新鮮で面白かった」「AIを活用することで専門の分野からさらに幅を広げることができるという話が印象に残った」というものがありました。講義の最後には、受験を控えた生徒への励ましの言葉もいただきました。現在受験勉強真っ最中の高校3年生ですが、大学での研究の魅力に触れ、大学進学へのモチベーションを高められたようです。

 

高2 文理コース理系 エネルギー科学特別講義 「数値シミュレーションってどうやってるの?」

 

10月20日(月)、子どもの知的好奇心をくすぐる体験授業の一環として、京都工芸繊維大学機械工学系の福井智宏准教授にお越しいただき、数値シミュレーションの基礎10月20日(月)、子どもの知的好奇心をくすぐる体験授業の一環として、京都工芸繊維大学機械工学系の福井智宏准教授にお越しいただき、数値シミュレーションの基礎について特別講義を実施しました。最初は高度な数学に見えたものが、実はシンプルな数値計算やExcelの演算によって表現されていることを知り、難しそうなものが知っている知識で紐解かれていく不思議に興味を深めることができました。高校で習わないけれど大学で必要なアプローチが、高校数学の延長線上にあることを実感できたと思います。について特別講義を実施しました。最初は高度な数学に見えたものが、実はシンプルな数値計算やExcelの演算によって表現されていることを知り、難しそうなものが知っている知識で紐解かれていく不思議に興味を深めることができました。高校で習わないけれど大学で必要なアプローチが、高校数学の延長線上にあることを実感できたと思います。

 

高1文理コース 生命科学基礎 特別講義「医療や農業に活かせる遺伝子の知恵」

 

高校1年3〜6組を対象に、長浜バイオ大学の岩本昌子先生をお招きし、遺伝子技術に関する特別講義を行っていただきました。講義では、ゲノム編集治療の最前線や医療への応用、さらに環境DNAの活用について詳しくお話しいただきました。環境DNAが生物多様性の保全や環境調査に役立っていることも紹介され、生徒たちは最新の遺伝子技術が社会でどのように活かされているのかを学ぶ貴重な機会となりました。 

岩本先生の分かりやすい解説に、生徒たちは熱心に耳を傾け、遺伝子技術の可能性とその重要性について理解を深めることができました。

 

高2文理コース 地球科学基礎 校外学習 総合地球環境学研究所

 

2月21日(金)午後に、高校2年生文理コース文系の生徒が、総合地球環境学研究所を訪問しました。京都の地形のでき方、窒素循環の課題、インドの大気汚染への取り組みについて、3人の研究者の方々にお話しいただきました。また、研究所内にあるクリーンルームや低温保管室、微量元素も検出できる質量分析装置など、設備の紹介もしていただきました。研究所内の見学は、時間の関係上できませんでしたが、研究者の方からお話を聞き、地球環境についての謎や課題にどのようなアプローチがなされているのか、知見を広げることができました。

 

高2文理コース 総合的な探究の時間「数学課題研究発表会」

 

2月13日(木)の3,4限に総合的な探究の時間のポスター発表会を行いました。1年生文理コースの生徒も参加し、2年生の発表を聞いていました。各班がそれぞれのテーマで探究した成果をポスターにまとめ、発表しました。中には成果を実証するために実演する班もありました。多くの先生にも参加していただきました。発表を通して、発信する難しさを感じたり、より理解を深めたりすることができました。

 

高1文理コース 数学α特別講義「フラクタル幾何学入門」京都工芸繊維大学

 

2月7日(金)に、京都工芸繊維大学の平田博章先生をお招きして『フラクタル』についての講義をしていただきました。『フラクタル』とは何か、から始まり、フラクタルの利用方法、生成例についてなど、数々の興味をそそるお話をしていただきました。『フラクタル』を用いてテレビゲームや映画などのグラフィックを描いていることには、生徒も驚いているようでした。また、「アフィン変換」の演習を行い、『フラクタル』生成の入口を体験することができ、生徒たちは充実した時間を過ごしていました。

 

高2文理コース 総合的な探究の時間(数学)

 

2年文理コースの総合的な探究の時間では、数学を用いた課題探究をしています。前期に基礎講義や探究のテーマ決定をし、後期からグループで探究活動を行っています。プログラムを組んで素数の性質を調べたり、実験やアンケートで得たデータを統計的に処理したりするなど、数学そのものや、数学的な手法での探究が行われています。

 2月6日(木)のポスター発表に向けてポスター制作にも着手しています。わかったことを整理して伝える難しさと楽しさを感じて欲しいです。

 
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