アジアサイエンスリサーチプロジェクト in 京都

 

 スーパーサイエンスネットワーク(SSN)京都校の取組の一つであるアジアサイエンスリサーチプロジェクト(ASRP)も感染症の影響を受けて、今年度は京都でSSN京都校の高校生だけで行う森林調査(フィールドワーク)となりました。11月21日(土)と22日(日)の二日間、京都府立丹後海と星の見える丘公園で実施された本調査に、チーム洛北高校(1年生1名、2年生3名)も参加しました。事前学習や実地訓練を経たものの4人は本格的な野外調査は初めてでしたから、亀岡駅からバスが出発した頃には緊張の気配がただよいましたが、11月とは思えない好天にも祝福されて、なかなかどうして優れたフィールドワーカーとして力強くデビューを飾ることができました。この後は持ち帰ったデータを解析して参加校で共有し、いつか研究成果を発表できるとよいと思っています。

 

地球研オープンハウス

 

11月22日(日)、「環境」をテーマに課題探究を行っているサイエンス科高校2年生が、地球研オープンハウスに参加しました。今年度は、初のオンラインでのオープンハウス企画となり、洛北高校のほか、北稜高校、宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校、高千穂高校の4校が、それぞれの探究活動の取り組みを10分の動画にまとめ発表し、その後研究者も交えて意見交換を行いました。同じ「環境」をテーマにしていても、アプローチの仕方が様々で、新しい視点を得ることができたほか、それぞれの学んだことや、発見したことを、今度は周囲の人達や世界に向けて発信していくことが、大切だということを実感できた企画となりました。
オープンハウスの様子はYouTubeの地球研チャンネル アーカイブで見ることができます。また、ぜひご覧下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=CXvsI_FtUMY

 

みやびサイエンスフェスタ

 

スーパーサイエンスネットワーク(SSN)京都校の府立高校の生徒が一堂に会して理科系の課題探究の成果を発表し互いに交流する、年に一度の大きな大会が「みやびサイエンスフェスタ」です。ところが、というよりもまたまた、本フェスタもコロナウイルス感染症対策のため例年と大きく開催方法を変更することを余儀なくされました。それでも、開催まで漕ぎつけることができたのは、主催校である府立嵯峨野高校の尽力に他ならず、ここでも改めて深い感謝の気持ちを記しておきたいと思います。
 同日開催ながら、数学の課題探究は「京都マス・ガーデン」として独立し、北部の福知山・西舞鶴・宮津高校・宮津天橋高校宮津学舎の課題探究は「海の京都サイエンスフェスタ」として別会場となりましたが、それぞれの会場でデジタルポスターが上映されて、繋がりを感じることができたのはさすがICTです。時は11月14日、場所は京都リサーチパーク、本校からは課題探究Ⅱのうち理科系の15グループ、数学系の3グループがポスターを作成して勇躍会場に乗り込みました。密を避けるため発表なしの総入替制ではありましたが、Good Jobカードによって交流が途絶えなかったのは素晴らしいことでした。ですがやっぱり、来年度には高校生の熱気で溢れかえる、あの「みやびサイエンスフェスタ」に戻ってくれることを期待する、そんな今年のフェスタでした。


 

京都マス・スプラウトに参加しました

 

 京都府の、数学の課題探究を行っている学校の生徒が、研究についての交流をするための場として、京都マス・スプラウトが9月19日(土)にオンラインで行われました。本校からは課題探究Ⅱの授業で数学の研究をしている4名の生徒が参加し、それぞれの研究について発表したり、他校の生徒の研究に対して質問をしたりと、熱心に意見交流をしていました。
 京都マス・スプラウトでの貴重な交流をもとに、11月14日(土)に行われる京都マス・ガーデンにて各自の研究の中間発表に向けて、さらに研究を深めています

 

筑波サイエンスワークショップ

 

 12月23日(月)~12月25日(水)、高校1年生3名が「筑波サイエンスワークショップ」に参加し、筑波科学技術公園都市を訪れました。このワークショップは京都教育大学附属高校主催で、3つの高校の生徒が3分野に分かれて研究しました。本校からは化学グループと地学グループに参加しました。化学グループは物質材料研究機構(NIMS)を訪れ、「金属脆性を知る」というテーマで、金属を破壊するシャルピー衝撃試験や引張試験などを通して、金属の結晶構造による性質の違いを分析しました。地学グループは、「地層と化石から地球環境のダイナミックな歴史を考えよう」というテーマのもと、産業技術総合研究所の研究者の方々とフィールドワークに行き、地層の観察を行いました。最終日にはお世話になった研究者の方々の前で研究発表を行い、様々なアドバイスをいただきました。高度な設備や環境の中で研究をすることができ、充実した3日間となりました。

 

第2回 京都サイエンスフェスタ

 

 11月9日(土)京都工芸繊維大学で行われたサイエンスフェスタに参加しました。洛北高校からは、高校2年生の一貫コース、サイエンス部化学班が参加し、合わせて28テーマのポスター発表を行いました。高校2年生の一貫コースは、サイエンスⅡで進めている課題研究について、サイエンス部化学班はエステルの構造とにおいの関係について発表し、他校の生徒や先生、また大学の先生など、様々な人とディスカッションを通して研究についての考察を深めました。また、他校のポスター発表も見学することで、今後の参考となる発見がたくさん得られました。今回は、シンガポールの高校生のポスター発表もあり、サイエンスを通じて交流を深める貴重な経験ができました。

 ポスター発表の後には、アジアサイエンスワークショップに参加した生徒から、英語による口頭発表がありました。本校からは、文理コース2年生の佐藤正嶺くんが参加しました。英語による質疑応答では、日本の生徒からもシンガポールの生徒からも多くの質問がでて、活気のあるやりとりとなりました。

 

アジアサイエンスワークショップ

 

アジアサイエンスワークショップin 京都(ナンチャウハイスクール生徒との交流)

→国際交流のページに掲載しています
 

アジアサイエンスワークショップinシンガポール

 

7月27日から8月3日の日程で、平成31年度アジアサイエンスワークショップinシンガポールが開催され、本校から1名が参加しました。現地では水資源に関する学習や施設見学をしたり、チーム毎に事前学習のプレゼンテーションをしたりしました。シンガポールの学生とは英語を用いてコミュニケーションを取ることもでき、非常に楽しい有意義な時間となったようです。

 

日英サイエンスワークショップ

 

 7月29日(月)から8月2日(金)の日程で日英サイエンスワークショップ in 京都 が実施されました。日英24名ずつの高校生(本校からは4名)が寝食を共にしながら、様々な科学プロジェクトに取り組みました。初日は交流日として午前に京友禅染を体験し、午後はプロジェクトチーム毎に日本人生徒が計画した京都市内見学を行いました。2日目からの4日間は、色素分析、耐震工学、人間行動モデリング、物質分離定量、高分子材料合成、環境地理情報分析、膜分離、土壌動物群集分析の8つのプロジェクトに分かれ、京都大学と京都教育大学の研究室にお世話になって、科学実験・調査・分析に取り組みました。最終日にはその成果を英語のプレゼンテーションで発表しました。科学探究だけでなく、異文化理解と国境を越えた友情も深まる大変貴重な研修となりました。

 

地球研オープンハウス

 

 7月26日(金)に開催された地球研オープンハウスにて「17才の研究者」として、昨年度サイエンスⅡで環境をテーマに研究を行った3年生の山田君が発表を行いました。1年間の課題研究の成果を、洛北高校だけでなく、兵庫県立明石北高等学校や京都府立北稜高等学校の生徒も多数発表しており、高校生どうしの意見交流はもちろん、地域からの来場者、大学生、研究者の皆さんからの質問に熱心に答えている様子が印象的でした。

 
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