みやびサイエンスガーデン

 

11月22日(土)、秋晴れのもと京都工芸繊維大学で「みやびサイエンスガーデン」が開催されました。この発表会に、京都府立スーパーサイエンスネットワーク南部校の6校が集まり、これまでの課題研究の成果を発表し交流しました。本校からは課題探究の21班が参加し、アドバンスセミナーに続いて研究成果をさらにブラッシュアップする良い機会となりました。聴衆からの質問にも真摯に、自分たちの言葉で応答していた姿が印象的でした。

 

課題探究Ⅱアドバンスセミナー

 

10月17日・24日、そして11月7日の課題探究の授業時間に、大学教員・研究員・大学院生をお招きし、課題研究の中間発表である「アドバンスセミナー」を実施しました。発表の中には研究途上のものもありましたが、参加者から多くの質問や助言をいただき、生徒自身も質疑応答を通じて活発なディスカッションを行うことができ、今後の研究に大いに役立つ機会となりました。参加者からは、「生徒の皆さんの自由な発想による研究課題を見ることができ、とても興味深く楽しい時間を過ごせました」や、「参加したTAの学生にとっても、高校生から良い刺激を受けました。今後の研究活動に期待しています」といった感想が寄せられました。

 

京都府立医科大学連携 特別講義「救急医療現場の話を聞こう」

 

11月19日(水)京都府立医科大学の山畑講師をお招きし、サイエンスチャレンジの特別講義として「救急医療現場」についてお話を伺いました。講師は、新型コロナウイルス感染拡大時のダイヤモンド・プリンセス号やタヒチ地震発生直後の現地に派遣され医療支援を行うなど、大学病院で救急医療に携わりながら災害の最前線でも活躍されています。講義は、生徒に問いかけながら進める対話型スタイルで、生徒たちも考えながら積極的に参加していました。参加した生徒からは、「現場のリアルな話が聞けて良かった。」「医療の本質が分かる興味深い内容だった。」「医療系の講座にまた参加したい。」など前向きな感想が多く寄せられました。

 

高1文理コース 生命科学基礎「京都府立植物園フィールドワーク」

 

10月31日(金)、高1文理コースの約160人が京都府立植物園でフィールドワークを行いました。この日のために、班ごとに観察したいポイントを事前にまとめ、しっかりと準備をして臨みました。当日はあいにくの雨でしたが、職員の方々のご厚意で、普段は入ることのできないバックヤードも見学させていただき、貴重な体験をすることができました。傘を差し、寒さに耐えながらも熱心に観察を続ける生徒たちの姿がとても印象的でした。フィールドワークは天候に大きく左右されますが、今回の経験を通して、天候不良の中でもどのようにリカバーするかという点でも、多くを学ぶ機会となりました。植物の観察だけでなく、状況に応じた柔軟な対応力を養う貴重な一日となりました。

 

京都Scienceコミュニティ連携企画「パスタブリッジコンテスト」開催!

 

10月25日(土)に、京都Scienceコミュニティ連携企画のパスタブリッジコンテストを実施しました。全国のSSH校と京都府立高校間をオンラインでつなぎ、各校同時にパスタで橋をつくり、その出来を競うものです。去年よりも多い20校、64チームのエントリーがありました。当日は洛北高校・附属中学校含め熱い戦いが繰り広げられましたが、最終的に、22.1gのパスタで4000gの重量を支える橋を作った千葉県の市川学園のチームが優勝しました。また3位には本校のチームが入賞しています。来年も実施するのでぜひ参加しましょう!

 

高1サイエンス科 課題探究Ⅰ特別講義「データサイエンスのすすめ」

 

京都府知的好奇心をくすぐる体験授業の一環として、10月21日(火)、京都大学国際高等教育院附属データ科学イノベーション教育研究センターの原尚幸先生に、講義をしていただきました。講義では、AIの特徴や、最近の生成AIの発展についてお話しいただいた後、データサイエンスの例として、心理学における研究をご紹介いただきました。その中で、得られたデータから現象を正しく読み取るには、実験デザインから工夫することが大切だと強調されていました。生徒の感想の中には、「何を調べたいのか目的を理解して実験計画を立てたい」「1つの因果関係を見つけることの大変さに驚いた」などがありました。これから課題研究では自分で方法を考えるミニ課題研究が始まります。今回の講義で、交絡が起きないような実験計画を立てることは大変なことだとひしと感じたようですが、めげずに頑張ってほしいです。

 

高2サイエンス科物理選択 原子力・エネルギー教育支援事業特別講義

 

10月27日(月)、京都大学大学院工学研究科の岩井裕先生に、本校サイエンス科2年の物理選択者56名に対して日本のエネルギーの現状や水素を取り巻く燃料電池などの関連技術についての講義をしていただきました。数あるエネルギー資源の中で、なぜ水素が注目されているのか、また実際に研究をされている固体酸化物形燃料電池の仕組みなどを2時間にわたって説明して頂き、生徒たちも熱心にメモを取りながら聴いていました。今回の講義を受けて、エネルギーを生成・利用するといった普段の生活では意識しない部分にも興味を持つきっかけになってくれればと思います。

 

高1 特別講義 「理系会社員の人生~私の進路選択~」

 

10月14日(火)、()カネカの渡邊 剛氏による特別講演が行われました。渡邊氏は大学院を休学し、青年海外協力隊員としてジンバブエで活動した後、タキイ種苗株式会社で9年間にわたりメロンブリーダーとして勤務。現在はベルギーにある株式会社カネカヨーロッパ支社でグローバル開発を統括されています。講演では、豊富な海外経験に加え、うまくいかなかった時にどのように行動するかを、青年海外協力隊での具体的な体験を交えて紹介し、「行動することの大切さ」を伝えてくれました。また、ご自身の進路選択や転職の経験を通して、「自分が大切にしている価値を実現するためなら、回り道をしてもよい」というメッセージも語られました。普段は聞くことのできない貴重な体験談や考え方に、多くの生徒が新たな価値観に触れ、感動している様子が見られました。

 

高2サイエンス科 生物学探究Ⅱ特別講義「世界市場に向けた野菜の品種改良」

 

10月9日(木)2限に、タキイインディア社長・田中氏による特別講演がZoomで行われました。講演では、世界各国で野菜の品種改良に携わった経験や、育成した品種が現地に導入されなかった失敗談など、実践的で興味深いお話がありました。研究職を志す人にとって参考になる内容であると同時に、失敗したときにどう前向きに取り組むかといった人生のヒントにもなるお話でした。また、生物学探究の授業で学んでいる遺伝子工学分野(DNA分析など)が実際に育種に活用されていることを知り、生徒たちは楽しそうに講義を聞いていました。講演後の質疑応答でも多くの生徒が積極的に質問し、活発な意見交換が行われました。

 

高3サイエンス科 化学探究Ⅱ特別講義「有機化学とAI」

 

京都府知的好奇心をくすぐる体験授業の一環として、9月22日に京都大学国際高等教育院の松原誠二郎教授、情報環境機構データ運用支援センターの竹邊準教授に講義をしていただきました。講義の中では、AIに有機合成の検討過程を学習させることで、AIの思考学習の充実を目指す研究について説明していただきました。AIが普及した現代での人間の役割についても考えさせられる講義で、生徒の感想には、「AIを活用した研究というのが新鮮で面白かった」「AIを活用することで専門の分野からさらに幅を広げることができるという話が印象に残った」というものがありました。講義の最後には、受験を控えた生徒への励ましの言葉もいただきました。現在受験勉強真っ最中の高校3年生ですが、大学での研究の魅力に触れ、大学進学へのモチベーションを高められたようです。

 
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