みやびサイエンスガーデン

 

11月11日(土)に京都工芸繊維大学において、課題探究Ⅱの化学・数学・生物・物理地学分野の生徒57名が、課題研究の中間発表として実施された「みやびサイエンスガーデン」に参加しました。スーパーサイエンスネットワーク京都関係校(以下、SSN校)の南部6校(洛北高校・嵯峨野高校・桂高校・桃山高校・南陽高校・亀岡高校)および園部高校の生徒が、これまで取り組んだ課題研究の内容についてポスター発表を行い、お互いの課題研究について交流しました。

みやびサイエンスガーデンは毎年開催され、課題研究を共有する機会をつくり、SSN校の生徒の科学技術に対する興味・関心を一層喚起することを目的に実施されています。生徒たちは、アドバンスセミナーでのポスター発表に続いて、この場で今後の考察やまとめに大いに参考になる研究のアドバイスをもらうことができました。また、さまざまな人の前で発表することで、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力が、さらに身についたのではないかと思っています。

 

地球研連携校 交流会

 

11月3日(土・祝)、ファシリテーターとして総合地球環境学研究所からお二人の研究員の方々を迎え、「地球研連携校 交流会」を実施しました。参加したのは宮崎県五ヶ瀬中等教育学校の3チームと本校3チーム7名です。それぞれのチームが「環境に関する学びの実践」について、オンラインで交互に発表し、ディスカッションを進めました。お互いの学校紹介も含みながら、研究を通じて交流を深めることができました。

 

課題探究Ⅱ アドバンスセミナー実施

 

10月20日(金)・27日(金)に課題探究Ⅱアドバンスセミナーを、環境・化学・数学・生物・物理地学分野で実施しました。京都大学・京都工芸繊維大学・京都府立大学および総合地球環境学研究所のそれぞれ専門分野の大学教員、大学院生、研究員をお招きし、課題研究の中間発表としてポスター発表を行いました。大学の先生からは、研究方法や考察だけではなく、結果のまとめ方や聞いている人に、より伝わるような発表のしかたなどについてもアドバイスをいただきました。まだまだ研究の途中ですが、このセミナーで多くの貴重なアドバイスをいただき、今後の課題研究に大いに参考になりました。

 

京都Scienceコミュニティ連携企画「ペーパーローラーコースターコンテスト」を実施しました

 

 1021日(土)に京都Scienceコミュニティ企画「ペーパーローラーコースターコンテスト(以下PRCC)を実施しました。この企画は、京都Scienceコミュニティに参加している府立高校をオンラインでつなぎ、リアルタイムで科学競技を行う企画です。今年度のテーマはPRCC!紙で作ったコースにビー玉を転がし、そのタイムやボーナスポイントで競い合いました。今年は複数の学校の合同チームや、中学・高校の合同チームなどバラエティ豊かな総勢19チームが参加しました。各チーム時間内にコースターを完成させることに非常に苦労したようでしたが、個性あふれる作品ができました。PRCCSMART教材のひとつで、科学的な思考やものづくり、アートの視点が随所に散りばめられています。参加したチームはとても楽しく頭を使って科学してもらえたようです。

 

京都府立医科大学連携事業プログラム 特別講義「精神医学の世界への招待」

 

サイエンスチャレンジの企画の一環で、附属中学および高校の希望者を対象に10月18日(水)放課後、京都府立医科大学の成本迅教授に講義していただきました。精神医学の内容だけでなく、生徒の興味や質問に一つずつ答える形で、精神科医としての仕事の様子や学会の様子、講師の研究内容、社会における精神科医の役割などのお話をお伺いすることができました。講義後も先生に個別に質問に行く生徒が多く、アンケートでも進路選択のためになったという意見、精神医学のイメージが変わり興味をもったという意見があげられていました。

 

地学探究Ⅰ 特別講義「1300kmの旅をした軽石の不思議」

 

9月20日(水)に総合地球環境学研究所教授の新城竜一先生にお越しいただき、ニュース等でも話題になった福徳岡ノ場の軽石の分類や成分から、地下深部のマグマ上昇や噴火のプロセスについてどのように知ることができるのか講義をしていただきました。実際に軽石をたくさん持ってきていただき、水に浮かべたり、色や特徴で分類したり、観察をすることで、軽石の違いについて気づき、なぜ違うのか皆で話し合いながら考えることができました。観察したことが、講義の中で知識と結びつくことで、火山についての理解が深まった様子でした。この講義は、「京都府子どもの知的好奇心をくすぐる事業」を活用して実施しました。

 

京都府立医科大学連携共同教室「ES細胞からの心筋分化誘導実験」

 

8月17日(木)~24日(木)の期間中の4日間、京都府立医科大学解剖学第2講座の八代健太教授のもと、「ES細胞からの心筋分化誘導実験」が行われ、サイエンス科および文理コースの1,2年生4名がマウスES細胞から心臓の筋肉を誘導する実験に挑みました。今回は、ES細胞から心筋細胞を含む「肺様体」をつくり、その中から自動的に拍動している心筋を見つける、という形で行われました。動物の細胞培養は高度な無菌操作を伴う非常に難しいものですが、1週間の培養をとおして、雑菌が繁殖することもなく、きれいな肺葉体を分化させることができました。残念ながら、心筋の拍動を観察するにはもう少し時間がかかるとのことでしたが、少し前に用意していただいたものについて、心筋の拍動を観察することができました。また、ヒトのHeLa細胞に細胞膜や細胞骨格を染める蛍光タンパク質を発現させる実験も行い、こちらはきれいに観察することができました。

合間の時間には動物の発生や心臓などのでき方、八代教授の研究歴についての講義に加えて、医学生との対話や研究室の案内などもしていただき、受講生徒は、難しいけれども貴重な体験ができたことに満足していました。

 

SSH生徒研究発表会に参加

 

8月9日()10()の2日間、神戸国際展示場で開催された令和5年度SSH生徒研究発表会に3年生の藤森陽生君が参加しました。『歩きスマホが集団に与える影響』をテーマに、発表を行いました。本校のポスターセッションブースには2日間で100名近くの方が来てくださいました。鋭い質問をいただくこともあれば、この研究テーマが一番興味あった!など嬉しい言葉をいただくこともありました。全国から220校が集まっての発表会で、周りの発表のレベルもとても高く、学ぶべきことがたくさんありました。この発表会で得たものはとても多く、生徒にとって充実した満足のいく2日間となったようです。

 

SHOOT Lab(研究室体験研修)を実施

 

 7月31日(木)~8月9日(水)の3日間、京都府立大学・京都工芸繊維大学の6研究室で、SHOOT Labのメインの取組となる研究室体験研修を実施しました。SHOOT Labは、大学の研究室を訪問して最先端の研究現場を体験することで「科学の方法」を学び、高校に持ち帰ってから自ら課題を設定して研究を継続することで、課題研究の手法を体得していくプログラムです。 

 「府内産物・技術で宇宙ビジネスに参入できるか?」や「光を放つ分子とは?-分子構造と発光特性の関係について学ぶ-」などをテーマとした総合科学・物理・化学・生物分野の研究に、サイエンス科・文理コースの1・2年生30名が大学での高度な研究に挑みました。ある班では、府内産の和紙とこんにゃく糊を使った気球を、どうすれば宇宙空間で持続して滞在させることができるか、という課題に真剣に取り組んでいました。

 このあと、研修で得た疑問や、さらに深く探りたい内容について、仮説を設定し、追加実験を行い、その研究成果をポスターにまとめて年度末に発表します。洛北のSHOOT Labで、探究する力に磨きをかけ、たくましく成長していくことを期待しています。

 

「島津ぶんせき体験スクール」に参加

 

7月21日(金)に島津製作所が実施する「島津ぶんせき体験スクール」に参加してきました。本校からは9名の生徒が参加し、島津製作所三条本社において、可視分光光度計を用いて、色水の透過度測定および簡易分光器をもちいたスペクトルの観察を行いました。「色が見える」というアナログなものをどのようにしてデジタルの測定値にするかを学びました。最後は島津製作所のショールームの見学を行い、普段は目にすることの無い様々な測定器を見学・説明していただきました。みんな興味津々でした。

 
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