校長挨拶

 

 京都府立洛北高等学校・洛北高等学校附属中学校のホームページを御覧いただきましてありがとうございます。

 4月1日付で、川口浩文校長の後任として着任いたしました、田中秀二(たなか ひでじ)と申します。

 私が初任者として本校に着任したのは、今から19年前の2007年のことでした。その年の秋、新聞連載で、文明学のパイオニアである知の巨人、梅棹忠夫氏が京都第一中学校(本校の前身)で過ごした青春時代を回顧する一節に目が留まりました。梅棹氏が入学した1932年当時、時の校長・山本安之助氏は「ここは日本のイートン校である」と口癖のように語り、生徒を英国風に紳士として扱って、ここ下鴨の学内には自由な気風が満ちていたといいます。

 英国の名門イートン校(Eton College)が、単なる学力向上だけでなく、自己規律と高潔な人格形成を重んじたように、本校もまたそのDNAを継承してきました。初任から数えて節目の20年目となる今年、私は校長として、中庭に「自由」の碑が立つこの「日本のイートン校」に戻って参りました。時代は遷り変わっても、この誇り高い歴史こそが洛北の矜持であると確信しています。

 本校は明治3年創立の京都府中学校を源流とし、ノーベル賞受賞者の湯川秀樹・朝永振一郎両博士を輩出した京都一中の伝統を受け継ぐ、創立156年目の至宝です。「礼節の実践」「学業に邁進」「山水の愛護」の校訓のもと、平成16年からは京都府公立初の併設型中高一貫校として、6年間の系統的な学びを積み重ねてきました。

 現在では「普通科文理コース」「普通科スポーツ総合専攻」「サイエンス科(中高一貫コース)」が、それぞれ特色を持ちつつ一体となって学校を形成し、今後の社会を主体的に担っていくための高い人間力を培う教育の推進を目指してきました。また、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定23年目を迎える本年度は、全国でも数少ない「先導的改革」を担う研究開発校として、次代を切り拓く学びを実践しています(活動の様子等は、HPトップ画面のトピックス「洛北SSH」・「洛北SSHだより」より御覧ください)

 私たちのスクールミッションは、「探究的な学びや文武両道の実践のもと、確かな見通しを持って主体的に生き抜く、深い学術的な見識と創造性あふれる心豊かな人間性を育み、世界を牽引する人材を育成する。」(京都府教育委員会・抜粋)です。この「文武両道」を尊ぶ学風もまた、「日本のイートン校」として本校のDNAに深く刻まれています。

 昨年度も、全国有数の実績を有する男女のハンドボール部をはじめ、進境著しい陸上競技部、弓道部、放送部、文化研究部(競技かるた)が全国を舞台に優秀な成績を残しました。また、全国屈指の歴史を有するラグビー部に、サッカー部、女子バレーボール部、剣道部,囲碁・将棋部、吹奏楽部,ESSなど、多くの部活動が近畿・京都府を舞台に活躍しました。科学系等コンクールや課題研究発表会、国際交流プログラム等でも多くの生徒が活躍しています。

 また,今春の卒業生も素晴らしい進路実績を残しました(HPトップ画面のトピックス「進路実績」、「合格体験記」より御覧ください。中高一貫卒業生の寄稿による「卒業生メッセージ」も附属中学校の頁に掲載しています)。生徒たちの努力、そして保護者や地域の皆様の温かいご支援。それらが重なり合って、今の洛北があります。今後とも、本校の教育活動への変わらぬご理解とご協力をお願い申し上げます。

 なお、府立学校特色化応援ファンディング事業(HPトップ画面の上部バナー)により御支援を募っています。教育環境向上のために御厚情を賜りますようお願い申し上げます。

                    

 令和8年4月1日
     京都府立洛北高等学校
     京都府立洛北高等学校附属中学校
          校長 田 中 秀 二

 
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