2021 サイエンスチャレンジ

 

サイエンスチャレンジは、授業を離れて、様々な「科学」に挑戦する講座です。「好奇心」がある人ならば、誰でも参加できます。放課後や土曜日、長期休業などを利用して実施しています。

 

府立中高一貫教育校連携企画「パスタブリッジコンテスト」

 

11月6日(土)にパスタブリッジコンテストを実施しました。パスタブリッジコンテストは乾燥スパゲティとグルーガンを使って橋を作り、その強度のポイントを競う競技です。今回は府立中高一貫教育校の園部、洛北、福知山、南陽の4校からのべ17チームが参加し、オンライン・リアルタイムで競い合いました。

あらかじめ共有した作り方や橋の種類を参考に、設計図を書いて臨んだチームや、当日の勢いで作り上げていくチームなど様々で、中学生チームは2.85kgの重りにも耐える強度のブリッジを作り上げました。

最終的に洛北高校の1年生チームが最もポイントを獲得し、優勝となりました。アクティブに科学を学ぶよい機会となりました。

 

サイエンスチャレンジ(第1回サタデープロジェクト内実施)

 

6月5日(土)第1回サタデープロジェクト内実施

キッチンサイエンス

 科学の知識や考え方を使って、料理をもっと楽しく上手に作れるようになりたい!という目的で、探究活動を行う講座です。1回目となる今回作ったのは、「ガトーマジックショコラ」というメレンゲを使ったケーキ。温度や、加える物質、卵の新鮮度などいくつかの条件を比較しながら卵白を泡立て、気泡性や泡の持続性、メレンゲの見た目などを確認する実験も行いました。
今回はすでに与えられた課題と実験条件で考察を行いましたが、2回目以降は生徒の皆さんで課題設定や実験計画を考え、お菓子づくりにチャレンジしてもらう予定です!


4次元の図形を「見て」みよう

 我々は4次元の世界を認識することができません。直接見ることができないものに対しては、数学的な考察で対抗しましょう。 2次元の生物が3次元の世界のことを考察するには(つまり、3次元の図形を2次元にするには)、見取り図や展開図を書くことが多いです。では、4次元の立体の見取り図は3次元になって、我々でも見られるのでは?
当日は「1次元と2次元」「2次元と3次元」の関係についてじっくり考えたあと、3次元と4次元の関係を推測しました。その後、模型を用いて4次元の立方体や正多胞体についての計算を行いました。どの班も積極的に議論し、正しい結論を出すことができていました。


楽しい物理(波の性質)

 最初にウェーブマシーンを使って、反射、干渉、定常波など波の基本的な性質を目で見て理解しました。次に水面波の干渉、レーザー光線の干渉の様子を見て、自分たちが紙上に作図したものと同じ形になっていることで光も波の性質を持っていることに気づくことができました。その他、弦の定常波、気柱の共鳴、偏光のしくみ、光の波長と色などたくさんの実験を見て楽しむことができました。


見え方・色彩の科学

 人間の眼はレンズとスクリーンからなっていますが、それ以外の細かい機能が隠れています。今回のサタデープロジェクトでは、自分の目を使って8つの実験を行いながら、見え方の勉強をしました。自分の目は見えているようで意外に見えていないことを実感してもらったり、残像と色との関係の実験を行ったりしました。また、著名な画家の絵にもその体験したことが現れていることも示せたと思います。実際に自分の体を使った実験は体感できて楽しいものですね。

 

第二種電気工事士試験に挑戦!?

 

 2週間に1回、木曜日の放課後に実施している「電気工事士試験」へのチャレンジプログラム。高校物理の授業で電気を深く習うのは3年生になってからですが、電気分野に興味のある1・2年生の有志が集まって、実験をしたり、参考図書を見たりしながら、少しずつ電気の勉強を進めています。コンセントの図記号ひとつ取っても、「下が黒く塗られているのは壁のことなのか」など、興味を持って知識を広げていってくれています。
 これからも楽しみながら電気のことを知り、最終的に「第二種電気工事士試験」に合格することができれば、身の回りの電気工事を安全に、かつ自由に実施することができるようになります。今から楽しみですね!

 

京都府立医科大学連携事業プログラムサイエンスチャレンジ『時間と生命~身体の中にある時間を知る仕組み~』を実施しました

 

 2月3日(水)の放課後に、京都府立医科大学連携事業プログラムサイエンスチャレンジ『時間と生命~身体の中にある時間を知る仕組み~』を実施しました。
 緊急事態宣言中ということもあり、Zoomを用いたリモート講演を、京都府立医科大学統合生理学教室の八木田 和弘教授にしていただきました。八木田教授が大学生だったころのエピソードを交えながら、京都府立医科大学の紹介や医学生として学ぶことの意義を伝えていただいたのち、体内時計についての講義をしていただきました。講義のあとは、生徒から積極的に質問があり、活発な質疑応答が行われました。

 

サイエンスチャレンジ「動物の器官を見て触れて学ぼう」

 

1月20日(水)放課後にサイエンスチャレンジ「動物の器官を見て触れて学ぼう」(改題)を実施しました。高校1・2年生から計11名の参加を得たのですが、なぜかすべて女子生徒。エキサイティングな企画で「女子受け」だったのでしょうか?終了後に集まった感想は、企画者にはうれしいことに絶賛で埋め尽くされていましたから、来年も実施するぞ!と調子にのって決意しました。来年はリピーター、さらに多くの女子、噂を聞きつけた男子の参加も得られると期待しています。本企画がいかに盛り上がったか、写真や詳細をここでお伝えできないのですが、生物の授業内容を深く掘り下げる、「ハートにジンと沁みる」ものでした。参加者はその夜、こぶしを握りしめ器官に思いを巡らせながら眠りについたことでしょう。

 

サイエンスチャレンジ「島津製作所見学」

 

島津製作所で計測機器の見学をしました。X線やMRIなどの医療機器の学習をした後、しばらく時間がたった後でしたが、X線CTなど最新の技術を見学することができました。今回は医療機器のショールームは先客があったようで見られませんでしたが、右脳、左脳の機能を赤外線で調べる機器やPCRの最新の検査機器、島津製作所の田中耕一先生がノーベル化学賞を取ったMSの最新機器など、さまざまな機器を見学することができ、とても刺激的な一日を過ごすことができました。

 

サイエンスツアー「北淡震災記念公園・渦潮観察」

 

 12月19日(土)にサイエンスツアー「北淡震災記念公園・渦潮観察」を実施しました。
 学校を出発してから淡路島へ入り、北淡震災記念公園を訪問しました。ここには、阪神淡路大震災で生じた野島断層が保存されています。野島断層保存館を中心に神戸の壁、メモリアルハウス、震災体験館などを職員の方に解説していただきながら見学しました。間近で見る野島断層に圧倒されつつ、地震のエネルギーのすさまじさ、震災の恐ろしさを感じ、防災について考える貴重な機会となりました。
 その後、鳴門の渦潮を近くで観察するために、うずしおツアーに参加しました。鳴門海峡は世界三大潮流のひとつで、鳴門の渦潮は世界最大サイズであるとされています。当日は北風が吹き荒れ、渦潮観察には好条件とは言えませんでしたが、それでも実際に渦潮を観察でき、生徒からは歓声が(そして寒さによる悲鳴が)上がっていました。
 大地と海(と北風)のダイナミクスを感じられる大変貴重なツアーとなりました

 
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