地学探究Ⅰ 特別講義「1300kmの旅をした軽石の不思議」

 

9月20日(水)に総合地球環境学研究所教授の新城竜一先生にお越しいただき、ニュース等でも話題になった福徳岡ノ場の軽石の分類や成分から、地下深部のマグマ上昇や噴火のプロセスについてどのように知ることができるのか講義をしていただきました。実際に軽石をたくさん持ってきていただき、水に浮かべたり、色や特徴で分類したり、観察をすることで、軽石の違いについて気づき、なぜ違うのか皆で話し合いながら考えることができました。観察したことが、講義の中で知識と結びつくことで、火山についての理解が深まった様子でした。この講義は、「京都府子どもの知的好奇心をくすぐる事業」を活用して実施しました。

 

京都府立医科大学連携共同教室「ES細胞からの心筋分化誘導実験」

 

8月17日(木)~24日(木)の期間中の4日間、京都府立医科大学解剖学第2講座の八代健太教授のもと、「ES細胞からの心筋分化誘導実験」が行われ、サイエンス科および文理コースの1,2年生4名がマウスES細胞から心臓の筋肉を誘導する実験に挑みました。今回は、ES細胞から心筋細胞を含む「肺様体」をつくり、その中から自動的に拍動している心筋を見つける、という形で行われました。動物の細胞培養は高度な無菌操作を伴う非常に難しいものですが、1週間の培養をとおして、雑菌が繁殖することもなく、きれいな肺葉体を分化させることができました。残念ながら、心筋の拍動を観察するにはもう少し時間がかかるとのことでしたが、少し前に用意していただいたものについて、心筋の拍動を観察することができました。また、ヒトのHeLa細胞に細胞膜や細胞骨格を染める蛍光タンパク質を発現させる実験も行い、こちらはきれいに観察することができました。

合間の時間には動物の発生や心臓などのでき方、八代教授の研究歴についての講義に加えて、医学生との対話や研究室の案内などもしていただき、受講生徒は、難しいけれども貴重な体験ができたことに満足していました。

 

SSH生徒研究発表会に参加

 

8月9日()10()の2日間、神戸国際展示場で開催された令和5年度SSH生徒研究発表会に3年生の藤森陽生君が参加しました。『歩きスマホが集団に与える影響』をテーマに、発表を行いました。本校のポスターセッションブースには2日間で100名近くの方が来てくださいました。鋭い質問をいただくこともあれば、この研究テーマが一番興味あった!など嬉しい言葉をいただくこともありました。全国から220校が集まっての発表会で、周りの発表のレベルもとても高く、学ぶべきことがたくさんありました。この発表会で得たものはとても多く、生徒にとって充実した満足のいく2日間となったようです。

 

SHOOT Lab(研究室体験研修)を実施

 

 7月31日(木)~8月9日(水)の3日間、京都府立大学・京都工芸繊維大学の6研究室で、SHOOT Labのメインの取組となる研究室体験研修を実施しました。SHOOT Labは、大学の研究室を訪問して最先端の研究現場を体験することで「科学の方法」を学び、高校に持ち帰ってから自ら課題を設定して研究を継続することで、課題研究の手法を体得していくプログラムです。 

 「府内産物・技術で宇宙ビジネスに参入できるか?」や「光を放つ分子とは?-分子構造と発光特性の関係について学ぶ-」などをテーマとした総合科学・物理・化学・生物分野の研究に、サイエンス科・文理コースの1・2年生30名が大学での高度な研究に挑みました。ある班では、府内産の和紙とこんにゃく糊を使った気球を、どうすれば宇宙空間で持続して滞在させることができるか、という課題に真剣に取り組んでいました。

 このあと、研修で得た疑問や、さらに深く探りたい内容について、仮説を設定し、追加実験を行い、その研究成果をポスターにまとめて年度末に発表します。洛北のSHOOT Labで、探究する力に磨きをかけ、たくましく成長していくことを期待しています。

 

「島津ぶんせき体験スクール」に参加

 

7月21日(金)に島津製作所が実施する「島津ぶんせき体験スクール」に参加してきました。本校からは9名の生徒が参加し、島津製作所三条本社において、可視分光光度計を用いて、色水の透過度測定および簡易分光器をもちいたスペクトルの観察を行いました。「色が見える」というアナログなものをどのようにしてデジタルの測定値にするかを学びました。最後は島津製作所のショールームの見学を行い、普段は目にすることの無い様々な測定器を見学・説明していただきました。みんな興味津々でした。

 

「サイエンススプラウト」を実施

 

6月19日(月)から7月20日(木)まで、Teamsアプリケーションを利用した、オンライン課題研究交流イベント「サイエンススプラウト」を実施しました。このイベントは、10の府立高校、99の研究グループが参加し、現時点での課題研究テーマについて交流し、意見交換を行うものです。本校2年生サイエンス科からも21の研究グループが参加し、自分たちの研究テーマについての説明と意見交換をおこないました。この取組によって、他校の研究テーマについて知ることができたことに加え、実験方法へのアドバイスや、実験器具の紹介などをいただいたグループもあり、課題研究を進めるにあたってとても有意義なものになりました。

 

みやこサイエンスフェスタ参加

 

6月18日(日)に京都大学百周年記念ホールにおいて、京都府内の府立高10校(鴨沂・嵯峨野・桂・桃山・南陽・亀岡・福知山・西舞鶴・宮津天橋高校(宮津学舎)・洛北)の代表チームが参加し、課題研究について発表、交流する「みやこサイエンスフェスタ」に、本校から、「歩きスマホが集団に与える影響~FFモデルを用いた視野と人流の関係~」および、「謎多きゴム状硫黄に挑む~試料の粒径と生成物の色の関係~」の2チームが参加し、口頭発表を行いました。課題探究Ⅱで取り組んだ研究の集大成として、このフェスタに参加して堂々と発表し、奨励賞を受賞しました。また、発表だけでなく、当日の司会として本校から放送部が、進行補助としてサイエンス部の生徒が運営に協力し、フェスタを盛り上げてくれました。

 

課題探究Ⅰ特別講義「データサイエンスのすすめ」

 

6月6日(火)、 高校1年生サイエンス科の課題探究Ⅰの時間に、京都大学データ科学イノベーションセンター 教授 原尚幸先生をお招きして、「データサイエンスのすすめ」と題して特別講義をしていただきました。人工知能の深層学習により可能になった自動翻訳や自動運転、生成系AIについてのお話は興味を引かれるもので、それを取り扱う側の倫理観についても考えさせられました。また、データ分析により現象を解明するためには、因果の判断を惑わすもの(交絡)が生じないような工夫を考えて、実験計画を立てる必要があることを、最近の研究にふれながら説明して頂きました。「データの取り方が間違っていたら分析が難しくなる」ことを肝に銘じて、これからの課題探究Ⅰに取り組んでいきましょう。

 

SHOOT Lab参加者募集が始まりました!

 

「大学・研究機関の研究室を訪問して実験を中心とした研修を行い、最先端の研究現場を体験して、"科学の方法"を学び、自ら課題を設定して研究を継続することで、課題研究プログラムの手法を体得する」ことを目的とした研究室体験研修を7月31日(月)~89日(水)のうちの3日間、京都工芸繊維大学、京都府立大学の6研究室で実施します。「SHOOT Lab」とは、Science(科学)、Hypothesis(仮説)、Observation (観察)、Operation(操作)、Theorization(理論化)をLaboratory(研究室)で本格的に研究活動を体験する企画です。事前学習、事後の追加実験(考察)、成果物のまとめ(ポスター発表)を行い、研究の道の第一歩を踏み出すための洛北オリジナル企画です。5月11日(木)に参加希望生徒向けの説明会を実施しました。

 

令和4年度京都府立洛北高等学校 課題研究発表会

 

今年度のSSH事業を締めくくる「 令和4年度京都府立洛北高等学校課題研究発表会」を3月10日(金)に開催しました。今年度は課題探究Ⅱの発表のほか、夏休みの大学研究室研修を軸として課題研究を行う「SHOOT Lab」の発表を初めて取り入れました。また、招待発表校として園部高校、ポスター掲示で福知山高校、南陽高校も参加しました。アドバンスセミナーやSHOOT Labでお世話になった大学の先生やTAの方々をお招きし、全国の高校教員も多数ご参加いただき、たいへん盛況な発表会となりました。久しぶりの対面実施で、肌で感じながら白熱した意見交換をする光景があちこちで見られました。この発表会で貴重な意見をいただいたおかげで、今後も研究を続けていきたいと考える班もあり、生徒にとって大変有意義な発表会となりました。

 
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