サイエンスチャレンジ島津ぶんせき体験スクール

 

5月29日(木)に島津ぶんせき体験スクールに本校生徒8名が参加しました。ここでは、島津製作所本社を訪問し、実験・分析装置体験と、島津製作所ショールーム見学を行いました。実験はペーパークロマトグラフィーおよびカラムクロマトグラフィーの実験を通じて、クロマトグラフィーの原理を学びました。分析装置体験では、高速液体クロマトグラフィーを使用して、飲料中のカフェイン量を調べる実験を行いました。高速液体クロマトグラフィーは「液クロ(LC)」といって、大学ではポピュラーな分析手法ですが、高校では装置が高価でなかなか実施できません。参加したみなさんは、普段できないことを経験できてとても満足していました。

 

令和7年度 第1回サタデープロジェクト

 

 サタデープロジェクトは土曜日を活用した希望者参加型の企画です。令和7年度からは年間5回にパワーアップ!6/7に開催された第1回の企画の中から理数系の取組(サイエンスチャレンジ)の様子をご紹介します。

3D CADを学ぼう!

 この講座では、Kyoto Makers Garageの平野滋英氏をお招きして、3D CADデザインの考え方、および、3D CADアプリの基本的な使い方を学びました。3D CADアプリを使ったことのない生徒がほとんどでしたが、みんなそれぞれに3Dデザインを行うことができとても満足していました。参加できなかったけど、アプリを使ってみたい(使いたい)人は、総務企画部の米本先生まで相談にきてくださいね。



医療画像で学ぶ身体と検出器の世界

 X線撮影、X線CT、MRI、PETなどの画像と仕組み、適応などについての講義を行いました。医療と技術が関係していることは皆さん知っていると思いますが、その技術の中身を把握すると、どうしてそのような検査をこのタイミングでするのか、なぜ、この人にこのような対応をしないといけないのか、といったことが理解できるようになります。そして美しいまでの科学の論理が生きている人間の体の内部を見せてくれます。人体も含め世界って本当に美しいですね。



お茶のワークショップ

 毎年実施しているキッチンサイエンスの講座ですが、今回は特別企画として、滋賀大学の加納圭教授と研究室の学生さんによる、「お茶のワークショップ」を行いました。緑茶は何℃でいれると美味しいのか?実際に温度を変えていれたお茶を試飲して、うま味や苦み、色の違いなどを比較したり、日本茶と紅茶の違いをクイズ形式で学んだり、世界でのお茶の呼び名を「チャ」と「テ」に分類しながらお茶の歴史的な広まり方について学んだり、楽しみながら様々な視点でお茶について考える時間になりました。


野菜の品種改良

 普段食べている野菜にも多くの知恵が詰まっています。おいしくて、育てやすい野菜を作るにはどうするのか?桃太郎トマトの開発の裏話や一般的な品種改良の話、DNAを用いた選抜など、野菜の品種改良に関する講義を行いました。「普段なんとなくみていた野菜がこんなにたくさんの努力によってできていることに驚きました。」「これからスーパーや家で野菜を見るときは今日の講義を思い出してみると面白そう。」「座学だったけど意見交換が多く楽しかった。」 「今後も生物関係の企画には積極的に参加したい。」等、前向きな意見が数多くありました。みな一様に普段の生活に密着している生物学を楽しんでいる様子でした。


トポロジー~柔らかい幾何学~

 合同、相似など、中学校で習った図形の分類から発展して、同相や微分同相の考え方を学びました。合同は反転、回転、平行移動して重なるものは同じ図形と判断していましたが、同相は簡単に言うと、図形の辺や角を引っ張って伸ばしたり、縮めたり、「柔らかく」変形して重なるものを同じ図形と考えます。この同相の考え方でアルファベットやひらがなを図形とみなして分類したり、自分がかいた絵や文字で仲間探しをしたりしました。最後は「トポロメモリー」というボードゲームで同相な図形を取るゲームをして、理解を深めました。


 

EXPO2025大阪・関西万博「EXPO KYOTO MEETING」に本校生徒が参加!

 

4月23日(水)に大阪・関西万博で開催された「EXPO KYOTO MEETING~和のこころと地球の未来~」に本校生徒14名が参加しました。このイベントは京都を代表する高校生ユースによるふろしきやリメイク着物のステージパフォーマンスや国内外の著名人を集めて「いのち輝く未来社会」について語るトークセッションなどを行う企画で、本校の生徒達は、本番までの短い期間の中で他校やメンター達と準備を行い、京都の魅力を発信するアンバサダーや、トークセッションへの登壇、ファッションショーのモデルをはじめ、会場の案内などの見えない裏方の仕事まで様々な場面で立派に活躍してくれました!

 

京都大学ポスターセッション

 

3月15日(土)、京都大学ポスターセッションに高校2年生課題探究Ⅱのダンゴムシ班が京都府代表として参加し、「ダンゴムシの好む香気成分について~彼らはビール愛好家~」と題してポスター発表を行いました。全国から集まった高校生の発表は完成度が高く、よい刺激を受けました。また、行ったダンゴムシの研究についても多くの高校生や大学の先生に聞いていただき、研究のヒントとなる助言をいただきました。この経験を生かして、さらに研究をブラッシュアップしてくれたらと思います。

 

高1文理コース 生命科学基礎 特別講義「医療や農業に活かせる遺伝子の知恵」

 

高校1年3〜6組を対象に、長浜バイオ大学の岩本昌子先生をお招きし、遺伝子技術に関する特別講義を行っていただきました。講義では、ゲノム編集治療の最前線や医療への応用、さらに環境DNAの活用について詳しくお話しいただきました。環境DNAが生物多様性の保全や環境調査に役立っていることも紹介され、生徒たちは最新の遺伝子技術が社会でどのように活かされているのかを学ぶ貴重な機会となりました。 

岩本先生の分かりやすい解説に、生徒たちは熱心に耳を傾け、遺伝子技術の可能性とその重要性について理解を深めることができました。

 

洛北高校 課題研究発表会

 

3月11日(火)に課題探究ⅡおよびSHOOT Labで取り組んだ成果を発表する課題研究発表会を実施しました。京都府教育委員会、SSH運営指導委員およびご指導いただきました大学教員・TAをお招きし、また、全国SSH指定校、府内中高一貫教育校の先生方、および、本校卒業生を合わせて55名の方にご参加いただき盛況な発表会となりました。閉会式の中で運営指導委員長の丹後弘司先生から、「生徒が活き活きと発表していた。何か面白いテーマだと難しい内容でも聴衆は引き付けられる」とご講評いただき、生徒の今後の研究活動にエールを送っていただきました。

 

地球研連携プログラム交流発表会

 

総合地球環境学研究所と連携協定を結んでいる、洛北高校と宮崎県五ヶ瀬中等教育学校はそれぞれ「環境」をテーマに課題研究を行っており、交流を行っています。2月24日(月)の祝日に、オンラインで今年の各グループの1年間の課題研究の成果を発表しました。それぞれの地域性を活かした研究、環境問題の解決を身近なところから目指した研究などについて、質問をしながら楽しく交流をすることができました。

 

学びのWEBラボ 成果物交流会

 

2月4日(火)に学びのWEBラボの成果物交流会が行われ、本年度のWEBラボの取組がすべて終了しました。6回の交流会と特別講義が開催され、学校であれば指導を受けることができなかった内容について、指導を受けながら、他校とも刺激をしあいながらこれまで活動してきました。今回の活動で得たことを、今後、校内に還元していけるようにしたいと思います!

 

高2文理コース 地球科学基礎 校外学習 総合地球環境学研究所

 

2月21日(金)午後に、高校2年生文理コース文系の生徒が、総合地球環境学研究所を訪問しました。京都の地形のでき方、窒素循環の課題、インドの大気汚染への取り組みについて、3人の研究者の方々にお話しいただきました。また、研究所内にあるクリーンルームや低温保管室、微量元素も検出できる質量分析装置など、設備の紹介もしていただきました。研究所内の見学は、時間の関係上できませんでしたが、研究者の方からお話を聞き、地球環境についての謎や課題にどのようなアプローチがなされているのか、知見を広げることができました。

 

高1文理コース 数学α特別講義「フラクタル幾何学入門」京都工芸繊維大学

 

2月7日(金)に、京都工芸繊維大学の平田博章先生をお招きして『フラクタル』についての講義をしていただきました。『フラクタル』とは何か、から始まり、フラクタルの利用方法、生成例についてなど、数々の興味をそそるお話をしていただきました。『フラクタル』を用いてテレビゲームや映画などのグラフィックを描いていることには、生徒も驚いているようでした。また、「アフィン変換」の演習を行い、『フラクタル』生成の入口を体験することができ、生徒たちは充実した時間を過ごしていました。

 
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