洛北SSH事業

 

 文部科学省が指定する「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」は、先進的な科学技術、理科・数学教育を通じて、生徒の科学的能力や科学的思考力等を培うことで、将来社会を牽引する科学技術人材を育成するための取組です。
 本校では平成16年度より連続して21年間の指定を受け研究開発を行ってきました。それらの活動が認められ、新たに令和7年度から先導的改革Ⅱ期(3年)の指定を受け研究開発を進めていきます。

 対象は、附属中学校および高等学校(サイエンス科、文理コース、スポーツ総合専攻)です。

 
 

研究開発課題【先導的改革Ⅱ期】

『中高一貫教育における「洛北AARモデル」を活用した科学技術人材育成システムの開発と一般化』

研究の仮説

Ⅰ.「洛北AARモデル」の構築による科学技術人材育成の促進と検証
「洛北Step Up Matrix」に基づいた正課・正課外活動を包括したカリキュラムデザインにおいて,「Matrixポートフォリオ」,「カリキュラムMatrix」を活用したAARサイクル獲得システムを構築・運用することで,生徒が見通しを持ち,振り返りをして,次の学びに進む活動を繰り返すことができるようになり,主体的に学び続ける科学技術フロントランナーとして必要な素養や態度を身につけることができる。

Ⅱ.探究実践を支える組織マネジメント導入ユニットの開発
探究実践を支えるカリキュラムマネジメントのパッケージを,様々な学校の状況やシチュエーションに合わせたユニットとして切り分け,手引きも加えて再構築する。さらに,組織マネジメント構築研修プログラムの開発につなげることで,他校の探究推進担当者のレベルアップ及びスムーズな学校への導入を実現し,全国の高等学校の組織マネジメント構築を推進できる。

Ⅲ.「京都Scienceコミュニティ」を活用した連携・協同・対話の場の充実
「京都Scienceコミュニティ」の機能を充実させ,科学技術人材育成企画の実施,及び探究活動推進・組織マネジメント向上の研修を行う場として活用することで,京都府立高等学校全体ひいては全国のSSH校の生徒の科学技術人材スキルの向上,及び育成組織力を向上させることができる。


(文理コースおよびスポーツ総合専攻においては,サイエンス科での取組を基にして、高等学校3年間でのカリキュラムを研究開発します。)

 

育てたい生徒像

 
育てたい生徒像("次世代の科学技術分野を牽引する人材"に求められるもの)

 ・高い専門性,幅広い教養,国際性
 ・主体的に課題を見いだして,創造性豊かに粘り強く探究していく力
 ・多様な意見を統合して,成果を広く社会に発信する力
 ・高い倫理観を備え,社会に貢献しようとする強い使命感

 

洛北 Step Up Matrix

 

 「洛北Step Up Matrix」は、課題研究に取り組む上で求められるスキル・能力をリストアップしたもので、「発想」、「課題・仮説設定」、「調査・実験計画」、「研究遂行」、「表現・発表」、「探究姿勢」の6つのカテゴリについて、それぞれ6段階のスキル・ステップを設定しています。それぞれの教科・科目、あるいは様々な取組について、Matrix上にねらいを定めることで、全体の方向性を揃えることができます。さらに、様々な方向からMatrixにアプローチすることで各教科・科目、あるいは学年の特性を活かしながら、全体として求められる力をバランスよく育成することを目指しています。

 

洛北高校の課題研究プログラム

 

※PDFを開くには下記「洛北高校の課題研究プログラム」をクリックして下さい。

洛北高校の課題研究プログラム(質の高い課題研究へ)
 
 

SSH(スーパーサイエンスハイスクール)

 

 文部科学省が指定する「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」は、先進的な科学技術、理科・数学教育を通じて、生徒の科学的能力や科学的思考力等を培うことで、将来社会を牽引する科学技術人材を育成するための取組です。この取組では次のような推進・開発が望まれています。

  • 先進的な理数教育の長期的な実施
  • 英語でのプレゼンテーション演習等による国際性を育成
  • 高大接続の在り方について大学との共同研究
  • 創造性、独創性を高める指導方法、教材等の開発
SSHホームページ(科学技術振興機構)
SSHパンフレット(科学技術振興機構)に本校が掲載されています
 
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