京都府立洛北高等学校・洛北高等学校附属中学校のホームページを御覧いただきましてありがとうございます。
本校は、明治3年に日本で最初に開校された京都府中学校、湯川秀樹・朝永振一郎両博士の母校となる京都第一中学校を前身とし、今年で創立155年(洛北高校としては75年)を迎える、歴史と伝統のある学校です。自他を尊重する「礼節の実践」、過去・現在の人々の知見を尊重する「学業に邁進」、私たちを包む世界・宇宙を尊重する「山水の愛護」を校訓とし、各界に有為の人材を多数輩出してきました。平成16年には、京都府内の公立では初の中高一貫教育を推進するために附属中学校を開校し、6年間を通して系統的に学びを深めています。
洛北高校は、「普通科文理コース」「普通科スポーツ総合専攻」「サイエンス科(中高一貫コース)」が、それぞれ特色を持ちつつ一体となって学校を形成し、今後の社会を主体的に担っていくための高い人間力を培う教育の推進を目指してきました。平成16年度には、文部科学省からスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受け、22年目に当たる本年度は、全国でも数校しかない先導改革期2期目の研究開発をスタートさせます。 (活動の様子等は、HPトップ画面のトピックス「洛北SSH」・「洛北SSHだより」より御覧ください。)。
本校のスクールミッションは、「探究的な学びや文武両道の実践のもと、確かな見通しを持って主体的に生き抜く、深い学術的な見識と創造性あふれる心豊かな人間性を育み、世界を牽引する人材を育成する。」(京都府教育委員会・抜粋)です。本校には、「伝統」の中で紡がれ、また多年に及ぶSSHの研究開発の中で醸成してきた「深い学術的な見識」と「国際性」を育む教育課程内外のプログラムがあります。また、体育系・文化系の活発な部活動や活気に満ちた学校行事、社会的活動等と、学習の双方に邁進する「文武両道」を尊ぶ学校文化が根付いています。そのような環境の中で育ち巣立っていく卒業生には、本校の先の世界でさらに高次に才能を開かせ、世界の人々の幸福に向かって歩を進めていってほしいと願っているところです。
昨年度も、全国有数の実績を有する男女のハンドボール部をはじめ、弓道部、放送部、囲碁将棋部、サイエンス部が全国を舞台に優秀な成績を残してくれました。また、近年成長著しい陸上競技部、全国屈指の歴史を有するラグビー部に、サッカー部、女子バレーボール部、硬式野球部、吹奏楽部など、多くの部活動が近畿・京都府を舞台に活躍しました。科学系等コンクールや課題研究発表会、国際交流プログラム等でも多くの生徒が活躍しています。進路においても、今春の卒業生も素晴らしい成果を残しました(HPトップ画面のトピックス「進路実績」、「合格体験記」より御覧ください。中高一貫卒業生の寄稿による「卒業生メッセージ」も附属中学校の頁に掲載しています)。これらは個々の生徒の努力の成果であるとともに、今日までの教育実践の積み重ねの上に成り立つものであり、多くの方々の御支援の賜物であると考えています。
今、校門横の枝垂れ桜が薄紅色の花を開き始めて、春の到来を告げています。美しい自然と恵まれた環境の下、今年度も充実した教育活動を進めてまいります。今後とも本校教育の発展に御理解・御支援を賜りますようお願いいたします。
なお、府立学校特色化応援ファンディング事業(HPトップ画面の上部バナー)により御支援を募っています。教育環境向上のために御厚情を賜りますようお願い申し上げます。
令和7年4月1日
京都府立洛北高等学校
京都府立洛北高等学校附属中学校
校長 川 口 浩 文