第3回サタデープロジェクト(10月9日)

 

マジックケミストリー ~タイムマジック~

 本企画では、「マジックケミストリー ~タイムマジック~」と題して、ヨウ素酸カリウム水溶液と亜硫酸水素ナトリウム水溶液との反応時間を操作する実験を行いました。この反応は時計反応といって、濃度や温度を調節することで、反応にかかる時間を操作することができます。基礎実験を行って、反応時間と濃度の関係性・法則性を確認し、法則性を利用して17秒ちょうどで反応が起こる条件を求めました。求めた条件になるように、薬品を調整して、反応をスタートさせました。すると、見事、誤差1秒以内に収まる好記録となりました!
 最後には、世にも珍しい『振動反応』を見てもらい、振ると青色に変化する『ブルーボトル』をお土産に持って帰ってもらいました。色が鮮やかに変化するのが化学実験の醍醐味の一つです。存分に楽しんでもらうことができました。


アラビア語講座

 アラビア語は、国連の公用語に指定されているにもかかわらず、日本では肩身の狭い思いをしているマイナー言語です。世界情勢が切迫してくるとテレビによく出てくるので、悪い印象が持たれやすい言語で、世界の主流言語の中でも習得が難しいとされる言語でもあります。そんなマイナーで難解な言語に挑戦しようとたくさんの好奇心旺盛な生徒が集まってくれました。
 実際、20世紀の西洋絵画の巨匠パブロ・ピカソが、アラビア書道のその芸術性を高く評価したように、アラビア語は深い芸術性を持つ、極めて美しく洗練された、本当にすばらしい言語です。
 講座では、アラビア文字と発音を学び、全員で協力しながらクルアーン(イスラームの聖典)をアラビア語で詠むことに挑戦した後、YouTubeで世界最高のクルアーン詠唱動画を観ました。講座の最後は、アラビア書道です。自分の名前をアラビア語で書き、それを芸術作品に仕上げました。非常にセンス溢れる作品が完成しました。


マネーセミナー

 参加者、生徒8名と先生2名。日本社会の現状を、お金がどのように動いているのかという点からわかりやすく解説。世界を視野に入れると、いかにこの国の未来が危ういのかが切実にわかるとともに、お金の持ち方、増やし方までスッキリする講義です。例年以上に質問が飛び出し盛り上がりました。












洛北古典漫遊

 洛北古典漫遊、先ずは平安京造営の基準点である船岡山を訪ねました。多くの古典・近現代の文学作品に登場する船岡山の歴史を探りながら山頂からの眺望を楽しみました。続いて世界文化遺産・金閣寺へと。好天に恵まれ、秋晴れに映える「金閣」の美しい姿が堪能できました。読書の秋、作品の舞台を訪ねてみることが、本への誘いの一つとなることを願っています。













キッチンサイエンス

 2回目となるキッチンサイエンスからは、滋賀大の加納研究室の皆さん、本職の菓子職人さんとのコラボレーションがスタートしました。テーマを「チョコレート」として、チョコレートの基礎知識の講義や顕微鏡での観察を行った後、成分の異なるチョコレートの食べ比べや、テンパリングの有無による違いを観察し、さまざまな疑問や観察結果の共有、3回目の実験研究にむけて仮説をたて、研究計画を立案しました。
よりツヤのある美味しいチョコレートの完成を目指して、「ブルームのでたチョコレートを救済する方法は?」「カカオバターの量が異なるとテンパリングの適切な温度は異なるのか?」など、各グループで第3回は研究を行う予定です。

 
教育内容 洛北高校
カテゴリ・リスト
クリックで子カテゴリが表示されます。
COPYRIGHT (C) 京都府立洛北高等学校・洛北高等学校附属中学校