2年文理コース理系 物質科学Ⅰ特別講義「薬と植物の関わり」

 

 7月18日(水)に高校2年生文理コース理系生徒を対象に京都大学大学院薬学研究科 准教授 伊藤美千穂先生による特別講義「薬と植物の関わり」を実施しました。薬というと病気の治療をするためのものと考えがちですが、病気の診断や予防にも使われているというお話から講義がスタートしました。医薬品には生薬、漢方エキス、化学合成薬品があり、意外にも植物由来のものが多くあることや、中国の本草書である神農本草經についてお話していただきました。中でも、上薬、中薬、下薬についての説明では、実際に生薬(桂皮、高麗人参、甘草、芍薬)を見たり、口に含んだりしながら確かめることができ、生徒達は大変興味を持ったようです。生薬に含まれる化合物を構造式で確認することもでき、これから学習していく有機化学にも目を向ける良い機会となりました。

 
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