第3回サタデープロジェクト(12月22日)①

 

キッチンサイエンス ~ミルクプリンの科学~ 

 「科学の知識を使って、料理をもっと上手に美味しくつくろう!」を目的に毎年行っている企画ですが、今回は香港でも定番の、ゼラチンも卵を使わないで固める不思議なスイーツ「薑汁撞奶(ミルクプリン)」を作りました。少ない材料と、温めて混ぜる!という単純なレシピなのに、とても失敗が多い(固まらない)ことでも有名なスイーツです。
 ヒミツは「生姜の酵素」と牛乳の「タンパク質」、これらの働きや性質を学び、うまく固まる条件について仮説をたて、実験で確かめました。最後は、実験の結果をもとに、自分達で考えながらミルクプリンを実際に作成しました。固まらない人もいたようですが、「酵素がたりなかったのかも?」「温度を上げすぎたかも・・・」など失敗した理由について、考察ができていました。ぜひ、失敗した人は家で再チャレンジしてみてください! 

モノづくり基礎講座

 思いついたものを、何でも自由に作ってみる。そんな経験を提供したくて今年も開催したこの企画。モノづくりに興味はあるけど、道具もないし何をどう作っていいか分からない。そんな人、多いのではないでしょうか。

 今回は、木材とアルミ板を自由に加工してのモノづくりを行いました。特に電動ドリルや金属加工は初体験という人がほとんどで、悪戦苦闘しながらも、うまくいかない部分も含めて楽しんでもらえたようです。「難しいけど楽しい」「一日中やっていたい」「今度はこんなものを作りたい」と反応も上々で、みんな自分で作った文房具やスマホスタンド、卓球のラケットなどを喜んで持って帰っていきました。次は、何作ろうかな?

放射線を観てみよう!~霧箱を用いた放射線の観察~

 放射線は目で見ることはできませんが、霧箱を用いると、放射線の飛跡を見ることができます。今回は13名の参加者があり、鉱物からの放射線や自然放射線を観察しました。ペルチェ素子を用いた霧箱や、ドライアイスを用いた大型霧箱(科学館に展示されているサイズ)、京大からお借りした超大型霧箱(80 cm×50 cm×高さ30 cm!!)も登場しました。

 放射線に関する基礎知識や霧箱の原理を学ぶと同時に、いままさに我々の周りに飛び交う放射線を視覚で感じてもらいました。観察するまでに時間がかかりましたが、その分、観察できた時の喜びはひとしおだったようです。幻想的な飛跡を観察しているとつい時間を忘れて、「帰るに帰れない」という声が聞かれました。

スポーツ心理学

 京都工芸繊維大学の来田 宣幸氏をお招きし、前半はスポーツ心理学について、後半は運動の解析について講演をいただきました。ICTを使ったコミュニケーションから始まり、ワークやクイズを織り交ぜながらの講演で最後まで楽しく学ぶことができました。

 最高のパフォーマンスを発揮するためには適度なプレッシャーが必要なことや、メンタルコントロールはスキルであってトレーニングで伸ばせること、運動の分析とそこから生かすために必要なこと等、多くを学ぶことができました。最後には分析に使えるアプリの紹介もしていただきました。

 
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