難民問題を知る/伝える 第2回
前回に引き続き、総合地球環境学研究所の宗田勝也研究員に、「難民問題を知る/伝える」と題して講義をしていただきました。前回学んだ、「どんな人を難民とよぶのか?」ということを踏まえて、世界にはどのくらいの難民がいるのか、その中で日本で難民として受け入れられている人の少なさ、難民の人の気持ち・・・等をお話していただきました。
生徒の皆さんは、今までニュースなどで聞いたことがあっても、遠い難民問題が今回の講義でリアリティをもって受け止めることができたようです。宗田さんは、「難民ナウ!」というラジオ番組を制作されていますが、生徒達も「家族に話します!」「まずは、友達に難民を知っているか聞いてみます。」と、その存在を伝えることで、少しでも難民を知る人が増えて欲しい、難民問題の解決につながる何か行動をしたい、という気持ちが大きくなったようでした。
キッチンサイエンス~お菓子を科学する~第3回
今年度3回目のキッチンサイエンスでは、落雁、琥珀糖、じょうよ饅頭について前回立案した実験計画・仮説にもとづいて調理実験を行いました。以下がそれぞれのグループのテーマです。
じょうよ饅頭:饅頭の皮につかう芋の種類を変えたり、すり下ろす細かさを変えたりすることで、生地の粘度が変わり、皮の膨張具合が変わるのではないか。
琥珀糖:水や糖、寒天の分量を変えたり、乾燥する温度・湿度を変えることで、適切な琥珀糖の条件を探る。
落雁:高級な和三盆の代わりにきび砂糖を使い、和三盆に近い落雁を完成させる。
職人さんも、やったことがない条件、検証も多く、完成したものを見て、食べて、「レシピ通りよりも、こっちの方が好きかも!?」と、驚かれていたのが印象的でした。次回は、最終回ということで、実験の結果を考察し、発表します。どんな結果を発表してくれるのか楽しみです。