鳥羽の特徴:WWL

World Wide Learning
 

3月21日(日)に開催された「WWL・SGH×探究甲子園」に本校からグローバル科2年生4名が出場しました。今年度はコロナ禍ということもあり遠隔での実施でしたが、生徒たちは慣れたもので堂々と発表できました。女性の働き方というテーマにアプローチするために、たくさんの企業に協力していただいてインタビューしたり、鳥羽高校生の職業意識の性差をアンケート調査したりした結果を自分たちの言葉で丁寧に説明できたと思います。発表後、大学の先生にはたくさんの質問、ご助言をいただきました。質問には調査結果から適切に回答できましたし、いただいたご助言は探究全体を振り返る良い機会になりました。グローバル科2年生の探究は、3年生になっても継続します。1月に校内でポスターセッションを行っており、その探究の成果を文章でまとめる予定です。今回の経験が次年度に生きることを願っています。

 
 
 
 

 3月20日(土)に開催された「SDGs Quest みらい甲子園 第2回関西エリア大会」に2年生グローバル科三添りんさん、木戸絢香さん、船野澪来さんの3名が出場し、課題研究プロジェクト「高校生献血―若者を献血リピーターにするには」が大日本住友製薬賞を受賞しました。

 SDGs Quest みらい甲子園は「持続可能な地球の未来を考え行動する」というテーマについて高校生が探究成果を発表する、全国各地域で行われる大会です。今年度は高校生1444名373チームが参加しました。関西エリアで出場した123チームのうち12チームが1次審査を通り、各チームが作成した5分間動画プレゼンテーションのもとに2次審査が行われました。20日(土)に各チームの代表生徒2名が朝日新聞大阪本社内アサコムホールに集まり、ワークショップと表彰式に参加しました。パナソニック賞、大日本住友製薬賞、SDGsアイデア賞、SDGsアクション大賞の合計4チームが入賞しました。本校のチームは「データに基づいて考え、日本赤十字血液センターと協力しながらポスターを作ったりSNSで発信したりした行動力の高さ」という点が評価され、大日本住友製薬賞を受賞しました。

 表彰式の後にも、代表生徒三添さんと木戸さんがグループワークに参加し、SDGsを実現するためのアイデアなどを積極的に他校の生徒とディスカッションしました。

 
 
 
 
 
 

 1年生リベラルアーツコースは1月30日(土)に第12回目の「総合的な探究の時間」に臨みました。

 今回で総合的な探究の時間は最終回。生徒達は4、5人のグループで自分たちの研究の成果を、パワーポイントを使ったプレゼンテーションで披露しました。例年と異なり、今年は4つの講座を混ぜての発表会。話したことのない同世代を前にし、生徒達は緊張の面持ち。しかし、どのグループも無事プレゼンテーションを終えることができました。プレゼンテーション後は生徒同士で質疑応答を行いました。初めて聞く内容にも関わらず、生徒達からは鋭い質問が出ていました。また、コロナの影響で例年よりは少数ではありますが、株式会社岡墨光堂代表取締役の岡岩太郎様からは生徒へ直接お言葉をいただき、京都府立大学公共政策学部公共政策学科教授の窪田好男様と同大学大学院公共政策学研究科学術研究員の池田葉月様にも御観覧いただきました。

 次年度は今年度の経験を活かし、さらに高度な研究を目指します。生徒のみなさん、お疲れ様でした!

 

【今年度発表テーマ例】

・ピンチ!!! 伝統的な修復技術

・日本の教育事情 ~鳥羽高生はみた~   

・居心地の良いまち~南区~

・京言葉。 ~こんなん知ってはります?~ 

・混雑回避作戦

 
 

 2月1日(月)から2月10日(水)にわたり、2年生普通科理数人文コースの4クラスの生徒達が、年度当初から取り組んでいる課題研究をポスターセッションの形で発表しました。マスク着用、防寒着を着用しての窓や扉の開放、ソーシャル・ディスタンス等の感染防止対策をとりながら、クラスを越えて発表者とオーディエンスが交代で発表し、質疑応答や意見の交換を行いました。また、授業担当以外の教職員や本校グローバル科の卒業生も質疑や助言をしてくださいました。

 
 
 
 

2月5日(金)

 株式会社片岡製作所より研究開発本部開発部の豆野和延様と林佳佑様を講師としてお招きし、本校グローバル科2年生理系物理選択者を対象に講義をしていただきました。

 現在、生活に欠かせない便利なものの多くに最先端のものづくり技術が使われています。スマートフォンとディスプレイを題材に、片岡製作所のレーザー加工技術がどのように活用されているかをご紹介いただき、レーザー加工技術が物理学を基本として、それを精密に利用することで出来上がっていることを講義していただきました。

 受講した生徒も、ものづくり技術が物理学を基本としていると知り、これからの学習に対する意欲を高めることができたようでした。また、実際に仕事をされている方々がどのような社会的意義を感じながら仕事をされているのかという思いに触れることができました。

 
 
 
 

1月30日(土)

 1年生グローバル科の生徒が、「イノベーション探究Ⅰ」の授業で取り組んできた探究活動の成果報告会を行いました。今年度はコロナ禍で活動に制限がある中でしたが、Zoomを活用して福知山高校の方にインタビューを行って天橋立の環境問題を探究したグループや、eースポーツの普及に努めるために校内で大会を開いたグループなど、できることを探して精力的に取り組んだグループがたくさんありました。これまでワークショップでお世話になった、京都大学の神吉紀世子教授、福知山公立大学の杉岡秀紀准教授、京都光華女子大学の乾明紀准教授にもオンラインで参加していただき、発表後に講評をしていただきました。2年生の「イノベーション探究Ⅱ」では、1年間で培った探究の手法を活かし、さらに高度な探究を進めます。

【今年度のテーマ例】

・東寺のお堀の水質をCODから考える~東寺をもっとステキにする方法~

・京ことばが時代を越えて

・飛び出し坊やと事故発生率の関係を見つける研究~南区と中京区を歩いて~

 
 
 
 

1月30日(土)

 明治27年に創業され、伝統技術の継承と新たな技法を求めて文化遺産の保存に努めてこられた株式会社岡墨光堂の代表取締役岡岩太郎先生をお招きし、本校グローバル科2年生「京都の風土・世界の風土」の授業をしていただきました。

 生徒たちは今回の授業をとおして、装潢(そうこう)修理を中心とした文化財修理の歴史と現状、それに取り組まれている方々の考えや思いについて具体的に知ることができました。また、文化財を守るためには修理師の力だけでなく、文系理系にとらわれない様々な分野からの研究が必要であり、文理を融合して21世紀の私たちにできることは何かを考えていく必要があるということも学びました。そして、これまでの文化財修理の成果を尊重しながら、100年後、150年後の修理の機会までも視野に入れて文化財に向き合う方々の姿勢から、生徒たちは高い職業倫理に基づいて仕事をすることの大切さを学んだことと思います。

 
 
 
 

1月23日(土)にイノベーション探究Ⅱでポスターセッションを行い、生徒たちは年度当初から取り組んでいる課題研究の中間発表をしました。マスク着用、消毒、ソーシャル・ディスタンス等の感染防止対策をとりながら、生徒たちが一所懸命発表しました。京都大学大学院教授神吉紀世子先生、大阪大学講師柿澤寿信先生、京都光華女子大学准教授乾明紀先生、京都文化博物館学芸員村野正景氏、鳥羽高等学校WWLカリキュラムアドバイザー齊藤和彦先生、そして大阪大学のTA、鳥羽高校グローバル科のOB、さらにはフィールドワークでお世話になった企業等の方々など、多くの方々がオーディエンスとして参加し、生徒に助言をしてくださいました。最後に、参観の方々から「コロナ禍の、様々な制約のなかで、ここまで探究を進めたみなさんに敬意を表します」という言葉をいただき、生徒の研究を高く評価してくれました。

来週の最後のイノベーション探究Ⅱでは、本日参加できなかった大阪大学のTAの方々から助言・指導を受ける予定です。

 
 
 
 

12月20日(日)

 2年生グローバル科の生徒3名が、文部科学省主催の全国高校生フォーラムに参加しました。

 例年は東京で開催していましたが、今年度は新型コロナウイルスの影響もあり、オンラインで開催されました。

 事前にオンライン上で公開されていた各校のポスタープレゼンテーション動画をもとに、生徒同士で投票を行ったりと これまでとは異なる形で実施されました。

 本日は参加生徒交流会(テーマ別分科会)が行われ、全国のWWLカリキュラム開発拠点校・共同実施校・連携校、 SGH指定校・アソシエイトの高校生たちと本校の生徒は「格差のない社会をめざして」をテーマに英語で討議を行いました。 普段学習している英語を用いて、向けられた質問に対しても丁寧に堂々と答えるとともに、他校の発表に対して積極的に質問を投げかけていました。

 ポスター発表では、残念ながら入賞することはできませんでしたが、他校の発表や質疑応答を通して、 自分たちの課題研究に対しての新たな気づきを得られるとともに、今後の研究活動に生きる様々な刺激を得ることができました。

 
 
 
 

 12月18日(金)に遠隔で中国の西安交通大学附属中学と本校の生徒10名が交流を行いました。学校の名称は中学ですが参加してくれた西安の生徒は私たちと同じ高校生1,2年生です。西安の生徒は日本語,本校の生徒は英語でお互いに学校と地域の紹介・質疑応答を行いました。お互いに積極的に質問をしました。しどろもどろな部分もありましたがなんとか応答もできました。会話のなかで思いもよらないところから,日本のドラマや芸能人の名前がでてきて驚きました。

 遠隔の取組のコンテンツもまだまだ手探りなところはありますが,参加した生徒がより有意義な活動ができるように来年も色々なコンテンツにチャレンジしていきます。

 
 
 
 

12月12日(土)

 1年生普通科リベラルアーツコースで取り組んでいる「総合的な探究の時間」の一環として、1年4組の生徒5名が平等院へフィールドワークへ行きました。感染症対策を万全にして、当日は参拝者の方にアンケートやインタビュー調査を行うとともに、平等院内のミュージアムの学芸員の方にもお話を伺うことができました。平等院の改修工事に焦点を当てて研究をしていた彼らは、学芸員の方のお話をとおして改修に携わる方々の「思い」を知ることができ、これまでの仮説が良い意味で覆されました。実際にフィールドワークに出かけて調査することの大切さを感じることができました。

 
 
 
 

 12月15日(火)の5・6限に、2年生グローバル科の生徒を対象に、香老舗松栄堂代表取締役社長 畑正高氏をお招きして、グローバル・キャリアパス・プログラム「松栄堂ワークショップ」を行いました。

 前半は「古典に学ぶ香りの暮らし」として実際に香木に触れたり、日本文化の独自性、また「今あるところから古を慮る」ことの大切さについて、後半はグローバル社会で「常識」をくつがえされるここちよさや「文化力と文明力」、「他者を尊重」することや「自己を尊重」することの重要性など、たくさんのメッセージが込められた御講演をいただきました。講演の最後に質問も出るなど、生徒にとってさまざまな刺激受ける貴重な時間となりました。

 
 
 
 
 
 

12月15日(火)

1・2年生グローバル科の「韓国語Ⅰ・Ⅱ」の授業選択者を対象に、京都韓国教育院の金雅子先生と劉恩映先生から、韓国の韓紙(ハンジ)を用いて伝統文化を学ぶ特別授業を行っていただきました。韓紙は楮(こうぞ)を主原料とした韓国の伝統的な紙で、現在も韓国において日常的に用いられているものです。生徒たちは韓紙を用いたアクセサリーを作りながら、韓国の伝統文化に親しむことができました。

 
 

 12月12日(土)の1年グローバル科のイノベーション探究Ⅰは、京都光華女子大学乾明紀准教授をお招きして,探究の問いの立て方についてお話いただきました。また,本校の探究活動は複数人によるチーム探究です。チームの一員としてどうやって探究活動に貢献していくかについても,シェアドリーダーシップという言葉を用いて説明していただきました。問い立てが上手くいかず苦労しているチームも乾先生のお話を聞いて見通しがたったようです。多くのチームが乾先生に探究に関するアドバイスをしていただき,年度末の発表がどうなるか今から楽しみです。

 
 
 
 

 12月4日(金)に本校の希望者11名がインターンシップのために片岡製作所を訪問しました。片岡宏二代表取締役社長より事業概要,社是などについて御講演いただきました。昨今の社会情勢を概観して,レーザーや二次電池に関わる技術や需要について学びました。また,グローバルニッチトップを目指してきた片岡社長の御経験から,海外で愛される日本の人になるための秘訣も教えていただきました。11月13日に台湾片岡股份有限公司(片岡製作所台湾事業所)と遠隔で交流した時には商品などのイメージができませんでしたが,今回の訪問で実際に商品を見たり,会話することで学びが繋がりました。また実際に現地に訪れることで,高校で学習している内容が社会とどのように接続しているのかの様子を肌で感じることができました。

 
 
 
 

11月28日(土)

 この日の1年生グローバル科の「イノベーション探究Ⅰ」では、前回の授業で掘り下げたグループ毎の研究テーマをさらに具体化し協働しながら、Padletというアプリを使ってグループの「研究計画書」を作成しました。

 例えばあるグループは、アニメ等で使われる「京ことば」に違和感を感じた経験から、5WHD(Difinition)に沿って「京ことば」はいつ頃から使われ始めたか」「誰がどこで使っていたか」等を小さなリサーチクエスチョンとして検証しつつ、正しい「京ことば」を京都の文化として広め、観光活性化を図るための探究活動へとつなげていきます。

 
 
 
 

 11月20日(金)にフランス ヌヴェール高校の高校生と本校21名の生徒が遠隔交流を行いました。

 フランスは現在,新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から,クラスを2グループに分けて隔週で登校して授業を受けているそうです。自宅から遠隔で参加している生徒と,教室から参加している生徒のハイブリッド型の授業をしています。遠隔交流の参加者も教室と自宅からの生徒がいました。

 今回はヌヴェール高校生と本校生徒で小グループを作り,各グループでコミュニケーションをとることを主な活動にしました。あるグループは本校の紹介をするために,会場を後にして自分のホームルーム教室や校内を移動しながらフランスの生徒に紹介しました。また別のグループは,思い思いの場所で趣味の話をしたりしました。

 
 
 
 

11月14日(土)

 2020高大社連携研修事業(主催:京都中小企業家同友会、共催:福知山公立大学杉岡ゼミ・京都府立京都すばる高等学校・京都府立鳥羽高等学校)に 本校2年生11名が参加しました。

 「社会的危機から見えてきたこと そしてこれからの生き方・働き方について考える」というテーマのもと、前半は生徒と大学生がこの約半年間に行った、各リサーチ協力企業様でのインタビュー調査やインターンシップでの調査報告プレゼンテーションを行いました。本校生徒は「イノベーション探究Ⅱ」で進めている課題研究の内容と関連づけながら、株式会社コダマ製作所様と岩本印刷株式会社様で学んだことを発表しました。

 後半は中小企業経営者、福知山公立大学生、高校生でグループをつくり、「私たちはこれからの時代にどう生き、働いていくのか?」をテーマにグループでディスカッションを行い、高校生が発表しました。今回の研修事業を通して、生徒達は「働くということはどういうことなのか」という問いに真剣に向き合い、刻々と変化する社会のなかでどのように関わっていくのかを考えました。

 オンライン開催のため経営者の方々が醸し出す雰囲気を直に感じることができなかったのは少々残念ではありますが、世代や立場を超えた多様な集まりの中で、生徒達は適度な緊張感を持ちながらも積極的に発言し、タテの関係ではないナナメの関係で議論する素晴らしさを共有しました。

 
 
 
 

11月15日(日)

 1年生グローバル科の生徒2名が、京都光華女子大学で行われた第4回KOKA ENGLISH CONTESTに出場しました。CDでの原稿提出の予選を通過し、本日が本選でした。当日は「SDGsの実現に向けて」というテーマで英語でスピーチをおこないました。普段、授業内で発表を行っていても、学校外の方に観ていただくと一層緊張感が高まります。そんな中でしたが2名とも堂々と発表し、企業賞・優秀賞をいただくことができました。発表をやり遂げたことで、またひと回り成長することができました!

 
 
 
 

 11月13日(金)に株式会社片岡製作所の御支援をいただいて,台湾片岡股份有限公司(片岡製作所台湾事業所)の社員の方とオンラインで交流しました。本校からは11名の生徒が参加し,台湾の文化やビジネスの基礎を学びました。台湾で人気のお茶 "台茶18号(紅玉)" を紹介していただいた場面では,「それでは実際に香りと味を楽しんでください」と紅玉やパイナップルケーキのプレゼントのサプライズがありました。台中を紹介するビデオ鑑賞など,今年度はコロナ禍で訪台できませんでしたが,台湾の空気を " 目・耳・鼻・口 " で存分に味わえるプログラムでした。最後の質疑応答では,自分たちの課題探究テーマに基づいた質問や片岡製作所のビジネスモデルや社是に関する鋭い質問がたくさんでました。貴重なアドバイスや御意見をいくつもいただくことができました。

 

 
 
 
 
 
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