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 校長挨拶 2023/04/04 

 京都府立鳥羽高等学校は、世界遺産構成資産である東寺の南西に位置し、正門を出て大通り(九条通)を渡ると、すぐそこには芥川龍之介が小説「羅生門」で虚構世界の舞台とした羅城門(跡)もあります。羅城門が古都平安京を貫く朱雀大路の入り口であったことを思う時、長く続く時の流れと先人が生活の中で醸成されてきた文化の重みを実感します。

 この地に、全国に先駆けて文武両道・質実剛健を実践する学校として京都府第二中学校が創立されたのは明治33(1900)のことでした。本校は、その京二中の伝統を誇り高く継承してきており、規律と礼儀を重んじ、勉学に打ち込むとともに、スポーツを中心とする盛んな課外活動に励む京二中の精神を基盤に据えながら、次の三つの教育方針を掲げて活気に満ちた教育活動を行っているところです。

Humanity(人間性)

 科学技術の進歩をはじめとする急速な社会発展の中で、人間の尊厳に対する自覚を高め、心豊かな人間の形成をめざす。

Pioneer Spirit(先駆者精神)

 国際感覚を身につけ、21世紀を主体的に生きぬく、創造性あふれる人間の形成をめざす。

Self Command(克己)

 目的意識を持って、自らの課題を自ら解決する意志力と実践力に満ちた人間の形成をめざす。

 

 グローバル化が進展する社会にあって本校では京都の伝統・文化、卓越したスポーツ活動に加えて、グローバルな視野と探究的な力の育成を三つめの柱として教育活動の充実を図っています。具体的には、スーパー・グローバル・ハイスクール(SGH・平成27年度~令和元年度)、ワールド・ワイド・ラーニングコンソーシアム構築支援事業の拠点校(WWL・令和2年度~令和4年度)の指定を受けて、専門学科グローバル科を中核に教育プログラムの開発・実践を行なってきており、本校普通科のみならず他の府立高校にもその成果を広げるまでに至っています。

 

 鳥羽高校では、落ち着いた学習環境のもと、授業、学校行事、部活動を通じて豊かな人間関係を築き、自ら考え、自ら変化する気概と行動力のある生徒の育成を続けていく所存です。


 今後とも本校の教育活動に御理解、御支援を賜りますようよろしくお願いいたします。

 

令和641日 

京都府立鳥羽高等学校 校長 宮島勇二

 
 
 
 
 
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