学校生活

SCHOOL LIFE
 

 京都府代表2校を決定すべく2021ウインターカップ京都府予選が10月22日~24日は宮津市民体育館、舞鶴文化公園体育館、30日~31日は横大路運動公園体育館で開催されました。 

 1回戦は大谷高校との対戦でした。出だしこそ硬さは見られたものの、得意とするスピードとパワー溢れるバスケットを展開し、全員出場で96対70で勝利し、ベスト8へ進出しました。

 準々決勝は同じ公立高校の城陽高校でした。出だしは城陽高校のゾーンディフェンスに苦しむ場面もありましたが、受け身にならず逆にディフェンスでプレッシャーをかけ続け、最終スコアは107対62と大差で勝利しました。準決勝は大学入試で参加できない関口(南桑中)、井爪(寺戸中)、千代(開睛中)の活躍もありメンバー全員出場。4年連続でベスト4進出となり、決勝リーグへ駒を進めました。

 迎えた決勝リーグ初戦は東山高校との対戦となりました。インターハイ予選で対戦した時は、鳥羽のバスケットを封じられ、思うような展開に持ち込めずに大敗を喫した相手です。序盤から積極的な攻撃を仕掛け、ディフェンスもゾーンを採用して挑みました。しかし、1クォーターで11対27とリードを許し、その後も僅差ではありますが徐々に点差を開けられてしまいました。中身としては戦えた部分もありましたが、相手の攻撃力を封じることができずに最終スコアは70対98で1敗を喫してしまいました。手応えはあったものの、細かなミスやターンオーバーが響いてしまいました。

 1週間の調整を経て、30日は王者洛南高校と対戦しました。ここで負けるとウインターカップ本戦出場は夢と消えます。チームで準備してきたプレーを出し切り、3年生は全国大会出場への想いを胸に戦いました。前半は鳥羽のディフェンスと24秒を使い攻めるディレードオフェンスが機能し30対30のイーブンで前半を折り返しました。後半立ち上がり、洛南のオフェンスリバウンドから失点し、リードを奪われます。しかし、吹田(藤森中)のジャンプシュートなどで粘り、14点差で最終クォーターへ。3年生の全力のプレーと気迫でシーソーゲームとなり、洛南を追い詰める場面もありましたが、最終スコアは63対77で全国への切符を手にすることはできませんでした。

 翌日、気持ちの切り替えが難しい中、最終戦は京都両洋高校と3位決定戦となりました。主将でチームを牽引してきた半田西(向島東中)が前日の捻挫で思うようにプレーできずに、苦戦を強いられました。しかし、吹田、杉村(北野中)、奥田(西ノ岡中)の活躍、また、2年生でスターティングに起用されていた半田桃(向島東中)のシュートで粘り最終クォーターまでもつれる激戦となりました。残り5分、4点のリードを許す場面もあり、万事休すかと思われましたが、本調子ではない半田西を投入し、みんなの想いを託しました。その半田西の2連続ゴールで同点とすると、奥田のバスケットカウントで逆転し劇的な幕切れで試合終了。70対68で4年連続3位という結果となりました。

 悔しい気持ちは大きく、満足のいく結果ではありませんでしたが、京都府のレベルの高さを改めて実感し、納得の3位でした。3年生は2年生に想いを託し、次は新チームで全国大会への挑戦を続けます。

 今シーズンは新人戦が中止、ウインターカップ予選出場28日前まで1ヶ月間の練習自粛と思うような活動や準備、チーム作りができませんでした。しかし、鳥羽の生徒達は与えられた環境の中で自分たちの力を伸ばし、決して諦めることなくここまで這い上がってきました。環境や条件の異なる私立高校にも堂々たる戦いを挑みました。様々な想いが交錯しますが、最後は素晴らしいチームに成長したことを誇りに思います。この悔しさや先輩達の想いを後輩達は背負いつつ今後も活動していきますので、これからも鳥羽高校を応援してください。

 最後になりましたが、無観客試合が多く、なかなか保護者やOBOG、ミニバスや中学校の先生方に試合を観ていただくことができませんでした。しかし、会場外でエールをいただいたこと、背中を押していただいたことに感謝を申し上げます。また。50名制限付きの有観客となった2日間はたくさんの方の応援をいただきありがとうございました。大きな声援が支えとなり心強かったです。本当にありがとうございました。鳥羽高校の全国への挑戦は続きます。

大会結果  //kyoto.japanbasketball.jp/hs/hs-top.htm

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