学校生活

SCHOOL LIFE
 
 
 

インターハイ京都府予選を3位で勝ち上がり、6月25日~27日に地元京都(島津アリーナ京都、京都市体育館)にて開催された近畿大会に出場しました。

 1回戦、奈良県2位の奈良市立一条高等学校と対戦しました。インターハイ予選後から一度も練習試合ができなかったので、出だしからどのような展開になるのか不安はありましたが、1Qから鳥羽のリズムでゲームを展開し、30対12で2Qへ。試合の雰囲気や選手の調子をみるためにメンバーを入れ替えましたが、相手のペースになる時間帯もあり、課題の残る2Qとなりました。後半、相手は1-3-1のゾーンディフェンスなど、本校のインサイドを封じにかかりましたが、ガードで主将の半田が冷静なゲームメイクで難なく乗り切り、最終スコアは91対71で全員出場で2回戦へ駒を進めました。

 2回戦、ベスト8進出をかけた試合です。滋賀県1位の滋賀県立草津東高等学校に快勝して勝ち上がってきた伝統校で、大阪府2位でインターハイ出場を決めている大商学園高等学校との対戦でした。ここを勝ちきることができるか?チームの力量を試す良い機会と捉え試合に挑みました。出だしからどちらも譲らない展開でしたが、1Q終了間際の3年生井爪のブザービーターで勢いに乗ると、3年生林のリバウンドからの得点、2年生倉橋の得点でリズムを掴み、何とか前半は38対38の同点とし後半へ。後半は、前半で効果的だったゾーンディフェンスとマンツーマンディフェンスを併用しながら、相手のスコアラーのリズムを崩し戦いました。最後まで手に汗を握るシーソーゲームとなりましたが、終盤に3年生奥田、杉村がミドルレンジのシュートを決めきり77対76で勝ちきることができました。チームとしては、インターハイ出場校に勝利できたことは大きな自信となり、京都府3位でも全国レベルで戦えることを証明した、胸が熱くなる試合でした。

 目標のベスト4まであと一勝となり、準々決勝で兵庫県1位の報徳学園高等学校と対戦しました。1Qは相手のゾーンプレスディフェンスにリズムを崩す場面もありましたが、3年生半田のドライブや3年生奥田のリバウンドシュートなどで加点し、互角に戦い20対23で1Q終了。2Qに入り、相手の3Pが炸裂し、本校が2点をとり、相手が3点を取る展開となり、徐々に差が開き51対37でリードを許して前半終了。後半、本校も3年生杉村、林のインサイドプレーや3年生井爪のドライブで果敢に攻め込みましたが、相手の3Pシュートを守り切れず、最終スコアは108対72で完敗でした。

 今大会を終えて、目標のベスト4には一歩届きませんでした。しかし、このコロナ禍で昨年度から大会が中止されることが多く、苦しい想いをした3年生が全員エントリーし戦い抜くことができたことに何よりもよかったと思います。また、公立高校としてベスト8に残ったのは、男女を通じて鳥羽男子だけでした。私学に比べると十分な練習環境が整っていない条件での活動でしたが、公立の雄として爪痕を残すことができました。しかし、悔しい気持ちでいっぱいですので、次こそは全国大会で輝けるよう邁進していきたいと思います。

最後に、今大会の優秀選手賞15名のうちの1人として3年生杉村真瞳が選ばれました。

 今大会を通じて無観客試合ではありましたが、温かいご声援をいただきました。多くの保護者や学校関係者、OBOG、中学校、ミニバスケットボールの指導者の皆様に熱く感謝し、次のステージを目指して熱い夏を過ごしていきたいと思います。今後とも応援のほどよろしくお願いします。

 

 

1回戦  鳥羽  91 vs 71 一条(奈良県2位)

 

 

2回戦  鳥羽  77 vs 76 大商学園(大阪府2位)

 

 

準々決勝 鳥羽  72 vs 108 報徳学園(兵庫県1位)

 
 
 
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