学校生活

SCHOOL LIFE
 

 全国への1枚の切符をかけたインターハイ京都府予選が5月8日から30日にかけて開催されました。今年は新人戦が中止となり、新チームとしては初めての公式戦となりました。

 ベスト16から出場となった初戦の対戦相手は京都大谷高校でした。試合会場が鳥羽高校だったこともあり、久々の公式戦でしたが、リラックスして臨むことができました。本校の持ち味である激しいディフェンスと速攻で得点を重ね、3年生千代のゴールへ積極的に流れ込むプレーも機能しました。全員出場で大差をつけ97対49でベスト8進出となりました。

 準決勝進出をかけて公立高校同士の対戦となった山城戦では、出だしは相手のゾーンディフェンスに苦しみ、自分たちの持ち味であるインサイドバスケットに持ち込むことができませんでした。しかし、アウトサイドから3年生松吉が効果的に3Pを沈め、徐々にペースをつかみ、インサイドでは、3年生林、奥田が高さを生かしたリバウンドで応戦します。後半、6点差まで詰め寄られる場面もありましたが、3年生井爪のスピードあるカットインなどで、相手に付け入る隙を与えず、最終スコアは72対53で勝ちきることができました。

 準決勝は、東山高校との対戦です。近年の公式戦では悔しい負けを喫している相手です。出だしが勝負と気持ちを込めて臨みました。昨年からスターティングメンバーの3年生半田、杉村を中心に攻撃を組み立てましたが、予想以上の高さとスピードに圧倒され攻め込むことができません。タフなシュートが増えてしまい、逆に速攻、3Pで加点され最終スコアは76対108で完敗でした。この時点で、3年生のインターハイ出場という目標は夢と消えました。自分たちの力を発揮することすらさせてもらえなかった試合を忘れることなく、ウインターカップ予選では、必ずリベンジしたいと思います。

 順位決定戦では、福知山成美高校と対戦しました。3年生関口や2年生倉橋、半田の活躍もあり、終始ゾーンディフェンスの相手に対して粘り強く戦いました。最終スコアは87対65となり、経験不足の2年生をコートに立たせて経験を積ませる機会もありました。

 今大会2度目の対戦となる3位決定戦となった山城高校戦では、前回と同様、ゾーンディフェンスで守る相手に対して、要所を的確に攻め込み、2Qで20点差をつける展開となりました。この試合でも、3年生桝田のリバウンドや2年生定影のディフェンスが光り、日頃コートに立つ機会の少ないメンバーを起用する展開となりました。最後は79対63と危なげなく勝ち、京都府3位で近畿大会出場を決めることができました。

 コロナ禍で練習試合すらできない環境の中で、先輩たちが残してくれた3位シードを死守し、また、3大会連続で近畿大会への出場権を勝ち取ることができました。まだまだ伸びしろのあるチームですので、さらに鍛えて近畿大会ベスト4、ウインターカップ出場を目指して活動していきます。今大会、怪我により出場が叶わなかった3年生吹田を含めて、チーム一丸となり戦いますので、保護者の皆様、OBOGの皆様、ミニバス、中学校の指導者の皆様、鳥羽高校を応援してくださる全ての皆様、今後とも応援のほどよろしくお願い致します。

 
 
 
 
 
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