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 校長挨拶 2025/04/01 

京都府立鳥羽高等学校のホームページを御覧いただきありがとうございます。

 

鳥羽高校の北東には、創建から約1200年の歴史を有し、現存する唯一の平安京の遺構である世界遺産・東寺(教王護国寺)があります。また、学校の北西には、芥川龍之介の小説『羅生門』で有名な羅城門跡もあります。鳥羽高校が位置するこの地は、都へのゲートウェイとして機能し、日本の歴史・文化に足跡を残した多くの人々が往還してきました。

 

 1900(明治33)年、この地に、全国に先駆けて文武両道・質実剛健を実践する学校として京都府第二中学校が創立されました。現在、この歴史的・文化的な地を舞台に、鳥羽高生たちが日々自らの可能性を追求する姿があります。鳥羽高校は、京二中の伝統を誇り高く継承し、文武両道、質実剛健の校風の下、次の三つの教育方針を掲げて活気に満ちた教育活動を行っています。

 

Humanity(人間性)

 科学技術の進歩をはじめとする急速な社会の発展の中で、人間の尊厳に対する自覚を高め、心豊かな人間の形成をめざす。

Pioneer Spirit(先駆者精神)

 国際感覚を身につけ、21世紀を主体的に生きぬく、創造性あふれる人間の形成をめざす。

Self Command(克己)

 目的意識をもって、自らの課題を自ら解決する意志力と実践力に満ちた人間の形成をめざす。

 

 グローバル化が進展する現代社会にあって、本校では、京都の伝統・文化、卓越したスポーツ活動に加えて、グローバルな視野と探究的な力の育成を三本目の柱として教育活動の充実を図っています。具体的には、スーパー・グローバル・ハイスクール(SGH・平成27年度~令和元年度)、ワールド・ワイド・ラーニングコンソーシアム構築支援事業拠点校(WWL・令和2年度~令和4年度)の指定を経て、専門学科グローバル科を中核に教育プログラムの開発・実践を行なってきており、本校普通科はもちろん他の府立高校にもその成果を広げるまでに至っています。

 

今、校門横では、桜の大木が次々と花を咲かせ、生徒たちの活動を見守り応援してくれているかのようです。これまでの社会の前提や価値観が大きく急速に変化し続ける中、無限の可能性をもつ生徒たちが、変化を前向きにとらえ、人間性を高め、先駆者精神と克己の精神をもって将来を切り拓いていけるようにサポートしてまいりますので、今後とも本校の教育活動に御理解・御支援を賜りますようお願いいたします。

 

令和7年41日 

京都府立鳥羽高等学校 校長 田中誠樹

 
 
 
 
 
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