1年生自然科学科の生徒を対象に、1泊2日(4月26日・27日)のスーパー・サイエンス・キャンプを実施しました。本キャンプで、自然科学(サイエンス)を俯瞰的かつ融合的に捉えるための態度や姿勢を学びました。
兵庫県立人と自然の博物館では、三橋弘宗先生の講義を受講後、館内見学を堪能し、地球(自然環境)を俯瞰的に学ぶことができました。また、西はりま天文台ではシュテファン・バール先生の星に関する講義や鳴沢信也先生の宇宙に関する講義と“なゆた望遠鏡”の見学など、より俯瞰的に自然科学を学ぶことができました。さらに、公益財団法人高輝度光科学研究センターを訪問し、日本が世界に誇るSPring-8やSACLAを直接見学することができました。
本校自然科学科の理念を具現化すると同時に、本校SSH事業の目的・目標を実現する上で、大変意義深い取組となりました。
本校はパナソニック教育財団の平成29年度(第43回)実践研究助成校に採択されました。これは、本校が行うICTを効果的に活用した教育の実践研究を支援いただくものです。
研究テーマは "「思考力・判断力・表現力」を養うアクティブラーニングを高等学校で実現する クリッカーシステムを用いた授業デザインの研究 " 。
これは普通科1年生が学ぶ学校設定科目「グローバルサイエンスBASIC」においてクリッカーと呼ばれる装置を操作して授業に生徒一人一人の意見を取り入れてアクティブに学ぶ授業を実践していきます。
本校では全生徒を対象に探究力、創造力を身につけた挑戦心あふれるグローバル人材の育成に取り組んでいますが、これは、その一環として行われる授業研究です。「思考力・判断力・表現力」を養う探究型融合教科「グローバルサイエンスBASIC」の取り組みにご期待ください。
平成29年度入学式が4月11日(火)に実施されました。当日はあいにくの雨でしたが、吹奏楽部の素晴らしい演奏と共に晴れ晴れとした表情の新入生364名が入場後、厳粛に入学式が挙行されました。
校長の式辞では、桃山高校の長い歴史、2期目指定を受けたスーパーサイエンスハイスクール、「文武両道」「自主自立」の校訓の説明のあと、3年間でつけてほしい3つの力についての話がありました。1つ目は「自分の未来を展望する力」。その力を身に付けるために、授業の場面はもちろんのこと、生活全てを通して学んでほしいと話されました。2つ目は「周りの人や自然・歴史とつながる力」。そして3つ目の力として「自らの目標を実現するために失敗を恐れず挑戦し続ける力」。自分の可能性を信じ、自分の夢に向かって、実行可能な限界まで、高い目標を設定し、日々新たな「自分づくり」に挑戦し続けてほしいと話されました。
そして、ここにいるすべての人が、桃山高校の卒業生として、三年後、自信と誇りを持って、すなわち、矜持を持って、この学校を巣立っていってくれることを願っていると話され、式辞を締めくくられました。
その後、来賓祝辞、入学宣誓、歓迎の言葉等がおこなわれ、新入生は桃山高校での生活に好スタートを切りました。