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2017/04/12
 
 

平成29年度1学期の始業式が4月10日(月)に本校体育館で実施されました。

 

 校長先生のお話は下記の通りです。

 今日から29年度の学校生活が始まります。新たな第1歩を踏み出す、その準備はできているでしょうか。

 皆さん、1年後の自分を想像してください。

 3年生は、自分の希望の進路をつかみ取り、その道を歩み出しているでしょうか。

 2年生は、自分の希望の進路をつかみ取るために、前を向いて順調に歩んでいるでしょうか。

 昨年度、皆さんには「夢・感動・挑戦」を実現するために、様々な話しをしました。その中で、何度も、「高い目標」を持ち続けてほしい、その目標に向けてチャレンジし続けてほしいと、話ししました。

 そして、3学期の終業式では、うまく行かなかったとき、その時の状況をしっかりと受け入れて、具体的に動き出すことの大切さについて、話しをしました。

 皆さんも、よく知っている、ノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥(しんや)先生。先生の夢は、医者になって、人の病気やケガを治すことでした。そのため、神戸大学医学部を卒業して、まず、外科医を志します。

 でも、手術が下手で、他の人が20分で行う手術を2時間もかけてしまいます。同僚たちから「じゃま中」と呼ばれたそうです。

 先生にとっては大きな挫折でした。そこで先生は、直接患者の治療に当たる臨床医から、基礎医学の研究者へと方向を転換しました。

 その後も、必ずしも、全てのことが思っているように運んだわけではなく、試行錯誤や挫折を何度も経験した後に、ips細胞の発見へとつながるのです。

 山中先生は言われます。「失敗すればするほど幸運は来る」と。

 先生は、臨床医としての挫折は経験しましたが、そこからまた新しい目標を作り、それに向かっての挑戦と努力の継続へとつなげていったのです。

 皆さんも、今年1年、自分の夢の実現に向けて、実行可能な限界まで、高い目標を設定し、挑戦し続けていってください。

 そして、たとえ、多くの失敗、挫折を経験しても、それは、挑戦している人にしか与えられない勲章だと思って下さい。

 その勲章を胸に、堂々と、また新たな挑戦を始めて下さい。皆さんのこの1年を楽しみにしています。

 以上、1学期の始業式の式辞とします。

 
 
 

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