鳥羽の特徴
伝統・文化

Tradition & Culture
 

 6月4日(火)にキャンパスプラザ京都にて、1年生の4クラスを対象に、冷泉家 時雨亭文庫 常務理事 冷泉貴実子先生による特別講義「和歌を詠もう」が行われました。

 最初に太陽暦と太陰暦の違いから、暦や節分など季節割りに対する考え方についての講義がありました。今年度の兼題は「五月雨(さみだれ)」、現代の「梅雨」に当たります。生徒たちは冷泉先生のご指導を受け、今の季節を感じながら「5・7・5・7・7」の和歌を熱心に作り上げていました。今日詠んだ和歌の中から、冷泉先生に選んでいただいた5首が、来年の春の歌会で、披講研究部の皆さんに披講されます。

【生徒の感想】

 昔の人の五月雨に対する考え方を学んだ上で、自分がその時代の人になりきって、和歌を詠むという体験が出来て、古典に対する興味が以前よりもわくようになった。和歌にふれることで、想像力をはたらかせ、イメージし、昔の人の感性を現代の私たちも味わえるのだと思った。数ある言葉の中から、読み手に伝えたいことすべてを31文字に収めるのはとても難しかったが、より内容の濃い作品に仕上げられた。このことから、昔の人も、今の私たちにも「人に伝えたい」という気持ちが表れるからこそ、言葉の深さが生まれるのだと感じることができた。

 
 
 
 
 
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