2月7日(金)に普通科2年生GS課題研究の代表班発表会を京都府総合教育センターで実施しました。GS課題研究は桃山高校のスーパーサイエンスハイスクール事業において中核となる授業です。普通科7クラス274名の生徒と延べ29名の教員がテーマ毎に分かれ、1年近くかけて毎週2時間のグループ研究を行いました。1月の講座別発表会では全班がパワーポイントで口頭発表を行いました。さらに各講座から選ばれた代表7班が今回の大舞台で発表しました。代表班の発表内容は保健体育、数学・情報、理科、芸術分野と多岐にわたり、いずれも素晴らしい発表でした。最後に奨励賞の3班を選び、表彰式を行いました。今後、生徒達は課題研究の内容を個人で研究論文にまとめます。1年間に及ぶグループ研究では上手くいかないこともたくさんあったと思いますが、全員が最後まで粘り強くやり遂げてくれました。このGS課題研究で身につけた主体性と探究力を活かして、今後の希望進路実現につなげてほしいと思います。
今年度の代表班の発表タイトルと奨励賞は下記の通りです。
1 あなたのすぐそばに~未知の領域~
2 プログラミング図形班【奨励賞】
3 キトラの天文図と出会える街【奨励賞】
4 シロツメクサに与える刺激と四つ葉発生の関係【奨励賞】
5 文字で感情を表そう!
6 音楽で愛は伝わるの?
7 お芝居を作ろう!
2月5日(水)に普通科1年生のGS BASIC代表班発表会を京都府総合教育センター講堂棟で実施しました。GS BASICはGS課題研究(2年生で実施)の基礎を学ぶ探究型授業です。生徒たちはこの1年間、理科・情報・英語の教科横断型学習を重ねてきました。
~GS BASICの流れ~
1学期:「なんのために学ぶのか」「理系と文系の違い」「AIの問題」などの普遍的な問いにグループ学習を中心に取り組み、生徒ひとりひとりが自分自身の興味関心を掘り起こし進路選択に結び付けられるよう、学習しました。
2学期:「テーマ設定」「リサーチクエスチョンの立て方「仮説検証方法」など課題研究の基礎を学び、科学的な視点のプレゼンテーション資料(パワーポイント)を作成してクラスごとに日本語での発表を行いました。
3学期:日本語発表原稿やパワーポイントを英語に直し、すべての生徒が英語発表を行いました。
そして、本日、各クラス代表に選ばれた計7チームが代表班発表会において、300名近くを前に英語発表を行いました。どの班もチームワークがすばらしく、工夫に富んだ素晴らしい発表でした。教員や、AETの先生だけでなく生徒全員が審査を行い、優秀3班が表彰されました。(3班の発表タイトル:"How to wake up smoothly" "Kyoto of Kyoto" "Come to the Tokyo Olympics")GS BASICで学んだ内容を活かして、2年生のGS課題研究でも主体的に取り組み、課題について深く探究してくれることを期待しています。
1月31日(金)の3限と5限に2年生普通科理系生物選択生68名を対象に「京の水と酒の文化」というテーマで(株)キンシ正宗製造部長の田中 明 先生に講演をしていただきました。
最初に京都の名水についてのお話をしていただきました。京都には膨大な量の地下水があり、それがわき出して多くの名水を生んでいます。それをもとに多くの酒蔵が存在しましたが、市中心部の酒蔵は減り、だんだん水運のよい伏見に集中するようになりました。今でも伏見に多くの酒造メーカーがあります。
次に日本酒造りの方法を写真で説明していただきました。酒米をたいて麹カビをつけ、できた米麹をタンクや樽で発酵させ、しぼる。この行程を細かく教えていただきました。
次に日本酒の製造と消費についてお話ししていただきました。日本酒は京都と兵庫で日本全国の45%を製造しているのに消費量は近畿が全国で最も少ないということです。
日本酒のお話のあと、「伝統と革新」というお話をいただきました。伝統を守るには、
・変わってはならない
・変わらなければならない
・続けなければならない
が大切。伝統の品をつくりつづける一方、地ビールや飴などの新商品をつくったり、外国人向けの商品を開発したりされています。
体験としては米麹や麦芽を食べさせていただいたり、きき水をさせていただきました。きき水では伏見の名水(軟水)と硬度の高い海洋深層水(超硬水)と水道水と市販のおいしい水(軟水)を飲み比べました。硬水は舌にピリッときます。それに比べ、伏見の名水はとてもおいしいと評判でした。
最後に「仕事をすること」とはというお話をしていただきました。仕事をするときの「成功への鉄則や出会いの大切さ」について語っていただきました。
生徒達にとっては内容の濃い、貴重な一時間であったと思います。
1月25日(土)に自然科学科2年生がGS課題研究の授業で取り組んだ成果を発表する「令和元年度自然科学科SSH課題研究発表会」を京都府総合教育センター講堂棟で実施しました。
GS課題研究は桃山高校のスーパーサイエンスハイスクール事業において中核となる探究型授業です。生徒は自分達で研究テーマを設定し、先生方と共に1年かけて探究活動を行いました。
昨年度はこのSSH課題研究発表会で奨励賞を受賞した研究が、夏のSSH生徒研究発表会で全国ベスト6に贈られる審査委員長賞を受賞しました。今年度も本発表会から大きく飛躍する研究が表れることを期待しています。
今回の発表会では、本校の16班と、招待発表の高知県立高知小津高校の計17班がパワーポイントによる口頭発表をおこないました。いずれの発表も生徒達の一生懸命さが伝わる素晴らしい発表でした。大学の先生方や聴衆の生徒からも多くの質問があり、活発な質疑応答も行われました。また、発表会には自然科学科の1年生も参加し、先輩達の発表を目の当たりにすることで来年度のGS課題研究に向けた気持ちを高めていました。
次回のGS課題研究の授業では奨励賞の表彰と発表のふりかえりを実施します。その後、生徒達は課題研究の内容を研究論文にまとめ、3年生では英語でポスター発表を実施する予定です。
今年度の発表タイトルと奨励賞は下記の通りです。
1 温度変化と変形菌の関係
2 レゴブロックを使用した宇宙エレベーターロボットの開発
3 アニメキャラクターの可愛さと売り上げの相関関係に関する研究
4 二重振り子に潜む規則性とカオス性 ~振り子の初期角度と回転回数の関係性について~
5 タンパク質と酵素
6 ザリガニの感覚 ~ザリガニを条件づける~
7 断層面を特定せよ!! ~ラドン測定を用いて~
8 カビの生育条件門
9 酵母とアルコール発酵
10 Project Genzi【奨励賞】
11 巻雲のお腹の中まで見よう!!【奨励賞】
12 窒素固定の可視化【奨励賞】
13 圧電素子を用いた振動発電
14 射出物体の飛跡の分析
15 溶液の磁性を利用したイオン濃度測定法【奨励賞】
16 公平なあみだくじ【奨励賞】
17 甘味について ~NAAの毒性検査~【招待発表】
京都府立桃山高等学校 普通科「令和元年度 SSH課題研究発表会」について(御案内)
本校は平成22年度から文部科学省より「スーパーサイエンスハイスクール」の指定を受け、研究開発事業に取り組んでおります。つきましては、本校普通科2年生が取り組んできた課題研究の成果を発表する「令和元年度 SSH課題研究発表会」を下記のとおり開催いたします。多数の皆様方に御参加いただき、御指導、御助言を賜りたく御案内申し上げます。
1 日 時 令和2年2月7日(金) 14:30~16:20(受付14:20~)
2 会 場 京都府総合教育センター 講堂棟(桃山高校西隣)
〒612‐0064 京都市伏見区桃山毛利長門西町
近鉄・京阪「丹波橋駅」下車徒歩5分、またはJR「桃山駅」下車徒歩8分
3 発表者 普通科2年生(代表7班のみ 代表班は1月下旬に決定予定)
4 スケジュール(予定)
14:30~14:35 開会行事
14:35~15:20 課題研究口頭発表(4班)
15:20~15:30 休憩
15:30~16:03 課題研究口頭発表(3班)
16:03~16:10 評価シート回収、アンケート
16:10~16:20 閉会行事(奨励賞発表、表彰式)
5 参加申込みについて
(1) 「参加申込書(普通科).xls」に必要事項をご記入の上、令和2年1月31日(金)までに本校宛FAXまたはE-mailにてお送りください。
(2) 参加料は無料です。
6 問合せ先
京都府立桃山高等学校 〒612-0063 京都市伏見区桃山毛利長門東町8
TEL 075-601-8387 FAX 075-601-8388
E-mail [email protected]
7 その他
(1) 会場には駐車場・駐輪場がございません。公共交通機関を利用してお越しください。
(2) 京都府総合教育センターでは当日教育相談が行われており、入退場できる時間が制限されております。恐れ入りますが、京都府総合教育センターへの入退場は14:15~14:45、15:15~15:45、16:15~16:45の間でお願いいたします。また、教育センターの敷地内ではお静かに移動していただくよう、御協力をお願いいたします。
京都府立桃山高等学校 自然科学科「令和元年度 SSH課題研究発表会」について(御案内)
本校は平成22年度から文部科学省より「スーパーサイエンスハイスクール」の指定を受け、研究開発事業に取り組んでおります。つきましては、本校自然科学科2年生が取り組んできた課題研究の成果を発表する「令和元年度 SSH課題研究発表会」を下記のとおり開催いたします。多数の皆様方に御参加いただき、御指導、御助言を賜りたく御案内申し上げます。
1 日 時 令和2年1月25日(土) 9:00~12:40(受付8:30~)
2 会 場 京都府総合教育センター 講堂棟(桃山高校西隣)
〒612‐0064 京都市伏見区桃山毛利長門西町
近鉄・京阪「丹波橋駅」下車徒歩5分、またはJR「桃山駅」下車徒歩8分
3 発表者 自然科学科2年生(全員)
4 スケジュール(予定)
8:30~ 9:00 受付
9:00~ 9:15 開会行事(挨拶・来賓紹介)
9:15~10:15 課題研究口頭発表(6班)
10:15~10:25 休憩
10:25~11:25 課題研究口頭発表(6班)
11:25~11:35 休憩
11:35~12:15 課題研究口頭発表(4班)
12:15~12:25 招待発表 高知県立高知小津高等学校
12:25~12:40 閉会行事(講評)
5 参加申込みについて
(1) 「参加申込書(自然科学科).xls」に必要事項をご記入の上、令和2年1月17日(金)までに本校宛FAXまたはE-mailにてお送りください。
(2) 参加料は無料です。
6 問合せ先
京都府立桃山高等学校 〒612-0063 京都市伏見区桃山毛利長門東町8
TEL 075-601-8387 FAX 075-601-8388
E-mail [email protected]
7 その他
会場には駐車場・駐輪場がございません。公共交通機関を利用してお越しください。
令和元年11月22日(金)5~7限に、自然科学科1年生の「GSロジック」の授業でディベート大会を開催しました。論理的思考力と論理的表現力の育成を目指した「GSロジック」の中心となる行事です。
本年度の論題は以下の4つです。
論題A: 人工知能は人類の味方である
論題B: 日本は教科書をデジタル化するべきである
論題C: A君は以前に比べ数学の実力が上がった
論題D: 円周率の値はおよそ「3」でよい
授業で「論理的に思考し、表現する」ことを学んだ後、本番に向けて周到な準備を行い、本番のディベート大会では積極的な議論の応酬を展開しておおいに盛り上がりました。優秀チームを題材に、後日、振り返りを行います。「論理」の難しさと大切さを実感することができる取組となりました。
1年生普通科SSクラスは11月12日(火)に1,2組、14日(木)に3,4組の2回に分かれて大阪府立大学を訪問しました。SSクラスの生徒は1学期のSSキャンプにおいても名古屋大学のキャンパス見学を行いましたが、今回は大学の講義を実際に体験し、大学での学びについて考えました。
大阪府立大学に到着後、入試課の方から大阪府立大学の概要について説明を受けました。次に、大学の担当者に案内していただき、キャンパスを見学しながら工学系研究施設まで移動しました。大きな設備や広い敷地を見学して、生徒は高校との違いを実感していました。研究施設の体験授業や施設見学における説明や講義は難しい内容もあり、1年生にとって理解することは大変だったと思いますが、大学で学ぶ意義や将来の進路について考えるきっかけになりました。
11月9日(土)に令和元年度第2回京都サイエンスフェスタが開催されました。本フェスタはスーパーサイエンスネットワーク京都校の生徒約700名が京都工芸繊維大学に集結し、これまで取り組んできた研究の成果をポスターセッション形式で発表しました。
桃山高校は自然科学科2年生の全生徒とグローバルサイエンス部の代表が18班に分かれて課題研究の発表を行いました。ポスターセッションは発表者と聞き手の距離が近く、質疑応答が活発になり大変盛り上がりました。アジアサイエンスワークショップ in 京都に参加しているシンガポールの高校生によるポスター発表もあり、生徒は英語で熱心にコミュニケーションをとりました。
ポスターセッション終了後は、アジアサイエンスワークショップ in シンガポールに参加したシンガポールと日本の高校生による英語口頭発表もありました。桃山高校から参加した生徒も英語で立派に発表しました。
令和2年1月25日(土)には桃山高校SSH課題研究発表会が開催されます。本番に向けてたくさんのアドバイスと知見を得ることができ、とても充実したフェスタになりました。