3月15日(金)
国立台南第二高級中学(高級中学は日本の高校に相当します)を訪問しました。
午前中には、ウェルカムセレモニーを開いていただき、キャンパスツアー、文化交流会など台南第二高級中学の生徒さんたち案内のもと、台湾の学校生活を肌で感じることができました。
学校の食堂で昼食をいただき、午後からはいよいよメインイベント。
地球温暖化について、お互いの地域での過去100年間の気温や降水量の変化等、それぞれの学校が調査した内容について発表しました。その後は台南公園の様々な地点におけるWBGT測定のフィールドワークを行いました。
*WBGT(Wet Bulb Globe Temperature)は日本では『暑さ指数』と呼ばれ、熱中症のリスクを事前に判断するためにアメリカで提案された指標です。
9月から月に1回オンラインで交流してきた生徒たちは最初から最後まで話したいことが尽きず、別れ際もとても名残惜しそうでした。
この交流が今回だけのものではなく、末永く続く両校にとって大切な取組になってほしいと思います。
2月6日(火)と8日(木)に、自然科学科1年生を対象に、京都教育大学教授・谷口和成先生によるSSH講座「科学的に考えるとは?」が行われました。
GS探究Ⅰの授業では「科学的に探究するための基礎的なスキル」を学んでおり、今回の講座では科学的に「観察する」とはどういうことか、「推測する」ことと何が違うのか、観察から生まれた「仮説」を検証するにはどうすればよいのかについて、2つの興味深い事例を取り上げて講義が行われました。
生徒達は班に1台のタブレットを使用して、その成果を教室前のスクリーンに投影しながら、班毎の考えの比較検討とディスカッションを通して考察を深めるアクティブラーニングに取り組みました。
生徒は、この授業での学びを活かして、2年生の課題研究での活動に取り組みます。
2月6日(火)に普通科2年生GS探究Ⅱの代表班発表会を京都府総合教育センタ―で実施しました。
GS探究Ⅱは桃山高校のスーパーサイエンスハイスクール事業において中核となる授業です。普通科7クラス約270名の生徒と延べ28名の教員がテーマ毎に分かれ、1年近くかけて毎週2時間の課題研究(グループ研究)を行いました。
1月の講座別発表会では全班がパワーポイントで口頭発表を行い、代表班発表会では各講座から選ばれた代表7班が今回の大舞台で発表しました。代表班の発表内容は様々な分野で多岐にわたり、いずれも素晴らしい発表でした。今後、生徒達は課題研究の内容を研究論文にまとめます。
1年間に及ぶグループ研究では上手くいかないこともたくさんあったと思いますが、全員が最後まで粘り強くやり遂げてくれました。このGS探究Ⅱで身につけた主体性と探究力を活かして、今後の希望進路実現につなげてほしいと思います。
今年度の代表班の発表タイトルは下記の通りです。
発表1 虹の形は変えられるのか?
発表2 京都市の混雑回避
発表3 界面活性剤が少なく、肌に優しい化粧水をつくってみたョ
発表4 最強のプラナリアを作る(食性)
発表5 かっこいい翻訳
発表6 災害に強い建物作る方法
発表7 大手筋ってめっちゃすごいねん!
1月27日(土)に自然科学科2年生がGS探究Ⅱの授業で取り組んだ成果を発表する「令和5年度自然科学科SSH課題研究発表会」を京都府総合教育センターで実施しました。
GS探究Ⅱは桃山高校のスーパーサイエンスハイスクール事業において中核となる探究型授業です。生徒は自分達で研究テーマを設定し、先生方と共に1年かけて探究活動を行いました。
近年、このSSH課題研究発表会で奨励賞を受賞した研究が、全国規模のコンクール等で素晴らしい発表を行っています。今年度も本発表会から大きく飛躍する研究が現れることを期待しています。
今回の発表会では、生徒は17班に分かれてパワーポイントによる口頭発表を行いました。いずれの発表も生徒達の一生懸命さが伝わる素晴らしい発表でした。
発表会には自然科学科の1年生も参加し、活発な質疑応答を行いました。先輩達の発表を目の当たりにすることで、来年度のGS探究Ⅱに向けた気持ちが大いに高まったと思います。今後、生徒達は課題研究の内容を全員が研究論文にまとめます。高校生時代に熱心に取り組んだ研究論文は一生の宝物になるでしょう。
今年度の発表タイトルと奨励賞は下記の通りです。
1 グラスハープの仕組み【奨励賞】
2 カリウムによる気孔と蒸散の変化
3 被災に備える~携帯用ホイッスルの作成~
4 桃山高校に適したストームグラス
5 プラナリアを増殖させるには ~Growth in planarian~
6 四つ葉のクローバーの発見と栽培方法
7 しわに潜む物理法則【奨励賞】
8 紙飛行機と上反角の関係性【奨励賞】
9 鳥の羽の撥水性
10 サリチル酸に似た物質をアセチル化できるのか【奨励賞】
11 酸化タングステン(Ⅵ)のフォトクロミズム特性の制御
12 振り子の制震
13 虹の色ってどんな色?【奨励賞】
14 SSDSEからみる市区町村の様態と投票率の関係性
15 虫に学習能力はあるのか
16 カイワレ大根と塩の熱き闘い
17 酸素の常磁性について考える
本校は平成22年度から文部科学省より「スーパーサイエンスハイスクール」の指定を受け、研究開発事業に取り組んでおります。つきましては、本校自然科学科2年生が取り組んできた課題研究の成果を発表する「令和5年度 SSH課題研究発表会」を下記のとおり開催いたします。多数の皆様方に御参加いただき、御指導、御助言を賜りたく御案内申し上げます。
1 日 時 令和6年1月27日(土) 8:50~12:30(受付8:20~)
2 会 場 京都府総合教育センター 講堂棟
〒612-0064 京都府京都市伏見区桃山毛利長門西町
近鉄・京阪「丹波橋駅」下車徒歩6分、またはJR「桃山駅」下車徒歩10分
3 発表者 自然科学科2年生(全員)
4 スケジュール(予定)
8:30~8:50 受付
8:50~9:05 開会行事(挨拶・来賓紹介)
9:05~10:05 口頭発表(6班)
10:05~10:15 休憩
10:15~11:15 口頭発表(6班)
11:15~11:25 休憩
11:25~12:15 口頭発表(6班)
12:15~12:30 閉会行事(講評)
5 参加申込みについて
下記URLまたはQRコードから、令和6年1月19日(金)までにお申し込みください。
参加料は無料です。
URL:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf7IU_38h6XeB7TeION-l6HR6RV7rSaJHpklTIfQwB7ZbnHJg/viewform?usp=sharing
6 問合せ先
京都府立桃山高等学校 〒612-0063 京都市伏見区桃山毛利長門東町8
TEL 075-601-8387 FAX 075-601-8388
7 その他
会場には駐車場・駐輪場がございません。公共交通機関を利用してお越しください
自然科学科1年生の宿泊研修として、12月12~13日にサイエンスイングリッシュキャンプを聞法会館で実施しました。
本取組は探究活動の基礎を学ぶ授業「GS探究Ⅰ」の成果発表会です。生徒たちはGS探究Ⅰの授業の中で理科・数学・情報・英語を融合的に学び、探究活動に必要な基礎を身に付けました。9月からは班ごとに課題一覧の中からテーマを1つ選び、短期間のプレ課題研究を行いました。その後、研究結果について内容をまとめ、パワーポイントを用いたスライドをすべて英語で作成しました。迎えたサイエンスイングリッシュキャンプでは英会話学校のネイティブの先生方から発音やプレゼンテーション方法を指導していただきました。発表会は自然科学科全員が英語で発表し、ネイティブの先生からの鋭い質問にも英語で立派に応答しました。
英語漬けの宿泊研修で生徒は大変だったと思いますが、英語で話すことに対して大きな自信を得ることができました。GS探究Ⅰで学んだ内容を活かして、2年生のGS探究Ⅱで行う課題研究が素晴らしい内容になることを期待しています。
○課題一覧
【課題A】目的に応じた救命ボートを設計せよ。
自分たちで都市が水害に遭ったときに人命を救助する救命ボートを設計することになった。どのような場面で活躍するボートか、それに必要な機能や形状はどのようなものか決めていこう。具体的な数値で性能を示し、モデルを作成して検証してみよう。
【課題B】アイスクリーマーを設計せよ。
氷と塩で冷却してアイスクリームを作る装置「アイスクリーマー」を設計しよう。使う場面や用途を定め、それに適したアイスクリーマーを作成すること。具体的な数値で性能を示し、モデルを作成して検証してみよう。
【課題C】葉の変色メカニズムの利用方法を提案せよ。
植物の葉は、熱を加えるとその温度や時間によって変色のしかたが変わる。これには、葉の中に含まれる酵素の熱変性が関わっている。この性質を応用して生活に役立てる方法を提案してみよう。
【課題D】太陽光による温度上昇を制御せよ。
太陽光による水球の温度上昇にはどのような気象条件が関わっているだろうか。その要因の変化と温度上昇の関係を調べてみよう。場面や用途を定め、太陽光による温度上昇を制御する工夫を考え、その工夫の効果を数値的に検証してみよう。
【課題E】フェルミ推定で考えよう。
フェルミ推定を活用して、世の中の様々な数値を予想してみよう。さらに、それらの結果から新たな課題・解決策が見出せるだろうか。
コンテスト結果
First Prise:Biology-1 & Earth Science-3
Second Prise:Earth Science-1
Third Prise:Mathematics-1 & Mathematics-2
普通科1年生の宿泊研修として、サイエンスイングリッシュキャンプをホテル平安の森京都で実施しました。今年度は12月12~13日に3、4、5、6組、14~15日に1、2、7組と2団に分かれて実施しました。
本取組は探究活動の基礎を学ぶ授業「GS探究Ⅰ」の成果発表会です。生徒たちはGS探究Ⅰの授業の中で科学的な考え方・情報・英語を融合的に学び、探究活動に必要な基礎を身に付けました。10月から班ごとに身近な課題を設定し、アンケート等で検証するプレ課題研究を行い、自分達の立てた仮説をデータを用いて検証する取組を通して、科学的な考え方を学びました。その後、取り組んだ内容をまとめ、パワーポイントを用いたスライドをすべて英語で作成しました。迎えたサイエンスイングリッシュキャンプでは、英語のネイティブスピーカーである英会話学校の先生方から発音やプレゼンテーション方法を指導していただきました。発表会は普通科全員が英語で発表し、先生方からの質問にも英語で応答しました。
英語漬けの宿泊研修で生徒は大変だったと思いますが、英語で話すことに対して大きな自信を得ることができました。GS探究Ⅰで学んだ内容を活かして、2年生のGS探究Ⅱで行う課題研究が素晴らしい内容になることを期待しています。
コンテスト結果
12日~13日
○西館会場
First Prize Group 3H "Characteristics of people who are easily liked by dogs"
Second Prize Group 3B "The relationship between music and learning effectiveness"
Third Prize Group 4B "Sport and Dominant Hand"
○東館会場
First Prize Group 5A "Which seat can catch teacher's eyes the best?"
Second Prize Group 5E "Escape from the retest!!"
Third Prize Group 5D "How applicable is the MBTI Diagnosis? And how does it relate to real life?"
14日~15日
○西館会場
First Prize Group 1F "Left or Right"
Second Prize Group 1A "Let's Make A New Sightseeing Spot!"
Second Prize Group 1E "The Afterlife"
○東館会場
First Prize Group 2H "Plastic bags are destroying our planet!"
Second Prize① Group 7B "Don't Sleep in Class"
Second Prize② Group 7E "Efforts of achievable and efforts of unachievable"