4月12日(水)、3年生の分野別進路研究会が実施されました。
難関国公立大学、文系国公立大学、理系大学、文系私立、看護の5分野に分かれ、各講師の先生の御講演を聴きました。難関国公立大学の講座では、受験の詳細な概要だけでなく、日々の授業を大切にすることや規則正しい生活の重要性にも触れ、「受験生は最後の最後まで伸びる」「だから決して最後まで諦めるな」という強いメッセージが伝わる内容でした。
看護の講座では、看護師とはいっても病棟に限らずさまざまな部署に配属されること、あらゆる場面でコミュニケーション能力が大切であることなどが話され、生徒たちは非常に熱心に聴き入っていました。
今回の研究会で学んだことを活かし、自身が希望する進路や志望校をじっくりと検討してほしいと思います。
4月11日(月)の午後に、32期生の入学式が挙行されました。
桜の舞い散るなか、新しい制服に身を包み、少し緊張した面持ちで入場した357名の1年生に、越野校長は「学ぶといふこと」について次のお話がありました。
「驕らない」こと。周囲の方への感謝を忘れない。
「悪用しない」こと。得た知識や思考力で他人をだましたり傷つけたりしない。
「独り占めしない」こと。学力を競い合うのではなく、協力して新しい価値を生み出すこと。
これらをつなぎ合わせるとわかることは、「勉強は自分のためにするのではなく、人のためにするものなのだ」。これが、本当の「学ぶといふこと」。
規律ある学校生活のなかで、伝統の素晴らしさを実感しつつ、ともに学ぶ楽しさや創造する楽しさ、生きる楽しさを感じ、「堅楽しい」豊かな学校生活を送り、のびのび成長してほしい、とのことでした。
桜の咲き誇る4月10日(月)、平成29年度1学期始業式が行われました。
越野泰徳 校長先生は、この一年、「想像力(イマジネーション)」をテーマに話をすると言われ、今回は、次のようなお話がありました。
春は、出会いと別れの季節。私たちは、新しい出会いに慣れ、新しい別れに心の整理をつけていくことで、時間をかけながら、一歩一歩成長していくことができるのです。こうして、人は出会いと別れを繰り返すことで、かしこくもなり、やさしくもなり、想像力を持って人を思いやれる人間になっていける。
I've looked at clouds from both sides now
From up and down and still somehow ( Joni Mitchell 「Both sides now」より )
表と裏に思いを馳せる、そうした想像力を持っていれば、前任の小川校長がおっしゃっていた「挨拶・感謝・利他・素直」も、自ずと実践できるのではないでしょうか。
楽曲のリンクはこちら→ 1969 version
また、始業式に引き続き、各部長からのお話がありました。
教務部長からは「自分から前向きに行動することに加え、深く物事を考えてほしい」、
生徒指導部長からは「一つ一つのことに努力し、ルールを守って安心・安全な学校生活を送れるよう、人間力を高めてほしい」、進路指導部長からは「土台をしっかりつくり、その土台の上でどのような夢をつないでいくかを考えてほしい」とのことでした。
次に、表彰が行われました。
・精勤賞表彰(新2年生113名、新3年生85名)
・部活動
男子ソフトボール部 第35回全国高等学校男子ソフトボール選抜大会ベスト16(報告)
男子硬式テニス部・女子硬式テニス部 長岡京市ジュニアテニス選手権大会(18歳以下)入賞表彰
いよいよ始まった新学期。健康に留意して、学習活動、学校行事、部活動などに主体的に取り組み、有意義な一年を過ごしましょう。