本校教育の3つの柱,SCIENCE,PHILOSOPHY,GLOBALのうち,「SCIENCE」と「PHILOSOPHY」の中心として,中学校の総合的な学習の時間を「ダ・ヴィンチ」と名付けています。この時間では課題を発見し,「グループワーク」で仲間と協働して解決し,価値を生み出す「プロジェクトベースドラーニング(PBL)」を行っています。
このような活動を通して,STEAM(Science,Technology,Engineering,Math+Art)教育を実践し,生徒が批判的に考え,創造的なアプローチで社会に存在する様々な問題に取り組む姿勢を培っています。科学や工学,数学,アート,哲学を個別に学ぶのではなく,生徒たちの探究活動の中で横断的に学ぶ時間です。
具体的な活動実績の例として、『ししゃもの卵はいくつ?』をテーマにグループごとに仮説→実験→分析→発表の流れで取り組みました。インターネットで調べればすぐに多くの知識を得られる世の中ですが,このような体験を重視し,単なる知識・情報の習得から探究心創造力の育成を目標に活動しています。
また,関西学術文化都市に位置する本校の特性を生かし,地域の研究機関や企業と連携しています。
連携の取組の1つとして夏休みに実施した夏季実習の体験内容はポスターにまとめ,文化祭で発表しました。
このように,本校では体験的活動のみならず,グループで協議し,発表を経験させることで,知識・技術の習得はもちろんOUTPUTする力の向上を図ることで,新しい学力観にも対応した人物の育成に取り組んでいます。