2017年04月01日
 
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「学ぶといふこと。」

 私は、学ぶことが大好きです。

 ヒトやモノやコトについての、わからないがわかったり、できないができるようになったり、わかったつもりのその先のわからないがまたわかったり・・・。そうした知的好奇心を満たすプロセスはとても充実していて、あっという間に時が過ぎてゆきます。

 そして、学ぶことに限らず、何かの楽しさを知っている人は、おせっかいにもその楽しさを人にお裾分けしたり、一緒に味わったりしたくなるものです。

 南陽高校では、職員室前に自習スペースを設けています。そこには、朝早くから勉強に励む生徒たちの姿や、夕方遅くまで生徒の質問に答える教職員の姿があります。自習スペースで勉強を教えているときの教職員は、ほんとうに生き生きしています。子どものお皿にお代わりのカレーをよそっているときのお父さんやお母さんのように、うれしそうな顔をしています。カレーを作る楽しさやカレーを食べるうれしさに加えて、カレーをよそう喜び、自分が作ったカレーやその秘伝レシピを大切な人にお裾分けする幸せを感じています。

 学びたい人と教えたい人が集まり、学ぶことの楽しさを分かち合う、南陽高校ならではのユートピアのような佇まいをこれからも大切にしたい。その気持ちを「学ぶといふこと。」という言葉に込めました。

 このように、南陽高校には、学びたい生徒が心置きなく学べる文化が息づいています。それでもなお、校長としていささか身勝手かもしれませんが、私は知的好奇心をくすぐる場をデザインしたり、どうせならこの学校らしい魅力的なしかけを用意したりして、生徒と教職員が学ぶことの楽しさを分かち合う機会を、もっとつくっていきたいと思っています。

平成29年4月1日

京都府立南陽高等学校

校長 越 野 泰 徳