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 2016年03月25日
 
 
 

名前 : 宇都宮 優菜

留学先 : カナダ・バンクーバー

あるコミュニケーションクラスの友達の話をしようと思う。このクラスはリーディングやリスニングをしながらそのことについて話し合う、会話中心のクラスである。

 ある授業で、その彼が水筒に水を足しに行くと言って、教室を出て行ってしまった。後10分で休み時間なのに、その自由な行動に驚いた。またある時は、リスニングのCDを聞いている途中に、トイレに行くと言ってゴソゴソ・ガタガタと音を立てて部屋を出て行った。彼がドアを閉める音でCDの音がかき消されてしまった。私は信じられなかった。

 この時、日本では当たり前の気遣いが世界共通の常識では無いことに気づいた。無意識のうちに相手や周囲のことを考えて行動できる配慮・心配りは、日本人の誇れる美徳の一つであると思う。カナダに来て初めて気付かされる日本人の良さがたくさんあることを実感した。外から日本を見ることで気付けた、貴重な経験であった。

 
 
 2016年03月11日
 
 
 

名前:河原瑞穂さん

留学先:カナダ・バンクーバー

 私はカナダのバンクーバーで2週間留学してきました。現地について2日目、まだ何もわからない私はホストマザーにフェアセイバー(バスチケット)の買い方やお店での買い物の仕方などを教えてもらいました。その後、学校の場所が知りたいとホストマザーに伝えると、家近くの駅で降ろされ「西向きの電車に乗るのよ」とそのまま帰ってしまいました。
 学校の名前と最寄りの駅名しか分からないまま、携帯も繋がらない、地図も辞書もない私は、一人で学校を探しに行きました。そこから、通りがかりの人やお店の人に拙い英語で道を聞き、本当は駅から5分の所にある学校を2時間かけて見つけました。やっと見つけた時には達成感と安堵感で胸がいっぱいになりました。このことを通して、知らないところに一人で飛び込んで自ら行動する力、初めて会う人に話しかけるコミュニケーション力、他では得ることのできない様々な力を身につけることが出来ました。
 この事は、海外に行かなかったらきっと経験できなかった、とても貴重な体験です。