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 2017年02月27日
 
 
 

平成29年2月22日(水)、サイエンスリサーチ科2年生 マーケティングゼミで納屋町商店街について研究している4人が、伏見に拠点を置くまちづくり系ベンチャー企業の「ぴあぴあコミュニティサポート合同会社」を訪問しました。
まず4人は、1年間のゼミで実施した納屋町商店街の調査や研究から明らかになったことや課題について報告しました。


次に「ぴあぴあ」の代表社員である藤崎壮滋さんやマネージャーの方から、納屋町商店街の現状や「ぴあぴあ」の取り組みや納屋町商店街のゆるキャラである「なやまっち」に関するエピソードについて教えて頂くとともに、4人のゼミ生が考えた「自転車通行禁止啓発」や「着物レンタル」等の提案に関するアドバイスも頂きました。


また、当訪問の設定には、京都市まちづくりアドバイザーの亀村佳都さんに御協力頂きました。
来年度、サイエンス研究でのまとめに向けた有意義な訪問となりました。

 
 
 2017年01月16日
 
 
 

 12月17日に中学2年生を対象にした学科説明会と合わせて、サイエンスリサーチ科の1・2年生が取り組んできた夏季実習プログラムやNGSゼミの公開発表を実施しました。本校の保護者の方を含めて、たくさんの外部の人にお越しいただき、ありがとうございました。

〔高校生の感想〕

・外部の人に向けて発表することがなかったので最初は緊張したけれど、たくさんの中学生や保護者の方が来てくれたので、うれしくて、だんだん発表するのも楽しくなっていきました。普段交流していない人とも交流できたので、よい経験になりました。

・人前で発表するのは苦手ですが、今回の発表はとても楽しかったです。見ている人が笑顔、そして真剣に聞いてくれているのを見ると、発表している自分もうれしくなりました。

・「難しい言葉をどうやって説明しようか」「固い研究でも楽しさを伝えるにはどうしたらいいか」。そんなことをたくさん考えて準備してきました。聞いてくれる人がうなづいてくれたり、目があったりしたとき、一方的な発表ではなく、返ってきている様な気がしてすごくうれしかったです。このような場があって、本当に良かったと思いました。

・マーケティングの研究をしていて、接客の仕事をしている保護者の人などからいただいたアドバイスがすごくタメになりました。

・自分のポスターは文字が多くて少し見にくくなっていた。イラストや適度な色遣いができているポスターの方が興味を持ってもらえるので、ポスターを制作するときに工夫することが大切だと感じた。

・あまり専門知識のない一般の方々に発表することで、「どこが興味を集めやすい内容なのか」「どこがわかりにくい内容なのか」などを知ることができたので良かったです。これからの活動の参考にしたいです。

〔中学生アンケートより〕

・それぞれのグループが専門的に調べて発表していて、とても楽しそうだと思いました。

・ポスターセッションでは、生徒の人がわかりやすく説明してくださり、研究してみたいと思いました。

・英語で話す姿がとてもかっこよく、自分もそうなりたいと思いました。

・ポスターセッションがとてもおもしろくて、自分もしてみたいなと思いました。

・いろいろな研究を見れておもしろかった。説明の仕方も、中学生にわかりやすいようにしてくれた良かった。

・説明会やポスターセッションがすごくわかりやすくて良かったです。南陽高校に入学してみたいと思いました。

〔保護者アンケートより〕

・シールが足りないくらい、いい発表をたくさん見せてもらい、とても楽しかった。興味深かったです。ありがとうございました。

・ポスターセッションで、生徒さんのお話を聞く事ができてとても良かったです。

・1年後に子供がどのように成長しているのか楽しみになるようなポスターセッションでした。

・生徒さんによるプレゼンがとても楽しくて良かったです。様々なことをテーマに研究していることがわかり、感心しました。

・ポスターセッションでは想像以上に活気があり、分かりやすくて良かったです。

・生徒の皆さんが笑顔でとても感じがよく、感心しました。勉強だけでなく、活動にも熱心で、ぜひ息子に南陽高校生になってほしいと思いました。

 
 
 2017年01月13日
 
 
 

 平成28年11月12日(土)京都工芸繊維大学において、府立高校の生徒たちが取り組んできた研究について、ポスター発表を行いました。

 南陽高校は、サイエンスリサーチ科の1年生と2年生が、理数科に関する夏季プログラムやNGSゼミで実習してきたことを発表しました。

 
 
 2016年11月08日
 
 
 

 サイエンスリサーチ科の2年生が、半年間サイエンスⅡの授業の中で取り組んできたNGSゼミ(南陽グローバルサイエンスゼミ)の校内ポスター発表を実施しました。サイエンスリサーチ科の2年生どうし、また、1年生が2年生の発表を聴くことで、お互いに良い刺激を受けることができました。

 これらの発表は、今後、11月12日(土)に実施される「京都サイエンスフェスタ」(主催:京都府教育委員会等)や、12月17日(土)に実施する「南陽フォーラム」(主催:南陽高校)で、外部に向けて発表します。

【生徒の感想】 (2年生)

・他のグループの発表が聞けたので、どんなことを調べているのか、実験しているのかがわかった。他のグループのポスターの作り方や発表の仕方で良いなと思ったところを参考にしたいと思いました。

・質問や感想をもらうと、自分たちだけでは思い浮かばなかったアイデアや客観的な目線からの意見がたくさん聞けて、今後の活動の参考になりました。

・自分たちが研究したことを堂々と発表しているみんなの姿がとてもかっこよく見えました。全体的に去年の発表よりも内容が濃いものになっていた。今回のポスターセッションは、とても良い経験になりました。

・発表するとき、黙々と話すだけではなく、例を入れて問いかけたり、相手の目を見たり手振りを付けながら説明することで、難しい内容でもわかりやすく発表できると感じた。

・文系、理系のどちらにおいても、レベルの高いテーマで発表できていたと思う。それぞれ今後も活動が続くと思うけれど、最終目標をしっかり決めて頑張っていきたい。

・文系のグループでも、グラフなどを用いて論理的な説明までしっかりしていたので、私たちのグループも、次回までにきっちりとした状態で発表に臨みたい。

・1年生からの質問では、自分たちは「分かってもらえるだろう」という前提でちゃんと説明していなかった部分を突かれて、直すべきところがわかった。たくさん聞きに来てもらえたので、その都度、変更や修正を加えながらよりよい発表にしていけたと思う。

(1年生)

・2年生の発表を聴いて、みんなとても面白そうなことを研究して発表していた。質疑応答もすぐに応えてくれたので、僕たちが発表する時もきちんと研究テーマについて調べておきたいと思った。

・初めて2年生の発表を聴いて、こんなにわかりやすくてすごいのだなと思いました。1年生の発表とはクオリティーが違うなと感じました。発表の工夫など、今回学んだことを自分の発表に生かしたいです。

・いろいろなテーマの研究を見ることができてとても楽しかったです。ユニークな実験から、少し難しいものまで幅広くあって、見ていてとても勉強になりました。自分の興味のある分野を広げることができたので、よかったです。

 

 
 
 2016年11月04日
 
 
 

 10月16日(土)に、大阪大学理学部生物科学科の研究室で、「高校生のためのタンパク質科学実習-ホタライトを用いた科学的キャリア教育-」に、本校の1年生11名が参加しました。

 ホタルの光は、ルシフェラーゼとよばれる酵素の反応によって光ります。この反応は、試験管の中でも起こるため、酵素反応の条件を変えることで酵素の性質を学習できます。初めの実験では、グループに分かれて先生の指示に従い、温度やpHを変えて反応の様子を確認しました。すると「酵素が最もよくはたらく温度は何℃なのか?」「温度とpHを同時に変えると、どのような挙動を示すのか?」など、新たな疑問が生じ、大阪大学の大学生の方々がTAとして加わっていただき、各自がそれぞれ予想を立ててからその検証実験を行い、自分たちの研究成果を発表しました。

 普段の学校の授業ではできない、自分たちで考察し実験を重ねていくという方法に、生徒たちは科学を追求していくことのおもしろさを感じ、思考すること、学ぶことの楽しさをかみしめたようでした。

 
 
 
 

平成28年8月1日~3日、南陽高校サイエンスリサーチ科1年生19名が京都大学フィールド科学教育研究センター舞鶴水産実験所を訪れ、2泊3日の臨海実習に取り組みました。
 初日は、京都大学舞鶴水産実験所の船に乗り、海水の塩分濃度や水温などを測定すると同時に、底引き網で海底に生息する生物を採集しました。今年は、由良川河口沖の水深10m、20m、40m、60mの4地点で調査しました。 2日目は、測定したデータの解析や、採集した生物の同定作業を行いました。また、魚の内臓を取り出し、胃の中の内容物から何を食べているのかということも調べました。その後、海洋環境と生物の多様性および個体数との関係について考察したことをまとめ、最終日に班ごとに発表しました。

 また、30万点以上におよぶ生物の標本など実験所の施設見学や、実験所におられる南陽高校の卒業生から大学院でどのような研究をされているのかなどのお話を直接きく事が出来ました。

 
 
 2016年08月17日
 

8月6日(土曜日)に、サイエンスリサーチ科の生徒を対象にした夏のサイエンスプログラム「植物園実習」を実施しました。受講生は京都大学大学院理学研究科 生物科学専攻 植物学教室 植物系統分類学研究室の布施静香 助教の指導を受けました。

まず午前の部では、布施先生とともに、京都大学理学部植物園を訪問しました。園内には様々な植物が生育しており、これらの植物を直接見て、触れることを通して、その多様性や生育環境を肌で感じることができました。午後の部では、植物園にて採取した植物を用いて、押し葉標本の作成にチャレンジしました。また、多様な植物を整理、分類する手法として利用されている検索表の作成にも取り組みました。

 
 
 
 
 2016年08月09日
 

今年度の夏季サイエンスプログラム社会実習は、学校の近隣をフィールドワークし、地域の魅力や見どころをWikipediaを使って世界に発信する「ウィキペディア・タウン」という内容の実習を実施しました。

今回は、先日7月9日(土)に国立国会図書館関西館にて行われた事前実習をふまえた、本実習です。

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7月28日(木)朝8時半。強い日差しが照りつける中、いよいよフィールドワークのスタートです。南陽高校から国立国会図書館までの道のりを、「乾谷コース」、「柘榴コース」の2グループに分かれて調査します。NPO法人「精華町ふるさと案内人の会」の皆さま、国立国会図書館の文献提供課の方々にも同行していただき、大勢でにぎやかに出発しました。

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乾谷コースのメンバーは、山田川沿いの大阪から伊賀に抜ける旧街道を歩き、乾谷集落へと進みました。

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かの徳川家康が通ったといわれる、大阪街道。南陽高校のすぐそばは、近世の幹線道路となっていたのですね。

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旧山田荘小学校跡地。明治からの長い歴史をもつ南陽近隣の小学校は、1986年までこの地にありました。

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弘法大師にまつわるといわれる、大師堂。中に小さな像があり、皆で覗いています。

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ニュータウンの町並みとは全く異なる雰囲気の、ゆったりとした時間の流れる乾谷集落をウォーキングし、国会図書館に到着しました。

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柘榴コースのメンバーは、山田川上流側沿いから、柘榴集落を抜けて光台へ向かうルートを歩きました。

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南陽高校周辺には、かつて平城京に瓦を供給していた「瓦窯」が多くありました。今は何も残っていませんが、このあたりは古代も現代も最先端の技術研究が行われている地なのです。

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「柘榴」の名前の由来となった石がある日出神社。この神社や石にはさまざまな伝説があって...?

(内容はウィキペディア柘榴のページで!)

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柘榴の集会所では、自治会長さんから集落の現状についてのお話を伺うことができました。

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山中にひっそりと存在する、「西国三十三所石仏」。精華町にいながら西国三十三所めぐりができてしまう!?

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里山の美しい棚田の風景を見たあと、山を抜けるとぱっと目の前に広がるのは光台の新興住宅地。

「現実に帰ってきた~」と言いながら、国会図書館へと向かいました。

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昼食は国会図書館4階のカフェテリアを利用させていただき、午後からはいよいよ、ウィキペディアで地域の情報を発信へ!

まずは前回のおさらいを、事前実習に続いて青木和人先生から講義いただきました。

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編集作業開始。

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最初は午前中のフィールドワークの疲れが見える場面もありましたが、次第に生徒たちの活動が熱を帯びていきます。

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各班のなかで上手く役割分担・連携を取りながら進めていくことができました。

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中には、調査によって得た情報を裏付ける資料を、膨大な巻数の中から発見し、歓声があがるシーンも。

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途中、国会図書館文献提供課の職員さまが生徒の希望に応えてくださり、書庫に資料を探しに行く体験をさせていただきました。

「図書館戦争の世界だ!」と目を輝かせて書庫で本を探す生徒たちの姿。

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文献研究の入口に立ってみて欲しいという今回の企画に対して、生徒たち自らが積極的に行動を起こした場面となり、職員の方は大変感激しておられました。

編集作業はラストスパートへ。

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実習の終了時間が迫る中、驚異的な集中力を見せた生徒たちは、無事、すべての班がWikipediaへのアップロード作業を終えることができました。

自分たちの記事がネット上にアップロードされると、自然と拍手が沸き起こりました。

最後に、各班の成果と、自分たちが編集時に頑張った点を発表し、実習を終えました。

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生徒たちが立ち上げ、編集を行ったWikipediaのページは下記から。

乾谷

柘榴(精華町)

今後、多くのウィキペディアンの方々がさらに加筆を加えていってくださり、より充実したページとなることを願ってやみません。

以下、生徒からの感想の抜粋です。

◆簡単に編集・アップロードができる分、文献で裏付けを取らないといけないという点で、情報の責任を感じました。

◆ウィキペディアが個人で編集できるサイトであったことに驚いたし、自分たちが編集した後にすぐに別の人が編集作業を行っていて、世界の人々から見られていることが実感できたのでとても達成感があって良かった。

◆情報の正確さを証明するために、どれだけの時間と労力が使われているのかが分かった。自分たちが使っている教科書や歴史の本は、自分たちが読むまでにたくさんの人が関わって作られているとわかった。

◆昔の歴史が感じられ、徳川家康がこのあたりに関係していることを知ったときは驚きと感動を感じることができました。また、それをウィキペディアに載せるときは、裏を取った情報しか用いることができないので、資料を探したりするのがとても大変でしたが、見つかったときはとてもうれしくて、楽しい実習になりました。

◆世間には、まだまだすごいのに知られていない場所がたくさんあるんだと思いました。本やインターネットに載っていなかったり、あまり有名でないところに関してはまだまだ情報不足なんだろうなと思います。だからこそ、その地域の人や詳しい人が発信していかなければならないのかもしれないと思います。

◆この実習で自分たちで正確かつ客観的な情報を発信することの大切さや重みを感じ取ることができました。このことをポスター発表に出して"伝えて"いきたいです。

今回の実習は、地域の多くの方々のご協力と連携があって成立したものでした。

本当にありがとうございました。

今後も、地域のさまざまな団体さまと、高校生が一緒になり、新しい活動を生み出していく取り組みに、積極的に挑戦していければと思います。

次は10月・12月に今回学んだことをポスターの形で発表します。生徒のポスターの出来上がりに、是非、ご期待ください。

 
 
 2016年07月26日
 

今年度の夏季サイエンスプログラム社会実習は、学校の近隣をフィールドワークし、地域の魅力や見どころをWikipediaを使って世界に発信する「ウィキペディア・タウン」という内容の実習を行います。

7月9日(土)の事前実習は、国立国会図書館関西館を訪問させていただき、ウィキペディア利用の意義について、図書館での資料検索について、ウィキペディア編集の方法についての講義と演習を行いました。

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「ウィキペディア・タウン」の実践をされている青木和人先生からの講義。

Wikipediaは誰でも編集ができるツールであり、これを利用することでさまざまな発信をしていくことができることをお話しいただきました。それゆえに、利用時には注意しなければならないということ、編集時には著作権の侵害等に気をつけなければならないことも講義いただきました。

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国立国会図書館関西館・文献提供課の伊藤響先生からの講義。

図書館での資料検索は、意外とコツがいるものです。大学の研究では資料検索の技術が求められますが、そのレクチャーをきちんと教わるか教わらないかで研究進度にも大きな差が生まれます。

今回は研究の入口として、やさしく資料検索の方法を教えていただきました。高校生のうちにこのような講義を受けられるのは、大変貴重な経験になったと思います。

この2つの講義の後、Wikipedia編集の練習として、Wikipedia南陽高校のページを編集しました。

自分たちの学校のことを発信するということで、学校紹介のパンフレットを参照したり、文章の表現を考えたり...

和気あいあいと、そして真剣に取り組む様子が見られました。

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今回の編集の成果は、Wikipedia南陽高校のページにアップロードされています。

(まだまだこれからも編集を続けていく予定です。)

最後に、次回7月28日(木)の本実習のフィールドワークに向けて、学校近隣の集落「乾谷」と「柘榴」の資料探しを行いました。

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28日にガイドでお世話になるNPO法人「精華町ふるさと案内人の会」の皆さまにも駆けつけていただき、生徒たちの資料検索のお手伝いをしていただきました。

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28日は、4つの班が2グループずつ、「乾谷」と「柘榴」のフィールドワークを行い、その成果をウィキペディアの記事にします。

さて、どんな記事が出来上がるでしょうか。

どうぞお楽しみに。

 
 
 2016年07月14日
 

7月9日(土曜日)に、サイエンスリサーチ科の生徒を対象にした夏のサイエンスプログラムの事前講義・実習を行いました。このうち、「植物園実習」の受講生は本校にて、京都大学 大学院理学研究科 生物科学専攻 植物学教室 植物系統分類学教室の布施静香 助教の指導を受けました。

第一部の講義では「植物の適応と進化を探る」というテーマでお話しいただき、植物がコケ植物、シダ植物、前裸子植物、裸子植物、被子植物という流れで進化してきた過程について分かりやすく説明していただきました。また、第二部の実習では、ヒマワリとユリの花を解剖し、その構造について詳細に学ぶことができました。

受講生は最初、少し緊張気味でしたが、興味深い講義内容や実習に触れ、これからの実習が益々楽しみになった様子でした。さて、次回、8月に行われる京都大学理学部植物園での実習では、どのような体験が待っているのでしょうか。

 
 
 
 
 2016年07月11日
 
 
 

 7月9日(土)に、サイエンスリサーチ科1年生の夏季実習プログラムの事前学習がありました。

 「舞鶴臨海実習」のグループは、京都大学フィールド科学教育研究センターの舞鶴水産実験所と連携し、8月1日~3日に舞鶴沖で実習を行います。その事前学習として、魚類の多様性について講義を受けた後、舞鶴で獲れた魚などの外部形態や内部形態を調べ、その魚がどのような環境に生息しているのか、何を食べているのかを考察しました。

 
 
 
 

 6月12日(日)、京都大学において、京都サイエンスフェスタが実施され、サイエンスリサーチ科の1年生が参加しました。京都サイエンスフェスタは、府立高校のスーパーサイエンスネットワーク京都校の9校による研究発表会です。本校サイエンスリサーチ科2年生がオーストラリアに研修旅行に行っているため、本校の発表はありませんでしたが、他校の発表を聴いて今後の自分たちの研究の発表に生かしていきたいと思います。

 
 
 2016年04月27日
 
 
 

◎講演「サイエンスリサーチに期待すること」

  講師  大阪府立大学 名誉教授

      けいはんな文化学術協会 理事

        高橋克忠 氏

◎講演「超音波で骨を診る」

  講師  同志社大学理工学部 電気工学科 超音波エレクトロニクス・応用計測研究室

        教授 松川真美 氏

 4月19日(火)に、高橋先生と松川先生に本校にお越しいただき、サイエンスリサーチ科の1年生にご講演をいただきました。

 高橋先生は、本校サイエンスアドバイザーでもあります。サイエンスリサーチ科の"サイエンス"とは、"自然科学"という意味と"人文科学"、"社会科学"という意味を含んでいます。南陽高校のサイエンスリサーチ科では文理を融合し、これらの3つの"科学"を重ね合わせて事物を理解する力をつけてほしいとエールを送られました。

 また今年は、関西文化学術研究都市との連携において、同志社大学と応用電機株式会社の共同研究開発テーマ「ジュニア層骨密度計測装置の研究開発」に参加するための講演もいただきました。骨粗鬆症の予防には、若年層の骨強化が大切であることから、生徒の骨密度測定を行うとともに、そのデータを研究開発に役立てる予定です。今後、希望する生徒に骨密度の計測会を実施します。

【生徒の感想】

・サイエンスと一言で言い表すのではなく、色々な科学の上でサイエンスというのが改めて理解することが出来ました。二人の先生の話はとても分かりやすい上にすごく面白くて楽しかったです。自分自身、今回のサイエンスプログラムが将来に向けて一歩一歩、歩み続けた時に、役立ってくれるお話であったと思います。

・今回の講義を受けて、より科学に興味を持ちました。科学の中にも、色々と分野があり面白いなと思いました。スクリーンに、3つの科学が重なるところが、現代の科学であると表している図が使われていて、とても納得できたし、進歩しているとわかりました。また、骨密度についても、大学生と骨粗鬆症の人の密度が同じだったというデータがあって、とてもびっくりしたし、気をつけようと思いました。

・今回のお話を聞いて、自然科学、社会科学、人文科学の3つは現代において密接に関わり合いがなければいけないことに驚きました。私たちは文系、理系というふうに考えているけど、これからは物事を色々な視点から見て、また協力していく力が必要なのだなと感じました。

・今まで漠然としか考えていなかった「サイエンス」について、より深く考えることが出来ました。私は、自然科学を主に勉強したいと思っており、人文科学や社会科学にはあまり興味が無かったが、今回の講座で、3つの科学がお互いに関係し合っていることが分かり、3つの科学によりいっそう興味を持ちました。今までは、自然科学と決めつけていたが、人文科学や社会科学も視野に入れて、より深くサイエンスについて知ることが出来たらいいと思います。骨密度を超音波でみる装置にはすごく興味を持ちました。装置の構造をもっと詳しく知りたいです。

 
 
 2016年04月27日
 

 サイエンスリサーチ科に入学した82名に対して、サイエンスⅠのオリエンテーションとして、川口副校長とサイエンスリサーチ科 田中学科長から、次のような話がありました。

  1.サイエンスリサーチ科の目指すこと

  2.サイエンスリサーチ科の3年間(サイエンスⅠ・Ⅱ・研究の取り組み)

  3.サイエンスⅠの年間計画

 南陽高校サイエンスリサーチ科では、さまざまなサイエンスプログラムを通して、生徒自らが課題を発見し、仲間と協働してその課題解決に向けて取り組む科学的な手法を体得し、その成果を発表する体験を通して、調整力やチームワーク力、コミュニケーション能力を高め、将来社会に貢献できる研究者のリーダーを育成します。

 
 
 2016年04月21日
 

2016年4月16日(土)、サイエンスリサーチ科の2年生が国立国会図書館 関西館を訪問しました。

今年度より始まった「サイエンスⅡ」における探究活動を進めていくうえで、国会図書館を利用することを目的としたものです。

この日は、館内ツアーと資料活用に向けたガイダンスの2つを実施していただきました。

館内ツアーでは、地上4階、地下4階の大きな施設をめぐりました。普段の利用では見ることのできない書庫には、膨大な書籍が並んでいました。

資料活用にむけたガイダンスでは、国立国会図書館が高校生にとっても気軽に利用できる施設であること、蔵書の閲覧のみならず、研究室を利用したグループ探究での利用、資料収集についての相談など、さまざまな活用方法を示して頂きました。

本校と国立国会図書館 関西館はともに、「関西文化学術研究都市」内に位置しています。これからも積極的な利用を進め、更に交流を増やしていく予定をしています。