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<①進路決定の時期>

 私は中学生のころから管理栄養士を目指していました。私立大学よりも質の高い授業を受けられることに魅力を感じ、高校1年生の時から国公立大学を志望していました。国公立大学の推薦は、正直受けるかどうか迷っていました。でも、少しでもチャンスがあるなら、と受けることに決めました。

<②学習時間や内容>

 1~2年生までは苦手な教科をできるだけ作らないように全教科をまんべんなく学習していました。日々の小テストも、定期テストも手を抜くことなく真剣に取り組みました。疲れていて少しだけしかできない日もありましたが、家で勉強をしない日がないように、毎日平均2時間は机に向かうように心がけていました。3年生では、新型コロナウイルスの影響で学校に行けなくなり、塾にも通っていなかったため、家で、自分で新しい範囲の勉強をしなければなりませんでした。授業を受けられない不安から、受験への意識が高まり、3年生の初めから真剣に受験勉強を始めました。3年生の新しい範囲の学習だけでなく1、2年生の内容の復習を毎日9~10時間取り組む計画を立てて、勉学に励みました。学校に行けるようになってからは毎日、最終下校まで学校に残って、友達と教え合いながら勉強しました。

・推薦入試の対策

小論文については、担当の先生方に協力していただき、過去問を6年分ほど解きました。最初は書き方が全く分かりませんでしたが、先生からアドバイスをいただき、何度も解いていくうちに何を書けばよいのかが分かるようになっていきました。英語の小論文については、読めないと何も書けないので、シス単で単語を覚える事と、文法の見直しも過去問と並行して行っていました。図の読み取りの小論文は食に関する知識があったほうが書きやすいので、食に関するニュースや教材を用い知識を増やしました。

面接については担当の先生に放課後、週2、3回面接練習の時間を設けていただき、何度も練習を重ねました。緊張していてもそう見えないように、自信をもって堂々と、はきはきと話すことを意識して練習をしました。自信を持つためには、何を聞かれても答えられるようにしなければならないと思ったので、テキストで栄養学や食品学を学んだり、家庭科の教科書を読んだり、食に関するニュースを毎日欠かさず見たり、とにかく食についての知識をつけました。聞かれたことに対し、直接的な答えが出せなくても、何も答えられないで終わるのではなく、間接的に関わるような何かを答えられるように、毎日質問や答えを考えながら過ごしました。

<④悩んだこと、後輩へのアドバイス>

 3年生になり、新型コロナウイルスの影響で学校に行けず、新しい範囲を授業なしで学習することは本当に大変でした。授業を受けられなくなって、改めて授業の大切さを感じました。なので、毎回の授業を真剣に受ける事が本当に大切だと思います。また、英語の単語や、国語の古文単語、漢文の文法などは、1年生の頃から毎日少しずつでも覚えていると、3年生でその分の時間を他の勉強に充てられるので、すごく楽になると思います。