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<①進路決定の時期。>

自分の進路について考え始めたとき、私は将来やりたいこともなければ行きたい大学もありませんでした。そうはいっても志望校を決めないわけにはいかないので、私はまず近畿圏の国公立大学という曖昧な目標に当てはまる大学を調べました。やりたいことがまずあって、それを基準として志望する大学や学部を決める人が多いと思いますが、私は興味のあることが様々で、大学でやりたいことがはっきりと決まっていなかったので、とにかく様々な大学について調べました。

そうやって大学の情報を集めているうちに経済・経営系の学部に興味を持ち、それを基準に志望校をいくつか決めました。しかしそのときはまだいくつかの志望校の中で第一志望の大学に行けたらいいなという程度でしか考えていませんでした。そんな私の気持ちが変化し始めたのは秋頃でした。オープンキャンパスなどで実際に大学に行くことはできませんでしたが、キャンパスツアーや学部説明の動画を見て、ここで大学生活を過ごしたいと思ったのがきっかけでした。そこから第一志望の大学に行きたいという気持ちが強くなっていきました。

ただ、そうやって行きたいという気持ちが日に日に強くなっていってもなかなか成績が目に見えて伸びることはありませんでした。共通テスト後の志望校判定はC判定。合否のボーダーライン上にいました。そのためすぐには第一志望の大学を受験するという決断ができませんでした。自分の気持ちと現実との間でたくさん悩みました。しかしどうしても第一志望の大学を受験することを諦めきれなかったこと、そしてそんな私の背中を周りの人がおしてくれたことから結局第一志望の大学を受験する決断をしました。

<④悩んだこと、後輩へのアドバイス>

そこからの約一か月間は一瞬でした。入試本番まで諦めずに自分の勉強をし続けました。改めて受験期を振り返ると悩んだり苦労することも多くありましたが、これほど勉強に熱中した期間は今までなかったし、そこから得るものもたくさんあったと思います。私は結果として合格を掴み取ることができましたが、それは判定が悪くても最後まで諦めなかったこと、そしてそれを否定せずに応援してくれた人の存在があったからだと思います。これから本格的に受験勉強をしていく中でうまくいかず、悩むこともあると思いますが、最後まで諦めずに志望校合格にむけて頑張ってください。