令和7年10月1日(水)、1年普通科を対象に 探究リサーチ力養成講座 を実施し、QO株式会社の西川博氏にご講演いただきました。西川氏からは、実例を交えながら、世の中に潜む課題をどのように発見するのか、また効果的な解決策を見いだすためにはどのようなリサーチ手法が有効なのかについてお話しいただきました。
1年生は現在、探究Ⅰのミニ課題研究として、アンケート調査を中心に、社会や身の回りの課題に対する解決策の提案に取り組んでいます。今回学んだ内容を、ぜひ自分たちの探究活動に生かしてほしいと思います。
令和7年7月23日(水)、京都大学教授・原尚幸先生をお招きし、数学的手法を用いたデータ分析 についてご講義いただきました。
探究活動では、実験を行い数値データを得ることが多くあります。平均値を求めるだけでなく、より高度な統計的手法を知ることで、どのような実験計画を立てればよいのかを考えるきっかけとなりました。
今回学んだ数学的アプローチを生かし、探究活動をより説得力のある研究へと発展させていってほしいと思います。
9月21日(日)、滋賀大学環境総合研究センターの「びわ湖・瀬田川オブザベトリ」においてSSH事業「琵琶湖を探る」が実施されました。石川俊之先生の御指導の下、午前中は実習船「清流」で、表面水の採水と水温・電気伝導度測定・採水と採泥・透明度測定・プランクトンの採集と観察・鉛直プロファイラーによる水質観測をおこない、午後は採集したプランクトンの観察と、琵琶湖に関する講義を受けました。参加者全員熱心に作業や観察に取り組んでいました。生徒にとって、フィールド調査をはじめ、五感で琵琶湖を感じるという貴重な体験をさせていただきました。石川先生、TAの皆様、ありがとうございました。
(参加者 1年8名 グローバルサイエンス部生物・魚班)
8月3日(日)~8月5日(火)で毎年恒例の夏合宿に行ってきました。
1日目は、鳥取砂丘、山陰海岸ジオパーク 海と大地の自然館、鳥取大学乾燥地研究センターへ行き、さじアストロパークで宿泊しました。
鳥取砂丘では、非常に暑い中でしたが、広大な砂丘を体感しました。山陰海岸ジオパーク 海と大地の自然館では、山陰海岸ジオパークや鳥取砂丘の成り立ちについて詳しく学び、自然環境を守る大切さを知りました。鳥取大学乾燥地研究センターでは、乾燥地帯の文化や農業について学び、一生のうちに一度しか開花しないアガベの花や乾燥地特有の植物を観察しました。さじアストロパークでは、大型天体望遠鏡で様々な天体を観察しただけではなく、ペンション備え付けの天体望遠鏡で自分たちが見たい天体を観察することができました。快晴だったため、天の川まで見ることができました。
2日目は、井倉洞、岡山理科大学、美星天文台へ行き、星の郷ふれあいセンターで宿泊しました。
井倉洞では、自然が長い年月をかけて作り上げるダイナミックな地形の荘厳さや美しさを体感することができました。岡山理科大学では、いま世界で大変注目されている「好適環境水」の研究について山本俊政教授より講義をしていただき、実際の研究施設を見せていただきました。最先端の研究の素晴らしさを体感することができました。美星天文台では、大型天体望遠鏡や双眼望遠鏡などで様々な天体を観察しました。美星町では町をあげて星空観察をしやすいように街灯を抑える取り組みをしていますが、残念ながら夜間は雲が出てきてしまい、自分たちの目で星空を観察することはできませんでした。
3日目は、笠岡市立カブトガニ博物館、倉敷市立自然史博物館へ行き、京都駅まで帰ってきました。
笠岡市立カブトガニ博物館では、普段目にすることのないカブトガニについて、特別に飼育室へ入らせていただいたり、展示を丁寧に観察していただいたりと、カブトガニの知識を深めました。倉敷市立自然史博物館では、様々な動物や植物の標本を観察しました。特別にバックヤードを見学させていただき、博物館の裏側や標本の管理方法などを学ぶことができました。
3日間体調不良者もなく、大変充実した時間を過ごすことができました。生徒たちへのアンケートでは、大変満足した感想が多く、実りのある活動ができました。