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 私は3年間なぎなた部に所属していて、部活動と勉強の両立を必死に頑張っていました。(というのは名ばかりで、実際は自分が思い描いていたような理想と現実はかけ離れ、維持するのは大変難しかったです。)

 6、7月頃に自分が行きたい大学を考え始めたのですが、当時は、本当に心惹かれる大学になかなか出会えず、なんとなく人気だったり、聞いたことがあったりした大学を選んでいました。そこで、両親に相談してみて、自分にどんな強みがあって、どんなことが大学に合格するために使えるのか調べました。すると、私は部活動でインターハイや国体に出場させていただいたのですが、AO入試や推薦入試という方法では、その成績や記録を大学の志望理由書に載せられることがわかりました。また、国体出場のため、10月まで部活動に打ち込みたかったこともあって、その方法を実施している大学に焦点を当てて、最終的に合格した大学に決定しました。

 10月に部活動を引退してから、塾も一切通っていなかったため、学校に放課後まで残って勉強し、家に帰ってからは、朝型の生活にするため、夜は比較的早めに就寝して、朝早くに勉強時間を確保するようにしていました。そうすることで、より集中して取り組めていたと思います。

 試験対策は、私が志望する学部の試験方法がペーパーテストから小論文に変更になり、詳細が全くわからなかったので、学校にある試験の過去問を他学部も含めて洗いざらい解くしかしませんでした。他学部にはすでに小論文に変更されているところもあり、その問題で小論文の書き方をマスターし、且つ様々な問題に慣れていきました。小論文の添削は担当の先生に加え、自分で他の先生に頼んで見てもらいました。

 小論文は書く機会が少なく、どのように書いてよいのかかなり悩むと思いますが、大学側は受験者の意見やユニークな考えを小論文で見ています。自分の意見を明確に持ち、さらに、様々な問題に対して批判的に考える力を養うのが、小論文をマスターする一番の近道だと思います。

 私は部活動を最後までやり遂げたかったので、10月まで続ける選択をしましたが、8月、9月は文化祭や体育祭で時間がなかなか確保できない上に、受験勉強モードになりつつある学校の雰囲気に不安になることもありました。しかし、このように無事に大学に合格できたのは、やはり部活動を諦めず最後までやり遂げたからであって、おかげですんなり気持ちを受験勉強に切り替えられました。全力で打ち込んだからこそ、達成感が次のステップの原動力になりました。その切り替えを経て、質の高い勉強を効率よくこなすことが合格への最短ルートだと思います。

 自分と仲間を信じて頑張ってください。