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○推薦を受けたきっかけ

 私は元々、推薦を受けないつもりでいました。推薦を受けるには評定に自信がなかったし、部活に入っていなかったのでアピールポイントが少なかったからです。受けたとしてもどうせ受からないと思っていました。しかし、夏休み明けの放課後に、推薦の枠があるよと友達が声をかけてくれて、このチャンスを逃したら後悔するかもと思い、締め切りぎりぎりになって受けることに決めました。

○勉強内容

 志望理由書には、熱く強いやる気と自分がアドミッションポリシーと合致する学生であることをぶつけました。添削してくださる先生にアドバイスをもらいながら、何回も修正を繰り返しました。

 新設の学科であったため、小論文の過去問が無かったことに苦労しました。選抜方法に「小論文(日本語及び英語の文章や資料による出題)」としか書かれていなかったので、出題形式が全く分かりませんでした。練習量とバリエーションをこなすしかないと思い、食関連の他学部や他校の過去問をたくさん解きました。より内容の深い小論文を書くために、食に関する新聞のコラムや本、家庭科の教科書を読み、知識を集めていました。また、食について書かれた英文を読むようにして単語に対応できるようにしました。

○出題された問題

 出題された問題は、対策していた出題形式のものもあれば予想外のものもありました。英語は、食に関する内容の問題でした。京都府立大学の他学部の過去問の形式通りに出たので、受ける学部が新設であれば他学部でも同じ大学の過去問は解いておくべきだと思います。一方で、日本語の小論文は食に関する問題ではありませんでした。私は絶対に食関連のものが出ると思っていたため、本番でパニックになり、何も思いつかなくなって焦りました。本当にまさかの問題だったので、想定外の問題が出る可能性があることを頭に入れて対策するべきです。

 小論文の試験では、時間内にその場で自分の力で論理的な文章を書かないといけません。その時に読解力や文章力、社会の動きについての知識を持っていると、他の受験生と差をつける大きな利点になります。優れた小論文を書くためには、日頃から新聞や本、ニュースに触れて国語力と知識を身に付けておくといいと思います。

○最後に

 私は元々、推薦を受けるつもりはありませんでした。しかし、受ける機会に巡り合え、思い切って受験してみることにしました。小論文の勉強は初めてで思うように書けず、嫌になった時もありましたが、先生方の手厚い指導のおかげで実力・自信がつき、第一志望校に合格できました。

 私は受験を経験して、チャンスを掴みチャレンジすることがどれほど大切なことかを実感しました。皆さんも第一志望校に合格できる大きなチャンスとして推薦入試を受けてみることをおすすめします。