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 2018年08月07日
 

 サイエンスⅠの夏季実習の1つとして、サイエンスリサーチ科1年の10名が超伝導実習に参加しました。

 京都大学固体量子物性研究室にご協力いただき、液体窒素を使い低温の世界を体験した後、超伝導体の超伝導状態への変化を電気抵抗やマイスナー効果を用いて観測しました。液体窒素を用いた-196℃の世界では、バラやゴムボールを粉々にすることができたり、バナナで釘を打つことができたり、風船がしぼんだりし、テレビで見たことのある現象も実際に触り見ることで、新たな驚きや発見がありました。超電導状態への変化を見る実験では、実験後に実験データをグラフにすることで、超伝導変化をしている温度が一目でわかり、歓声が上がっていました。また、実験が予想とは異なるグラフが得られたグループもあり、「なぜこんなグラフになったのだろう」と科学の面白さの一端を味わいました。また、実験をスライドにまとめ、大学の先生方へ向けて発表を行う貴重な体験もさせてもらました。

 京都大学固体量子物性研究室の先生、学生の皆さま、ご協力いただき誠にありがとうございました。