研修旅行3日目は山梨県側の富士山山麓に向かいました。
この日は2・3クラスずつに分かれて、「西湖でのカヤック体験」、「青木ヶ原樹海と蝙蝠穴(こうもりあな)トレイル散策」、「富士山ミュージアムと富士山レーダードーム館の見学」の3つを行いました。
西湖でのカヤックは2人乗りか4人乗りの足漕ぎカヤックです。タイミングを合わせるとかなりスピードが出て西湖の対岸まで行くことができました。西湖は富士五湖の一つで、貞観大噴火によって流れ出た溶岩流でせき止められてできた湖で、カヤック乗り場の対岸はその時の溶岩流によって形成されており、カヤックの上から溶岩が固まってできた岩石やその地形を観察しました。
蝙蝠穴の散策では現地のネイチャーガイドさんの案内の元、貞観大噴火によってできた溶岩洞窟や縄状溶岩、多数の溶岩ドームの痕跡なども観察しました。洞窟内にはしゃがみながらでないと歩けないような場所もあり、洞窟探検を楽しみました。また、青木ヶ原樹海の散策では、溶岩流により土壌が浅く貧栄養であることからあまり高くない針葉樹が優占し、樹林内が似たような景観になること、岩石に含まれる磁鉄鉱によりコンパスの針が不規則な動きをすることといった、実際に現地にいかないとわからなかった体験をすることができました。
富士山ミュージアムでは世界遺産富士山の信仰や文化について、富士山レーダードーム館では富士山の気象について学びました。
この日の宿泊先は富士プレミアムリゾートでした。
夕食後には全員集合して研修旅行委員が考えたレクリエーションを行い、研修旅行最後の夜を満喫しました。